総合専⾨学校の⽇本⼯学院では、ゼンハイザージャパンによるNeumann製品で構成したドルビーアトモスに対応の「Neumann イマーシブ・デモルーム」を、蒲⽥校ミュージックカレッジ⾳響芸術科のレコーディングスタジオ内に設置した。

同ブランドのドルビーアトモス対応イマーシブ・デモルームは国内初で、今後同社によるユーザーを対象とした視聴体験やセミナーイベントなどの運⽤が開始される予定だ。また本校では、学⽣たちが同分野の最新技術を直により深く学べる場として、同科の実習にも活⽤していくとのこと。

臨場感や迫⼒が特⻑のイマーシブオーディオは、映画や⾳楽などで普及が進み注⽬を集める⼀⽅、イマーシブオーディオの制作に適した環境を整えることは簡単ではない。同施設では、イマーシブオーディオをより⾝近に感じ、まずは体験してもらいたいというゼンハイザージャパンの想いと、⽇本⼯学院による⾳響分野の⼈材育成として協⼒が実現した。
Neumannのモニタースピーカー「KHシリーズ」を中⼼に7.1.4chで構成、同じくNeumannのオーディオインターフェース「MT48」でコントロールでき、AES67*規格でのフルデジタル環境でNeumann製品を体験できる。
なお、本施設でのイベント情報は、ノイマンジャパン公式SNS等にて案内される予定とのこと。
*Audio Engineering Society (AES)が2013年9⽉に制定したAudio over IP技術の相互接続を実現するための標準規格

施設概要
施 設 名︓ Neumann イマーシブ・デモルーム
設置場所︓ ⽇本⼯学院専⾨学校 6号館5F ミュージックカレッジ⾳響芸術科 レコーディングスタジオ
スピカーシステム︓ ドルビーアトモス 7.1.4ch 対応システム
Neumann KH 150 AES67 × 7(L/C/R/Ls/Rs/Lrs/Rrs)
Neumann KH 120 II AES67 ×4(Ltf/Rtf/Ltr/Rtr)
Neumann KH 750 AES67 ×2(LFE)
Neumann MT 48 ×1(Monitor controller)
Stereo(Preset)
Neumann KH 420 ×2
Neumann KH 310 ×2
Neumann KH 80 DSP ×2
※KH 150およびKH 120 II計5種類のスピーカーの試聴が可能
Neumannについて
「Neumann.Berlin」の名で知られるGeorg Neumann GmbHは、スタジオグレードのオーディオ機器に特化した世界的なトップメーカーであり、U 47、 M 49、U 67、U 87をはじめとするレコーディング⽤マイクロフォンの伝説的名機の⽣みの親としても知られている。1928年の創業以来、Neumann.Berlinは数々の技術的イノベーションを起こし、いくつもの国際的な賞を授与。専⾨の電気⾳響変換機開発のほか、2010年よりテレビやラジオ放送、レコーディング、オーディオ制作といった市場向けのスタジオモニター製品開発も⼿掛けている。
Neumann初のスタジオヘッドフォンは2019年初頭にリリースされ、2022年以降はライブオーディオ⽤の、リファレンスクラスのソリューションに⼒を⼊れているとのこと。Georg Neumann GmbHは1991年よりゼンハイザー グループの傘下に⼊り、製品は現在、ゼンハイザーが世界中で展開する拠点ネットワークのほか、⻑期的な関係を構築してきた販売代理店を通じて各国で販売されている。
⽇本⼯学院/ミュージックカレッジについて
1947年に「創美学園」として開校した⽇本⼯学院は、東京・蒲⽥と⼋王⼦、北海道・登別にキャンパスを持つ総合専⾨学校。クリエイターズ、デザイン、ミュージック、IT、テクノロジー、スポーツ・医療の多彩な6カレッジ35学科107分野に1万⼈余りが在籍、これまでにのべ約26万⼈の卒業⽣を輩出。
ミュージックカレッジは、アーティスト・プレイヤー系、サウンドクリエイター系、⾳響・レコーディングエンジニア系、コンサートスタッフ・⾳楽スタッフ系、ダンサー・パフォーマー系の学科を設置。コンサートプロモーターなど多数の企業と提携し、多くの卒業⽣がコンサートや⾳楽業界のスタッフ、ミュージシャン、ダンサーとして活躍している。