「Hotaru」の試聴体験会に参加してきた
今回、試聴体験会が開催されたのは、東京は、世田谷区にある、二子玉川蔦屋家電でか行われた。体験会は、個別で説明が行われたこともあり、技術的なことから、製品の魅力まで、しっかりと製品の説明をしてくれるというものだった。

体験会が行われた二子玉川蔦屋家電の一室
「Hotaru」について
「Hotaru」は、昨年のミラノデザインウィークで初公開され、音と光で空間にも彩りをもたらすターンテーブルとして、全世界1000台限定で発売された。価格は、¥1,650,000(税込)。同社では、2022年に創業60周年を迎えた際に、ブランドステートメントとして「もっとアナログになっていく。」を掲げており、アナログの新たな可能性を追求している。新しいアナログ体験を創出するプログラムをとして「analog 〜 naturally」を2025年3月に始動、「Hotaru」は、その一環として開発されたモデルになる。
オールインワインターンテーブル『Hotaru』by Audio-Technica
youtu.be「Hotaru」は、単体で完結する製品となっており、フォノイコライザー、アンプ、スピーカーすべてが本体に内蔵されたオールインワンパッケージの製品だ。スピーカーは、ミッドレンジとツイーターを、正面から向かって左右にそれぞれ搭載する2Way方式を採用するなど、サウンド面も、過不足ないレベルで音を楽しめる仕様になっている。
トーンアームは、レコード盤への高い追従性と反応の速さからストレートタイプのものを採用しており、アームの素材には、カーボンを使用するなど軽さを求めた造りになっている。カートリッジには、同社のVM型カートリッジの「AT-VM740xML」を採用している。なお標準搭載されているカートリッジは、VM型だが、これは、MC型への交換も可能とのこと。

ストレートタイプのトーンアームを使用、素材はカーボンとなっていた

カートリッジは、オーディオテクニカのVM型カートリッジ「AT-VM740xML」を採用している
LEDライトを搭載するなど、新しい試みが施されたモデル
特徴的なのは、LEDライトを搭載していることだろう。20色のカラー展開が可能で、点灯モードは、常時点灯のベーシックモードや、滑らかな光が移ろうグラデーションモード、音の波を光として捉えるリンクモードの3種類を用意している。中でも、リンクモードは、音に連動して、点灯の仕方が変化するなど、幻想的な空間を演出することが可能となっている。
最大の特徴はプラッターの設置構造にある
ただ、「Hotaru」の最大の特徴は、プラッターの設置構造にある。そもそもプラッターは、レコード盤を直接載せる為、非常に重要な役割を果たすものとなっている。主な役割としては、不要な振動を抑えて、クリアな音質を引き出すこと。「Hotaru」ではこの不要な振動を抑えるために、フローティング構造を採用しており、プラッターを浮かせることで、振動の影響を受けにくくしている。構造自体は、リニアモーターカーと同じ原理とのことで、磁石の同極同士を設置することで、浮遊させている。これにより、本体が揺れたとしても、その振動は、土台が吸収してくれるため、プラッターには振動が伝わらないようになっている。開発者の話によると、この構造をつくり出すのが、非常に難しかったと話していたのが印象的だった。

プラッターを支えるフローティング構造は、必見、まさに浮いているのが分かる
操作自体は、とてもシンプルで、三つの(回転数、音量、LEDライト)ボタンで行なうだけとなっている。初めて、レコードプレーヤーに触れるという人でも、迷うことなく使用することができるだろう。なお、電源は、背面に設定されている。
実際に試聴してみて
試聴場所は、二子玉川にある蔦屋家電のある一室で行なわれたのだが、広めのリビングスペースと言った印象で、天井が一般的な住宅よりも高く設置されていた。一般住宅とは違う環境ながら、実際に「Hotaru」から放たれたサウンドは、一体モデルとは思えない程、低域から高域までバランスよく音を奏でてくれてたのが、とても好印象だった。音量を上げても、破綻することなく、もちろんビビり音などは皆無で、クラシックやジャズ、ダンスミュージックやハードロックなど、どのジャンルを聴いても、苦手なジャンルがないと思われるほどオールマイティに楽しめる印象だった。あくまでも個人的な感想になってしまうが、オールインパッケージの製品とは思えないほどクオリティの高い仕上がりに、思わず笑みがこぼれるほどだった。

ちなみに、背面には、外部音源を接続することができるLINE OUTとSUB WOOFER用の端子が設けられているから、手持ちのスピーカーやウーファーと接続して、さらに迫力のあるサウンドを楽しめる仕様になっていあたりは、さすがの一言につきる。

LEDライトに癒される
LEDライトは、20色からのカラー展開が可能ということで、前面の操作パネルに設置されたダイヤルをクルクルと回すと、さまざまな色に変化する様を楽しむことができる。また、ダイヤルを押すと、モードが変更され、音に合わせて、光が変化するリンクモードになるなど、聴覚だけでなく、視覚的にも楽しめるこの仕様は、非常に面白い試みで、聴く音楽に合わせて、モードを変化させれば、リラックス効果も得られそうな印象を受けた。個人的には、音と光によって非常に癒されたので、気持ちがラフになっているときなどには、最適かもしれない。




価格を聞いても、驚かなかった
価格を聞くと、¥1,650,000(税込)とのことだったが、オールイワンでありながら、高次元でバランスの取れたサウンドが楽しめるのと、このLEDの照明に癒されたことを考えると、決して高い買い物ではないかもしれない。即断即決で購入できる人は、なかなかいないかもしれないが、一度体験してみれば、きっと手に入れたくなるに違いない、それほどまでに魅力的な製品だった。
全国で体験会を実施中
体験会は、6月26日を皮切りに、全国7会場を巡る体験会ツアーを実施中だ。試聴会は、1日8回行われる予定で、それぞれの回では、1組限定となっているから、しっかりと自分のスタイルで音を楽しむことができる。日程は、次の通りだ。
【日程】
・7月10日(金)/7月11日(土):福岡天神 蔦屋書店
・7月18日(土)京都 蔦屋書店(残り僅か)※17日(金)は全て予約済み
・7月24日(金)/7月25日(土):TSUTAYA BOOKSTORE MARUNOUCHI(東京)
・7月31日(金)/8月1日(土):インターコンチネンタルピア8(横浜)
・8月7日(金)/8月8日(土):コンラッド名古屋
【試聴予約フォーム】
参加希望の人は、下記フォームより申し込みが行なえる。受付が完了次第、担当よりメールにて連絡が来るようになっている。1枠あたり45分となっており、1枠1組様限定となるため、気兼ねなく、試聴することができる。(各回入れ替え制。)
・申し込みフォーム:https://forms.gle/4jGocNz5zu6mXxxd7



