ヤマハから、コンパクトサイズのストリーミングアンプ「WXA-70A」と、ストリーマー「WXC-70A」が発表された。価格と発売日はWXA-70Aが¥220,000(税込)で11月下旬、WXC-70Aが¥165,000(税込)で12月中旬を予定している。
どちらもネットワーク再生機能を備えており、WXA-70Aはアンプ一体型、WXC-70Aはプリアンプ機能を備えたストリーマーで、お気に入りオーディオシステムをお持ちの方に向けてネットワーク再生を楽しんでもらうためのライナップという。

写真上・下段とも、左側がアンプ一体型「WXA-70A」で右側がストリーマーの「WXC-70A」。どちらもブラックとシルバーをラインアップしている
ヤマハでは10年ほど前に、ネットワーク対応モデル「WXA-50」と「WXC-50」を発売した。当時話題になリ始めていたApple MusicなどのストリーミングサービスやBluetooth経由の音楽再生に対応し、コンパクトながら本格サウンドが楽しめる製品として注目を集めた。今回の新製品はその進化版として、同社のサウンドフィロソフィーである「TRUE SOUND」はもちろん継承しつつ、2026年のオーディオに求められる技術を凝縮し、搭載している。
両モデル共通でネットワーク機能を搭載。ストリーミングサービスのQobuz Connect(アップデート対応予定)やSpotify、TIDALはもちろん、Google Cast、AirPlay、Roon Readyにも対応する。専用アプリ「MusicCast CONTROLLER」により、家中のどこでもシームレスに音楽を楽しめるマルチルーム体験も可能という。
もうひとつ、ヤマハ独自の自動音場補正機能「YPAO(Yamaha Parametric room Acoustic Optimizer)」も搭載した。ステレオ再生で重要となる初期反射音を制御する「YPAO-R.S.C.」に加え、64ビット精度でイコライジングを行うことで、設置環境に応じて最適な音を創り出してくれる。またその際の測定結果を活用し、小音量時にもより自然な音質補正効果が得られる「YPAO Volume」も実装した。

「WXC-70A」のリアパネル
入力端子も共通で、デジタル入力(光)、USB Type-A、アナログ入力(RCA)、LANを備える。さらにeARC HDMIも搭載し、対応テレビとつないで放送や配信、パッケージソフトも高音質で楽しめる。映画やドラマでセリフを聴き取りやすくする「ダイアログレベル調整」機能もついているので、全体のバランスを崩すことなく、より作品に集中できるだろう。
DACチップにはESS製「ES9039Q2M」を採用。さらにD/A変換時に流れるノイズの多いDAC電流を直接電源に戻す専用のリターンパス(帰還経路)を備えたDAC on Pure Groud設計も採用し、アナロググラウンドへのデジタルノイズの影響を排除している。この結果、クリアーなアナログ音声の再現が可能になったそうだ。
他にもノイズ低減のために、デジタル回路とアナログ回路を分けた内部構造を採用した。アナログオーディオ基板を下段、デジタル基板を上段に置いた二階建て構造で、これによりお互いの電気的干渉を最小限に抑えている。

本体はW220✕H73✕D267mm(アンテナは除く)のハーフサイズで、フロント/サイド/トップパネルには2mm厚のアルミ素材を使って、高い質感を備えた、美しく精緻な仕上げを実現している。正面には有機ELディスプレイを搭載し、入力ソースやボリュウムなどの情報をわかりやすい文字やピクトグラムで表示してくれる。
両モデルの違いは主にパワーアンプ回路の有無で、アンプ一体型のWXA-70Aは、そのパワーアンプ部に高性能デジタルアンプを内蔵した。そのデジタルアンプのパワーモジュールを電源回路やオーディオ回路から離すことでノイズの影響を最小限に抑えている。WXA-70Aの出力は70W✕2(4Ω)。
ヤマハでは10月23日〜25日に東京・国際フォーラムで開催される「2026東京インターナショナルオーディオショウ」でWXC-70Aの試聴会も予定しているそうだ。気になる方はタイムスケジュールを確認の上、散開してみてはいかがだろう。

