去る10月16日から19日にかけて、アメリカ・ニューヨークの「Javits Convention Center」において、業務音響のカンファンレス/関連機器の展示会『AES New York 2019』が開催されました。
今回も例年どおり、業務用映像機器の展示会『NAB New York』との併催となり、世界中から多くの人が詰めかけました。
「Solid State Logic」が新型コンソール「ORIGIN」を発表、「Avid」が注目の「S4」と「S1」を展示/デモするなど、見どころの多かった今年の『AES New York』。
ここでは展示会場でお披露目された注目の新製品を紹介してゆきます。
McDSP
PROSOUND Vol.214でも特集記事を掲載している新製品、話題の「APB-16」。アナログ回路をプラグインで制御するという大変ユニークなプロセッサーだ
Metric Halo
オーディオIFの老舗メーカーである同社は「ULN-8」用DSPカードの新世代、“3d Extention”を発表。複数の「ULN-8」をリンクできるようになった
Neumann
新製品「KH 750 DSP」を発表。「KH 80 DSP」や「KH 120」、「KH 310」とベスト・マッチなDSP 制御のコンパクトなサブ・ウーファー
reProducer Audio
「Epic 5」が話題の同社は、新製品「Epic 55」を初披露。「Epic 5」のダブル・ウーファー・バージョンで、パッシブ・ラジエーターは背面に搭載
RME
日本でも販売が開始された小型ネットワーク・オーディオIF「Digiface」シリーズを中心に展示。写真の「Digiface AVB」は、AVB 対応のIF
Roswell
カリフォルニアの新興マイクロフォン・メーカー「Roswell」。写真の「mini K87」など、名機インスパイアのマイクを多数出品していた
Shure
話題の無指向性ラベリア/ヘッドセット・マイク「TwinPlex」を中心に展示。医療グレードという新開発ケーブルの屈曲性能を大々的にアピール
Softube
「Console」シリーズの新型サーフェース「Console 1 Fader」を初披露。10本のフェーダーを備えたDAW 用ミキシング・ソリューション
Solid State Logic
今年の『AES』の目玉、新型アナログ・コンソール「ORIGIN」を発表。32ch 入力/ 16+2 バスという仕様で、E-Series EQ も搭載
SPL
8ch マイク・プリアンプの新製品「Crescendo」を発表。内部電圧に余裕を持たせる独自の“120V Technology” によりピュアな音質を実現
タックシステム
海外でも人気が高いモニター・コントローラー「VMC-102」。ファームウェアのアップデートで、着実に進化を遂げている
Waves
ミキシング・ソフト「eMotion LV1」を中心としたターンキー・システム「SoundGrid Axis Proton」を発表。これだけでライブ・ミックスを開始できる
ヤマハ
先日リリースされた「Steinberg」のマスタリング・ソフト「WaveLab Pro 10」をデモ。リファレンス・トラックによるA/B 比較やビデオ再生に対応
ズーム
フィールド・レコーダーとしては初めて32bit 浮動小数点録音に対応した「F6」を中心に展示。小型筐体ながらXLR 入力端子を6 基搭載
Zylia
同社初のフィールド・レコーダー「ZYLIA ZR-1」を初披露。Ambisonics / 360° 収録を見据えた製品で、19ch の音声を220 時間以上収録可能