アイ・オー・データ機器から、CDの音源をスマホに取り込める「CDレコ」機能を搭載したCDプレーヤー「CD-P1」が発表された。発売は11月下旬の予定で、価格はオープン(想定市場価格34,800円前後)。

画像1: アイ・オー、CDレコ機能を搭載したCDプレーヤー「CD-P1」を11月に発売。音場感が広く、勢いのあるサウンドが楽しめる

 CD-P1は、角に丸みを持ったスクエアな製品で、白色筐体や丸いスピーカーユニット(グリル)が愛らしく、インテリアとしても映えそうなデザイン。開発自体は2年ほど前に始まっていたそうだが、今年、同社が創業50周年を記念して展開している周年記念モデルに認定されたそうで、その第2弾という扱いになっている。

 ではなぜ、PCいらずで、CDの音源をスマホに取り込めるCDレコをラインナップしているのに、このタイミングでCDプレーヤーを出したのかという点については、同社の調べでは、CDメディアを持っている人は、外ではスマホで好みの楽曲を楽しんでいる反面、自宅ではCDを直接聞いている人が多い(半数ほど)、という結果を得たそうで、ならば一体型のCDプレーヤーを出そう、という流れになったそうだ。つまりは、CD-P1一台で、CDの楽曲を、直接聴いて、スマホに録れて、CD情報を見られる、という使い方ができる。

画像2: アイ・オー、CDレコ機能を搭載したCDプレーヤー「CD-P1」を11月に発売。音場感が広く、勢いのあるサウンドが楽しめる

 機能面ではCDレコ&CDプレーヤーに特化していて、カセットテープやラジオ機能はなし。一方で、CDを取り込む際にネットワーク接続が必須なことから、ネット接続機能を持ち、取り込んだ楽曲には、アートワークや楽曲情報も付加され、背面にあるSDカードスロット、もしくはUSBメモリーに、記録・保存することになる。スマホへは、Bluetooth接続し、直接書きこめる。ディスクドライブは書き込みにも対応するので、CDからいったんデータをSDカードやUSBメモリーに取り込んだ後、CD-Rを作成することもできるそうだ。

画像: SDカードスロット、USB端子、電源はリアに配置

SDカードスロット、USB端子、電源はリアに配置

 CDからスマホへの取り込み(Bluetooth接続)は、これまでのCDレコ製品と同様で、CD一枚(60分)で、4分ほど。

 なお、CDプレーヤーという立ち位置のため、再生できるコンテンツ(SDカードやUSBメモリーから)は、CD規格(44.1kHz、16bit)のみという。対応するフォーマットは、FLAC、MP3、AAC(m4a)。

 ディスクドライブについては、既製品の「CDレコ6」のドライブをそのまま使っているそうで、フロント下部の蓋を開けると(手動)、カシュという音とともに、パソコンの周辺機器そのままの、薄型ドライブが飛び出してくる。モノとしてはDVDドライブになるそうで(DVDの再生はできない)、開発担当者の弁では、「こちらのほうが読み取り精度が高い(=音が良い)から」、というのが採用理由という。

画像3: アイ・オー、CDレコ機能を搭載したCDプレーヤー「CD-P1」を11月に発売。音場感が広く、勢いのあるサウンドが楽しめる

 ちなみに「CDレコ6」と同等の機能を有しているため、専用アプリ「CDレコミュージック」でのサブスク再生(Apple Music)やディスプレイオーディオ(Apple CarPlay、Android Auto)も楽しめるそうだ。(※表記 修正)

 本体正面にあるディスプレイは、3.5インチで、プレーヤーの設定や、取り込んだ楽曲のアートワーク(CDジャケット)、楽曲情報などを表示可能。視認性はよい。

画像4: アイ・オー、CDレコ機能を搭載したCDプレーヤー「CD-P1」を11月に発売。音場感が広く、勢いのあるサウンドが楽しめる
画像5: アイ・オー、CDレコ機能を搭載したCDプレーヤー「CD-P1」を11月に発売。音場感が広く、勢いのあるサウンドが楽しめる

 CDプレーヤーとしては、個人、個室、近接、での試聴を想定した音作り(チューニング)を施しているそうで、ボーカルの再現や音場感の醸成に留意している、ということだ。

 ここでは、発売に先駆けて短い時間ながら、実機の音を聞くことができたので、簡単にそのインプレッションも紹介したい。見かけは普通のCDプレーヤーだが、底面には鉄板が一枚組みこまれているそうで、重量感もあるし、音質にもいい影響を与えている。開発者曰く、上にも書いているように、パーソナル・ニアフィールドでの再生を想定したチューニングになっていて、とにかくボーカルがクリアに聞こえてくる(定位もしっかりしている)。音場も製品に正対して聞いていると、音の飛び出しというか前に出てくるパワーもあり、力強いサウンドが楽しめた。音場を広めるような仕組みを取り入れていないそうだが、エリアの広い音空間が楽しめた。

 同価格帯の製品と比べても、音場感の再現は優秀だったし、特にボーカルがクリアに聞けるのは美点。少し低音のこもりを感じたので、メニューから「スピーカー設定」を選び、「低音域」の設定を少し下げてやると、こもり感も解消された。ちなみに、底面に鉄板を入れている……ということだったので、本機をインシュレーターに載せたところ、グッと重心の下がった質感あるサウンドに変化。限られたコストの中でも、音質をよくすることに忠実に設計した結果が、現れていることが実感できた。

画像: ハンドルが付いているので、室内での持ち運びも簡単

ハンドルが付いているので、室内での持ち運びも簡単

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