10月23日から25日まで東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された「2026 東京インターナショナルオーディオショウ」。今回は、その中から編集部が注目した新製品情報をお届けする。

G408 ラックスマン

 ラックスマンのブースでは、創業100周年を記念した「CENTENNIAL」シリーズを中心に、同社の「現在地」と「未来」を示すような注目の新製品群が一堂に会していた。

画像: 創業100周年を記念した「CENTENNIAL」シリーズのラインナップをまとめたパネル

創業100周年を記念した「CENTENNIAL」シリーズのラインナップをまとめたパネル

 最大のハイライトは、今年6月に発売された100周年記念のフラグシップ・モノーラルパワーアンプ「B-100 CENTENNIAL」(¥5,500,000、税込、ペア)。80周年記念モデル「B-1000f」以来、およそ20年ぶりの登場となる記念モデルは、最新の増幅帰還エンジン「LIFES Ver.1.1」を搭載。さらにEI型電源トランスと10,000μFの大容量ブロックコンデンサーを組み合わせた、同社伝統の高慣性電源を擁する。強靭な電源部と回路設計がもたらす瞬時電源供給能力は、「圧倒的なリニアリティと比類なきドライバビリティを実現する」という。

画像: ラックスマン「B-100 CENTENNIAL」でフォーカル「Scala Utopia Evo」をドライブするデモが行なわれていた

ラックスマン「B-100 CENTENNIAL」でフォーカル「Scala Utopia Evo」をドライブするデモが行なわれていた

 自社デモンストレーションでは、この「B-100 CENTENNIAL」の試聴時間が重点的に組まれていた。フランス、フォーカルの大型スピーカー「Scala Utopia Evo」を駆動するサウンドは、まさに現在のラックスマンの到達点。これからのラックスマンの可能性も十二分に感じさせるものだった。初日15時開催の小野寺弘滋氏の講演には30分前から多くの来場者が行列をつくるなど人気ぶりが際立っており、来場者からスタッフへの声がけも活発だった。

画像: ブース内にはラックスマンの現行モデルを中心に参考出品なども所狭しと陳列されていた

ブース内にはラックスマンの現行モデルを中心に参考出品なども所狭しと陳列されていた

 展示では他にも、100周年記念機「P-100 CENTENNIAL」の技術を継承し、「LIFES Ver.1.1」による4chフルバランス構成を採用した単体ヘッドホンアンプの新製品「P-800u」(¥550,000、税込)が披露された。さらに、2027年春発売予定の100周年記念真空管プリメインアンプ「SQ-100 CENTENNIAL」が参考出品されたほか、100周年記念プリアンプが開発中であることも明らかにされた。Zシリーズや「L-100 CENTENNIAL」とフォーカルの各スピーカーを組み合わせた多彩な試聴プログラムも含め、聴きどころの多いブースだった。

画像: 4chフルバランス構成の単体ヘッドホンアンプの新製品「P-800u」

4chフルバランス構成の単体ヘッドホンアンプの新製品「P-800u」

画像: 2027年春に発売予定のKT88ビーム管4本のパラレルプッシュプル構成による真空管プリメインアンプ「SQ-100 CENTENNIAL」

2027年春に発売予定のKT88ビーム管4本のパラレルプッシュプル構成による真空管プリメインアンプ「SQ-100 CENTENNIAL」

G410 PROSTO

 PROSTOのブースでは、デンマークのスピーカーブランド、オーディオベクターの最新フロアー型モデル「R 5 Arreté」(¥4,180,000、税込、ペア)が国内初披露され、高い注目を集めていた。

画像: 国内初披露されたオーディオベクターの「R 5 Arreté」

国内初披露されたオーディオベクターの「R 5 Arreté」

 他のスピーカーと同様に、設計から製造まで本国で一貫し、ハンドメイドで組み上げられるこのモデルは、旗艦機「R 10 Arreté」の技術を直系で継承したRシリーズの最新作。2基のウーファーが役割を分担する3.5ウェイ構成を採用し、コンパクトな筐体から大型機さながらのスケール感と量感を引き出す。高域には最新方式の「AMTトゥイーター」を搭載し、53kHzまでの広帯域再生において優れた加速度と微細なダイナミクスを描き出すという。

画像: 「QR SE」シリーズのラインナップも展示

「QR SE」シリーズのラインナップも展示

 さらに第2世代の「Freedom Grounding」やクライオ処理コンデンサーなど旗艦機譲りの独自技術を惜しみなく投入。組み合わせるアンプの特性に合わせて調整可能な3段階のダンピング機構や、精密切削スパイクとデカップリング機構を備えた新設計の台座も採用された。仕上げは美しい4色が揃う。会場には「QR SE」シリーズのラインナップも展示されていた。

画像: ブースでは、カナダ・ムーンの「MOON 791」や「MOON 761」を組み合わせたデモが行なわれた

ブースでは、カナダ・ムーンの「MOON 791」や「MOON 761」を組み合わせたデモが行なわれた

 デモでは、カナダ・ムーンの「North Collection」からストリーミングDAC機能付プリアンプ「MOON 791」とデュアルモノ構成のパワーアンプ「MOON 761」を組み合わせたシステムで、ブルーグラス歌手のアリソン・クラウスなどを再生。さらにフランス、アトールのネットワークプレーヤー/プリアンプ「ST300 signature」や「MS120」などを組み合わせた試聴デモも実施されていた。

画像: 同社が扱うアトールの製品も展示。写真はプリメインアンプの「IN200EVO」

同社が扱うアトールの製品も展示。写真はプリメインアンプの「IN200EVO」

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