スバルの新型レヴォーグ、インプレッサ、XV、フォレスター用ディーラーオプションとして、パナソニック製ビルトインカーナビが設定された。各モデルとも車種専用に設計されており、パナソニックならではの高画質と高音質を楽しむことができそうだ。
大型のインフォテインメントディスプレイを採用したことで話題となった新型レヴォーグでは9V型画面を、インプレッサ、XV、フォレスターでは8V型画面が設定されている。いずれも高精細HD画質とし、地図画面はもちろんドラレコやブルーレイディスク、地デジ放送などの映像ソースをあますところなく表現する。各車とも、エンジン始動時に専用のオープニング画面が表示されるなど、オーナーの所有感も充たされそうな仕様だ。
今回、採用されたビルトインカーナビは、新設計によるユーザーインターフェイスが大幅に進化したものだ。パナソニックナビらしくブルーレイディスクの再生機能を備えるほか、車種専用音響チューンが施されている。
ナビ機能としては、基本性能として自社位置精度を向上させるほか、画面表示のパターンもより視認性が高くなるよう工夫が凝らされている。さらにスマートフォンとの機能連携にも磨きがかかり、地図データの更新やアプリ無しで音声認識による目的地設定を可能にした。
オーディオ面では、最大192kHz/24bitのハイレゾ楽曲ファイルをネイティブ再生(WAVおよびFLAC型式)する。またオプションで同社製「音の匠スピーカー」も設定、竹素材を使ったスピーカーを各車種ごとに選ぶことができるようになっている。ちなみに「音の匠スピーカー」はフロントの2ウェイ、リアのフルレンジがそれぞれ選択可能。
こちらもオプションとなるが、同社製のドライブレコーダーと組み合わせての使用もでき、この際にはHD画質で記録映像をナビ画面で再生、確認することができるようになる。
パナソニックのカーナビゲーションで特長的なのが安心安全サポート機能だろう。スバル用ビルトインカーナビにおいてもこの機能が盛り込まれており、逆走の注意喚起を画面表示するなど充実している。
新型レヴォーグでは「すべての移動を感動に変えるクルマ」と謳われるなど、スバル車ではディーラーオプションで積極的な高品質エンターテインメントを提供すべくラインナップしている。今回のパナソニック製ビルトインカーナビや専用の「音の匠スピーカー」により、その感動はより大きなものとなるのかもしれない。