本日から、東京国際フォーラムでスタートした「OTOTEN2026」。例年話題の新製品も多く登場するこのイベントで今年一番の注目を集めるであろうモデルが、G409のハーマンブースでお披露目された。

画像: 「Summit K2」

「Summit K2」

 JBL、Summitシリーズのフラッグシップモデル「Summit K2」は、同ブランド創立80年の音響技術の結晶で、380mmウーファーを搭載した3ウェイ・フロアー型スピーカー。従来の「Project K2」の系譜を継ぎ、次の頂を示すラインナップとなる。価格は¥13,200,000(ペア、税込)で、2026年秋の発売を予定している。

 JBLでは1955年に発売された「D30085 Hartsfield」を筆頭に、1957年「D44000 Paragon」、1985年「DD55000 Everest」といったフラッグシップモデルを発売してきた。その中には1989年の「Project K2 S9500」の系譜に連なるモデルもあり、今回の「Summit K2」はその最新モデルということになる。

画像1: JBLからSummitシリーズのフラッグシップ「Summit K2」がお披露目! 驚きの新開発ドライバーが送り出す、豪快にしてキレの良い低音に驚いた【OTOTEN2026リポート 01】
画像: 3基のコンプレッションドライバーを組み合わせ、音をひとつの方向に送り出す3-into-1マニフォールドを搭載。ホーンの中央に見える突起部が音を繰り出すパーツで、3Dプリンターで成型されている

3基のコンプレッションドライバーを組み合わせ、音をひとつの方向に送り出す3-into-1マニフォールドを搭載。ホーンの中央に見える突起部が音を繰り出すパーツで、3Dプリンターで成型されている

 その特長は、本機のために新開発された新しいユニット構成を採用していることだろう。高音域用には、38mm D2コンプレッションドライバー「D2815」(Summit AmaやPumoriと同じ)をなんと3基搭載。独自の3-into-1マニフォールドでHDIホーンと結合することで、クロスオーバー帯域から可聴帯域全域にわたり、優れた解像度と高い指向制御性能を実現している。

 中音域には250mmミッドバス「JMW250SC」を搭載。デュアル・ネオジム磁気回路を備えたディファレンシャルドライブ構造の3インチボイスコイルと、デュアル・インバーテッドダンパーを採用し、高い応答性と低歪化を実現した。

 低音域を受け持つ380mmウーファー「JW380SC」は、HC4(ハイブリッド・カーボン・セルロース・コンポジット)コーン振動板と、マルチ・ネオジム磁気回路を備えた新型ディファレンシャルドライブ構造およびボイスコイルボビン前後両端を支持するデュアル・インバーテッドダンパーを採用。さらに家庭用モデルとして初となる4インチデュアルボイスコイルを搭載することで、大振幅時においても優れたリニアリティと超低歪を確保し、スケール感豊かな低域再生を実現するという。

画像2: JBLからSummitシリーズのフラッグシップ「Summit K2」がお披露目! 驚きの新開発ドライバーが送り出す、豪快にしてキレの良い低音に驚いた【OTOTEN2026リポート 01】
画像3: JBLからSummitシリーズのフラッグシップ「Summit K2」がお披露目! 驚きの新開発ドライバーが送り出す、豪快にしてキレの良い低音に驚いた【OTOTEN2026リポート 01】

 クロスオーバーネットワークには、MultiCapタイプを搭載。高剛性と制振性を両立したエンクロージャー構造とIsoAcoustics製のカスタムアイソレーションフィートを採用することで、設置時の不要な振動の影響を低減し、スピーカー本来の性能を引き出している。

 今日開催されたお披露目会では、マークレビンソンのプリアンプの新製品「No.626」と、パワーアンプ「ML-50」という組み合わせで、同じくマークレビンソンのレコードプレーヤー「No.5105」を使った音を聴くことができた。

 エヴァ・キャシディ『NIGHTBIRD』では、ライブの空気感が濃密に描き出され、そこでのエヴァのボーカル存在感も際立っている。クラシックのレコードから、『フレデリック・フェンネル指揮:ダラス・ウィンド・シンフォニー・トリティコ』もダイナミックで、広がりのある空間を再現してくれる。ビッグバンドから、『FOR DUKE』でのビート感、大口径ホーンらしいインパクトある再現性も印象的だ。

画像: スピーカー端子はトライワイアリング対応

スピーカー端子はトライワイアリング対応

画像: 写真右下段がマークレビンソンの新型プリアンプ「No.626」で、本日のお披露目時のみデモされた

写真右下段がマークレビンソンの新型プリアンプ「No.626」で、本日のお披露目時のみデモされた

 ハーマンブースでは、明日〜明後日の期間中に、様々なシステムでの試聴会を予定している。20日の10:30〜と18:00、21日の10:00〜と16:00〜にはSummit K2の試聴もできるので、気になる方は早めに会場に足を運んでいただきたい。

「Summit K2」の主なスペック

●型式:3ウェイ3スピーカー、バスレフ型
●使用ユニット:38㎜D2コンプレッションドライバー(D2815)×3+Sonoglass製 HDIホーン、250㎜ミッドバス(JMW250SC)、380㎜ウーファー(JW380SC)
●インピーダンス:4Ω
●感度:92dB/2.83V/1m
●再生周波数特性(-6dB):24.6Hz〜23.5kHz
●クロスオーバー周波数:270Hz、1,080Hz
●寸法/質量:W635×H1,280×D459mm/108kg

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