JULY 2026 NEW RELEASES - THE CRITERION COLLECTION

THE CRITERION COLLECTION has announced its JULY 2026 slate of 4K UHD BLU-RAY(6)and BLU-RAY(1)releases ー Amongst them are:CRUEL STORY OF YOUTH(1960)HUD(1963)ALICE DOESN'T LIVE HERE ANYMORE(1974)THE ELEPHANT MAN(1980)THE CRYING GAME(1992)and I'LL REMIND YOU OF EVERYTHING: THE FILMS OF MIKE MILLS(2010 - 2021)

画像: JULY 2026 NEW RELEASES - THE CRITERION COLLECTION

4K UHD BLU-RAY/BLU-RAY COMBO RELEASE
4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION

私は動物じゃない!人間だ!

クライテリオンからアナウンスされた2026年7月リリース・タイトル。まず7月7日に登場するUHD BLU-RAYタイトルは、デヴィッド・リンチの監督第2作『エレファント・マン』(1980)である。北米、英国で1980年に公開されて高い評価を受け、日本では翌年5月公開、日本での1981年洋画興行成績第1位に輝いた作品である。本作品はコメディ映画の一時代を築いたメル・ブルックス(ブルックスフィルム)が製作、従来のブルックス作品とは異なり、19世紀末の英国に実在したジョン・メリックの生涯を描いたヒューマン・ドラマに仕上げている。そのブルックスが監督に大抜擢したのは新鋭デヴィッド・リンチ(監督に依頼された時、リンチは屋根工事人として生計を立てていた)。パラマウントは監督に同社『天国の日々』の監督テレンス・マリックを候補に挙げていたが、『イレイザーヘッド』に感銘を受けたブルックスによる大英断であった。すでに『ヤング・フランケンシュタイン』(FOX)のモノクローム撮影で成功を収めていたブルックスは、パラマウントを説得、モノクローム撮影の承諾を取りつける。さらにオープニング・タイトルからブルックスのクレジットを除外したのは、「(風刺作家としての)私の名前があると、作品に対する視点を歪めてしまう恐れがあった」というブルックス自らの配慮によるものだ。

画像: United Kingdom, United States • 1980 • 123 minutes • Black & White • 2.35:1 • English ー When viewing this trailer, please set resolution to 1080p/HD

United Kingdom, United States • 1980 • 123 minutes • Black & White • 2.35:1 • English ー When viewing this trailer, please set resolution to 1080p/HD

撮影はテクニカラーの父ジャック・カーディフ監督作『息子と恋人』、エドワード・ズウィック監督作『グローリー』で2度のオスカーに輝くフレディ・フランシス。監督リンチとのコンビ作は本作の他に『砂の惑星』がある。他に『回転』『フランス軍中尉の女』『ケープ・フィアー』が代表作だが、監督して英ハマー・プロのホラー作品を多く手掛けるという異色の経歴を持つ撮影監督だ。本作品の4K UHD BLU-RAY化は、40周年を記念した2020年、スタジオカナル主導で行われている。修復・復元作業は先立つ2019年、リンチ監修のもとリマージネ・リトロヴァータ(チネテカ・ディ・ボローニャの映画修復研究所)にて開始。リマージネ・リトロヴァータでは35mmオリジナルカメラネガを16ビット4Kスキャン、デジタルレストア。カラーグレードはロサンゼルスのフォトケムで、同じくリンチ監修のもと行なわれている。LUT(ルックアップテーブル)はイーストマン・パンクロマチックフィルムPlus-X 5231。ちなみにPlus-X 5231は1956年に製造を開始、2010年にディスコンとなったクラシックネガ。フィルム感度はISO80(デイライト)/64(タングステン)、解像度100l/mm、粒状性RMS10という数値は決してハイスペックではないが、本作品のようなムードある絵作りには完璧に適合するという理由で採用されている。

画像2: 7月のクライテリオン『クライング・ゲーム 4K』『アリスの恋 4K』『青春残酷物語 4K』ほか【海外盤Blu-ray発売情報】

今回のクライテリオン4K UHD BLU-RAYは、2020年リリースのスタジオカナル4K版より大幅に遅れての登場となる。本作品の権利は、英国を含む欧州ではスタジオカナルが保持。一方、北米地区での権利はいささか複雑で、かつてはパラマウントが保持していたが、その後にスタジオカナルへ移行した。クライテリオンが米国で4K UHD BLU-RAYを出すには、スタジオカナルとの新たな契約と、欧州地区での先行販売期間(独占期間)の終了を待つ必要があった。さらに2020年の時点でクライテリオンが、まだ4K UHD市場への参入に慎重であり、本作品のリリースは(2020年4Kレストア・マスターを使用した)BLU-RAYリリースに留まっていた(クライテリオン4K UHD BLU-RAYリリースは2021年11月開始)。今回のリリースに当たってクライテリオンは、単なる再販ではなく、追加の映像補修や新たなグレーディングを行っている。特に後者は、HDR仕様のスタジオカナル版に対し、SDR(BT.709)グレード。これはスタジオカナル版と徹底比較し「オリジナルの画トーンをより正確に再現するための決定である」とコメントしている。またクライテリオン独自の特典映像(リンチ自らが朗読する自伝の抜粋など)も収録している。

画像3: 7月のクライテリオン『クライング・ゲーム 4K』『アリスの恋 4K』『青春残酷物語 4K』ほか【海外盤Blu-ray発売情報】

4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION FEATURES

  • 4K DIGITAL RESTORATION, with uncompressed stereo soundtrack
  • SDR / BT.709 PRESENTATION OF THE FILM
  • One 4K UHD disc of the film and one Blu-ray with the film and special features
  • Director David Lynch and critic Kristine McKenna reading from Room to Dream, a 2018 book they coauthored
  • Archival interviews with Lynch, actor John Hurt, producers Mel Brooks and Jonathan Sanger, director of photography Freddie Francis, stills photographer Frank Connor, and makeup artist Christopher Tucker
  • Audio recording from 1981 of an interview and Q&A with Lynch at the American Film Institute
  • The Terrible Elephant Man Revealed, a 2001 documentary about the film
  • Joseph Merrick: The Real Elephant Man, a 2005 program featuring archivist Jonathan Evans
  • Trailer and radio spots
  • English subtitles for the deaf and hard of hearing
  • PLUS: Excerpts from an interview with Lynch from the 2005 edition of filmmaker and writer Chris Rodley's book Lynch on Lynch, and an 1886 letter to the editor of the London Times concerning Merrick by Francis Culling Carr Gomm, chairman of the London Hospital

Released: JULY 7, 2026
List Price: $49.95 USD(4K UHD + BLU-RAY 2-DISC SET)$39.95 USD(BLU-RAY 1-DISC)

画像1: 4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION FEATURES
画像: ーー When viewing this clip, please set resolution to 2160p/4Kーー

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タイトルエレファント・マン
1980
監督デヴィッド・リンチ
製作ジョナサン・サンガー
製作総指揮スチュアート・コーンフェルド メル・ブルックス
原作フレデリック・トリーブス アシュリー・モンタギュー
脚本クリストファー・デヴォア エリック・バーグレン デヴィッド・リンチ
撮影フレディ・フランシス
音楽ジョン・モリス
出演ジョン・ハート アンソニー・ホプキンス アン・バンクロフト ジョン・ギールグッド ウェンディ・ヒラー フレディ・ジョーンズ マイケル・エルフィック ハンナ・ゴードン ヘレン・ライアン ジョン・スタンディング デクスター・フレッチャー レスリー・ダンロップ フィービー・ニコルズ フレデリック・トレヴェス キャスリーン・バイロン ジェラルド・ケイス ケニー・ベイカー

AWARDS

アカデミー賞1980年
★ ノミネート作品 監督 主演男優 脚色 撮影 作曲 編集 美術監督・装置編集 衣装デザイン

4K UHD BLU-RAY/BLU-RAY COMBO RELEASE
DIRECTOR-APPROVED 4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION

愛が、次の手を決める。でも切り札は秘密。

『エレファント・マン』リリースの翌週、7月14日には貴重な3タイトルがラインナップされている。まず1本目はアイルランド出身の偉才ニール・ジョーダン監督作『クライング・ゲーム』(1992)である。国際的センセーションを巻き起こし、1990年代のインディーズ映画ブームを代表する傑作となった本作品は、脚本と演出を務めたジョーダンにとっても大きな転機となった作品である。『狼の血族』『モナリザ』で注目を集めたジョーダンは、ハリウッドに招かれ『プランケット城への招待状』『俺たちは天使じゃない』『スターダスト』を監督。いずれの作品でもブレイクできずに低迷するも、英国に戻って撮った本作品で起死回生の一打を放ってみせた。この魅力的なスリラーは数々の映画賞レースを賑わせ、ジョーダンの脚本はアカデミー賞受賞を果たしたが、それは必然の帰結だった。映画ファンなら誰もが複数回鑑賞して楽しむべき作品であり、ジョーダンの監修・承認を経た本盤がシネフィル垂涎の4Kデジタルレストア版となるのは間違いなかろう。

画像: United Kingdom • 1992 • 112 minutes • Color • 2.39:1 • English ー When viewing this trailer, please set resolution to 720p

United Kingdom • 1992 • 112 minutes • Color • 2.39:1 • English ー When viewing this trailer, please set resolution to 720p

映画は北アイルランドで幕を開ける。休暇中の英国軍兵士ジョディ(フォレスト・ウィテカー)が、軍に捕らえられた仲間たちを釈放する人質として、IRAの一団に誘拐された。アジトに幽閉されたジョディの見張りにはファーガス(スティーヴン・レイ)という男があたったが、ふたりは多くの時間を共に過ごし、親密な関係を築いていく。ジョディはファーガスに「もし自分に何かあったら、ロンドンにいる恋人に会って『愛していた』と伝えてほしい」と頼むが・・・。本作品についてこれ以上語ることは、サプライズを台無しにする恐れがあるので控えるが、たとえ何が起こるかを知っていたとしても、観る者の心を掴んで離すことのない完成度の高い映画である。

画像1: 愛が、次の手を決める。でも切り札は秘密。

撮影監督は『あなたがいたら/少女リンダ』『エドワードⅡ』『バック・ビート』などで知られるイアン・ウィルソン。作品ごとに撮影スタイルを柔軟に変え、「カメレオンのような撮影監督」として高い評価を得ているウィルソンだが、その鋭い映像センスはかつてないほど冴え渡っている。ウィルソンの撮影テクニックは、物語の謎やキャラクターの二面性を視覚的に補完する重要な役割を果たしており、とりわけ「光の巨匠」と謳われる彼の明暗技法に注目されたい。たとえばサスペンスフルな前半では、ミステリーや緊張感を高めるための古典的な手法を取り入れ、影を強調したローキー・ライティングを多用している。一方、ロンドン・シークエンスではよりソフトな拡散光を用い、キャラクター間の心の距離が縮まっていく様子や、孤独な都会の中での親密な空気感を生み出している。このように物語が進むにつれ心理的な光彩操演の変化を楽しめるが、全編を通じて顔の半分を陰影に沈めるサイド・ライティングが印象的に使われており、隠された真実を示唆してみせて巧みだ。

画像2: 愛が、次の手を決める。でも切り札は秘密。

スティーヴン・レイ演じるファーガスは、感情をあまり表に出さないキャラクターだ。ウィルソンはファーガスの心の機微を伝えるために、瞳の中にキャッチライトを入れることに拘った。たとえ顔全体が影に覆われたショットでも、瞳に一点の光を構築することで、彼が抱いている深い葛藤や惻隠の情を観客に伝えてみせる。またサイドライトで顔の彫りを深く刻印し、ファーガスが背負っている消せない過去、その責任や重みを視覚的に表現している。これらはウィルソンによる撮影アプローチのほんの一部。クールトーンとウォームトーンの対比、タイトなクローズアップ、主観的なフレーミング、オフセンターのミザンセヌ、鏡像操演も含めて、4K/HDRの観どころとなろう。

なぜこのシーンに、この光が必要なのか?それを考え、光を構築する。だが影があるからこそ、光が意味を持つことを忘れてはいけない。影の中にこそ、観客の想像力が入り込む余地がある。撮影監督イアン・ウィルソン(1939 - 2021)

画像: なぜこのシーンに、この光が必要なのか?それを考え、光を構築する。だが影があるからこそ、光が意味を持つことを忘れてはいけない。影の中にこそ、観客の想像力が入り込む余地がある。撮影監督イアン・ウィルソン(1939 - 2021)

DIRECTOR-APPROVED 4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION FEATURES

  • NEW 4K DIGITAL RESTORATION, supervised and approved by director Neil Jordan, with 2.0 surround DTS-HD Master Audio soundtrack
  • HDR PRESENTATION OF THE FILM(DOLBY VISION / HDR10 COMPATIBLE)
  • One 4K UHD disc of the film and one Blu-ray with the film and special features
  • Audio commentary featuring Jordan
  • New interviews with Jordan and actor Stephen Rea
  • Making-of documentary from 2005 featuring interviews with Jordan, Rea, and producer Stephen Woolley
  • Alternate ending featuring audio commentary by Jordan
  • English subtitles for the deaf and hard of hearing
  • PLUS: Essays by film critics Tasha Robinson and Willow Catelyn Maclay

Released: JULY 14, 2026
List Price: $49.95 USD(4K UHD + BLU-RAY 2-DISC SET)$39.95 USD(BLU-RAY 1-DISC)

画像: DIRECTOR-APPROVED 4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION FEATURES
タイトルクライング・ゲーム
1992
監督ニール・ジョーダン
製作スティーヴン・ウーリー
製作総指揮ニック・パウエル
脚本ニール・ジョーダン
撮影イアン・ウィルソン
音楽アン・ダッドリー
出演スティーヴン・レイ ミランダ・リチャードソン フォレスト・ウィテカー ジェイ・デヴィッドソン エイドリアン・ダンバー ブレッフィニ・マッケンナ ジム・ブロードベント

AWARDS

アカデミー賞1992年
☆ 受賞脚本
★ ノミネート作品 監督 主演男優 助演男優(ジェイ・デヴィッドソン)編集(カント・パン)

4K UHD BLU-RAY/BLU-RAY COMBO RELEASE
DIRECTOR-APPROVED 4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION

歌手になりたい・・・ すべてを失った今 夢を求めて旅を行くアリスに過去はない!

ニューメキシコ州ソコロで暮らす35歳のアリス・ハイアット(エレン・バースティン)は、トラック運転手の夫ドナルド(ビリー・グリーン・ブッシュ)とひとり息子トミー(アルフレッド・ラッター)を持つ平凡な主婦。夫が事故死したことにより、彼女の人生に大きな変化が訪れる。少女時代に歌手になることを夢見ていたアリスは、その夢にふたたびチャレンジするため、トミーを連れて生まれ故郷のカリフォルニア州モントレーへと旅立つが・・・。前年に『ミーン・ストリート』を放って注目されたマーティン・スコセッシが、初めて女性を主人公に監督した初のメジャー(ワーナー)作品『アリスの恋』(1974)の登場である。主演のバーンステインはみごとオスカー主演女優賞に輝いた。

画像: United States • 1974 • 112 minutes • Color • 1.85:1 • English ー When viewing this trailer, please set resolution to 1080p/HD

United States • 1974 • 112 minutes • Color • 1.85:1 • English ー When viewing this trailer, please set resolution to 1080p/HD

『エクソシスト』を撮影も佳境に入った頃、ワーナーの首脳陣はバースティンに別のプロジェクトで一緒に仕事をしたいと申し出た。だがワーナーが示した脚本のいずれも、彼女を満足させるものではなかった。1960年代後半から1970年代前半にかけて女性解放運動が世界中に広まり、バースティンもこれまでとは違う女性の視点から描いた映画を作りたい、誰もが共感できる女性を演じたいと考えていたのだ。そこで彼女のエージェントが探してきた脚本をワーナーに送ったところ、スタジオ首脳陣も映画化を受諾。監督は誰がいいか?監督を自由に選べる機会を与えられたバースティンは、親交のあったフランシス・フォード・コッポラに相談。新しくて刺激的な監督を知らないか? アイデアを求められたコッポラは『ミーン・ストリート』を観るように助言した。『ミーン・ストリート』を観たバースティンは感激したものの、不安もよぎったという。果たしてこの若い映画監督は、女性の描き方を知っているのだろうか?スコセッシと面談したバースティンが「女性について知っているか?」と質問すると、スコセッシは「何も知らない。でもこれから学ぶつもりだ」と返答。バースティンはその答えを大いに気に入り、無事契約の運びとなった。

画像: 歌手になりたい・・・ すべてを失った今 夢を求めて旅を行くアリスに過去はない!

試写会を予約して『ミーン・ストリート』を観た。そして、まさに『アリスの恋』に必要なものだと感じた。『アリスの恋』の脚本は素晴らしく、よく書かれていたが、私の好みからすると少し洗練されすぎていた。良い意味で、ドリス・デイとロック・ハドソンの映画ような感じだった。私はもう少し荒削りなものが欲しいと思っていた。エレン・バースティン

『アリスの恋』は女性解放についての映画だと言う人もいるが、それは少し焦点がずれていると思う。これは人間の解放についての映画だ。だがベルイマンの『ある結婚の風景』のように6時間あれば、登場人物のさまざまな側面を描けるが、8人の登場人物の間で4つか5つの異なる関係が展開する映画を作ろうとするのは、少し野心的すぎた。私はマーシャ・ルーカス(編集/『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でオスカー受賞)と協力し、ストーリーに大幅な変更を加えた。最終的に112分という劇場上映に適した長さとなったが、オリジナルカットは3時間16分だった。登場人物に関する多くの部分をカットせざるを得ず、いまでも本当に残念に思っている。マーティン・スコセッシ

画像1: 『アリスの恋』は女性解放についての映画だと言う人もいるが、それは少し焦点がずれていると思う。これは人間の解放についての映画だ。だがベルイマンの『ある結婚の風景』のように6時間あれば、登場人物のさまざまな側面を描けるが、8人の登場人物の間で4つか5つの異なる関係が展開する映画を作ろうとするのは、少し野心的すぎた。私はマーシャ・ルーカス(編集/『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でオスカー受賞)と協力し、ストーリーに大幅な変更を加えた。最終的に112分という劇場上映に適した長さとなったが、オリジナルカットは3時間16分だった。登場人物に関する多くの部分をカットせざるを得ず、いまでも本当に残念に思っている。マーティン・スコセッシ

撮影監督は『ミーン・ストリート』に続いてケント・ウェイクフォードが担当。ドキュメンタリー出身の経歴を活かした主観的リアリズム手法は本作品でも活用されおり、 アリスの不安定な心情を視覚的に伝えるためにカメラ(ARRIアリフレックス35 BL)を静止させず、ハンドヘルドやドリー、クレーンを多用。俳優たちの即興的な演技に合わせてカメラが動くことで、映画とドキュメンタリーの境界を曖昧にするような臨場感や生々しい現実感を生み出している。主要レンズはパナビジョンの28mm広角レンズ。これによって物理的に登場人物に接近しつつ、周囲の環境(ダイナーの喧騒や街の空気感)を広く捉えることで没入感を高めている。ロードムービーの味わいも持つ本作品では、バーやダイナーといったロケ地の本来の明かりを損なわないよう、その場にある光や自然光を使うアベイラブルライト手法が徹底されており、全編を通じて控えめで効果的な光源操演が施されている。

画像6: 7月のクライテリオン『クライング・ゲーム 4K』『アリスの恋 4K』『青春残酷物語 4K』ほか【海外盤Blu-ray発売情報】

重要な舞台のひとつとなるメルズ・ダイナーでのシーンでは、安っぽい蛍光灯や外から差し込むフラットな自然光をそのまま採用。アリスが置かれている華のない現実を、視覚的に強調してみせた。アリスとトムが滞在する狭いモーテルの部屋では、光と影の使い方が非常に効果的。母子の親密さと、逃げ場のない閉塞感を対比させている。色調は落ち着きのあるアースカラー、ベージュ、パステル、くすみカラーを軸に構成される穏やかなジェントル・パレット。前作『ミーン・ストリート』の赤を基調とした夜の都会的なトーンとは対照的に、南西部の強い日光や明るい色調も取り入れた、より女性的で開放的なムードを創出。随所に散りばめられたヌーヴェルヴァーグの手法、たとえば感情の揺れを表現するためのラックズーム(急激なズーム)や、時間の経過を意図的に飛ばすジャンプカットが多用され、物語にエッジを効かせている点にも注目されたい。

画像2: 『アリスの恋』は女性解放についての映画だと言う人もいるが、それは少し焦点がずれていると思う。これは人間の解放についての映画だ。だがベルイマンの『ある結婚の風景』のように6時間あれば、登場人物のさまざまな側面を描けるが、8人の登場人物の間で4つか5つの異なる関係が展開する映画を作ろうとするのは、少し野心的すぎた。私はマーシャ・ルーカス(編集/『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』でオスカー受賞)と協力し、ストーリーに大幅な変更を加えた。最終的に112分という劇場上映に適した長さとなったが、オリジナルカットは3時間16分だった。登場人物に関する多くの部分をカットせざるを得ず、いまでも本当に残念に思っている。マーティン・スコセッシ

DIRECTOR-APPROVED 4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION FEATURES

  • NEW 4K DIGITAL RESTORATION, supervised and approved by director Martin Scorsese, with uncompressed monaural soundtrack
  • HDR PRESENTATION OF THE FILM(DOLBY VISION / HDR10 COMPATIBLE)
  • One 4K UHD disc of the film and one Blu-ray with the film and special features
  • Audio commentary featuring Scorsese and actors Ellen Burstyn, Jodie Foster, Kris Kristofferson, Diane Ladd, and Alfred Lutter
  • New conversation between Burstyn and film critic Farran Smith Nehme
  • New interview with editor Marcia Lucas
  • Making-of documentary featuring Burstyn and Kristofferson
  • Trailer
  • English subtitles for the deaf and hard of hearing
  • PLUS: An essay by film

Released: JULY 14, 2026
List Price: $49.95 USD(4K UHD + BLU-RAY 2-DISC SET)$39.95 USD(BLU-RAY 1-DISC)

画像7: 7月のクライテリオン『クライング・ゲーム 4K』『アリスの恋 4K』『青春残酷物語 4K』ほか【海外盤Blu-ray発売情報】

タイトルアリスの恋
1974
監督マーティン・スコセッシ
製作デヴィッド・サスキンド オードリー・マース
脚本ロバート・ゲッチェル
撮影ケント・L・ウェイクフォード
音楽リチャード・ラサール
出演エレン・バースティン クリス・クリストファーソン ビリー・グリーン・ブッシュ アルフレッド・ルター ジョディ・フォスター ダイアン・ラッド ハーヴェイ・カイテル ヴァレリー・カーティン ローラ・ダーン

AWARDS

アカデミー賞1974年
☆ 受賞主演女優賞
★ ノミネート助演女優賞(ダイアン・ラッド)脚本
カンヌ国際映画祭1974年
★ ノミネート最高賞パルム・ドール

4K UHD BLU-RAY/BLU-RAY COMBO RELEASE
4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION

生きて人生を抜け出せる奴はいない

ピーター・ボグダノヴィッチの名篇『ラスト・ショー』に先立つこと8年、名匠マーティン・リットが放ったネオウエスタン『ハッド』(1963)の登場である。かつて飲酒運転による自動車事故で兄を死なせたハッド(ポール・ニューマン)がテキサスの牧場に帰って来た。彼の老いた父ホーマー(メルヴィン・ダグラス)は裸一貫で叩き上げた牧場主だったが、親子の間に温かい愛情は通っていない。兄を死なせた過去を背負いながらも、道徳心を持たず身勝手に生きるハッド。かたや古き良き西部の道徳を重んじる父。ふたりの冷たい関係が続くなか、兄の遺児ロニー(ブランドン・デ・ワイルド/『シェーン』のジョーイ少年)は粗暴なハッドに懐いていた。心優しい家政婦アルマ(パトリシア・ニール)も、彼の本質に気づきながらも思いを寄せている。そんなある日、飼い牛に家畜伝染病である口蹄疫の感染が発覚する・・・。ニューマン以下演技陣の忘れ難い魅力と名演を得て、社会派監督リットが持ち前の鋭い演出力を発揮、伝統的なアメリカの価値観の崩壊を描き切った秀作である。

画像: United States • 1963 • 112 minutes • Color • 2.35:1 • Black & White ー When viewing this trailer, please set resolution to 1080p/HD

United States • 1963 • 112 minutes • Color • 2.35:1 • Black & White ー When viewing this trailer, please set resolution to 1080p/HD

大戦後、劇作家や舞台俳優として活躍した監督リットは、躍進するテレビ界に活躍の場を移し、ディレクター兼プロデューサーとして成功を収めた。だが1952年、赤狩りのブラックリストに載ったことからテレビ界で干されてしまう。それから5年の間、リットは俳優養成所の名門アクターズ・スタジオで教鞭を執って生計を立てることになるが、その時の教え子のひとりがニューマンである。師弟関係にあったふたりは映画でも名コンビとなり、本作品のほかに『長く熱い夜』(1958)『パリの旅愁』(1961)『青年』(同年)『暴行』(1964)『太陽に中の対決』(1967)でコンビを組んでいる。『長く熱い夏』の後、ふたりは自分たちのプロジェクトをよりクリエイティブにコントロールするため、独立系制作会社セイラム・プロダクションズを設立。同社はパラマウントと3本の映画の契約を結び、本作品はその最初の映画となる。

画像1: 生きて人生を抜け出せる奴はいない

批評的にも商業的にも大成功を収めた本作品の原作は、ラリー・マクマートリーの小説『Horseman, Pass By(騎馬の人よ、過ぎ行け)』。前述の『ラスト・ショー』もマクマートリーの小説の映画化作品である。『長く暑い夜』の脚本家アーヴィング・ラヴェッチとハリエット・フランク・Jrが映画化を持ち掛けたこの原作小説は、テキサス挽歌ともいえる抒情的な小説であり、死んだ兄の遺児ロニーに焦点を当てている。ハッドは脇役に過ぎない。だがリットとニューマン、ラヴェッチとフランク・Jrはハッドのキャラクターを主役に拡大し、設定をホーマーの継子から息子に変更、ホーマーの妻のキャラクターも削除している。厳格で誠実な父親ホーマー(旧来の価値観の象徴)とより直截的に対立させ、父親を嘲笑するような現代的な悪徳を体現させたのである。父親だけではない。ハッドはあらゆる人間関係を断絶させてしまう存在として描かれている。ひと昔前なら完璧な悪役である。

画像9: 7月のクライテリオン『クライング・ゲーム 4K』『アリスの恋 4K』『青春残酷物語 4K』ほか【海外盤Blu-ray発売情報】

当初、リットたちの狙いも、道徳的な反面教師としてのハッドを形成することにあったという。しかしニューマンの圧倒的な魅力が思わぬ反応をもたらした。さらに拍車をかけたのが、出口の見えない問題となりつつあったベトナム戦争、人種問題の深刻化といった当時の背景である(本作品公開から半年後にはケネディ大統領が暗殺される)。既成の価値観が崩れ始めていたシニカルなムードとが相まって、当時の若い観客は身勝手に生きるハッドをクールな反逆者として共感し、拍手喝采したのである。これが本作品を伝説的なアンチヒーロー映画たらしめている大きな要因となっている。

画像2: 生きて人生を抜け出せる奴はいない

本作品の際立った特徴のひとつが、撮影監督ジェームズ・ウォン・ハウによる白黒スコープ撮影である。本作品を配給するパラマウントはカラー映画を求めていたが、ハウは敢えて白黒撮影を選び、リットとニューマンも賛同した。カラーは現実をそのまま写しすぎてしまい、時に観客の注意を散ら散らす邪魔なものになる。一方、白黒は色彩がない分、光の強弱や質感、構図そのものに集中させることができ、道徳的な曖昧さやリアリズムを表現するのにもっとも適している。これがハウの考え方だ。全編を通じてテキサス西部の小さな町の荒涼とした風景が刻印されているが、ハウのレンズを通して見た西部はかつてないほど寂寥とした希望のない場所に映る。町の隅々から生活様式、家畜の一頭一頭に至るまで、すべてが死んでいるか死にかけているように切り撮られているのだ。

画像3: 生きて人生を抜け出せる奴はいない

映像によるリアリズムの追求が本作品の目指すところであったため、スタジオセットを離れてロケーション撮影を重視している。とはいえ、木が一本も生えていない平坦な土地が舞台。どんなカメラマンでも撮影を諦めてしまうような場所だ。だがハウはその荒涼とした土地を逆手に取り、忘れ難い映像を作り出した。頻繁に使用される25mmの広角レンズは、農家を取り囲む大地の広大さと孤独な空虚感を強調。強い光と深い影のコントラストを生み出し、ときには地面からの反射光を利用して顔を照らすなど、グレートーンを可能な限り排除することで道徳的葛藤を伝えている。室内ショットでは裸電球照明を多用。光の質や広がりを変化させる照明補助機材を使わず、裸電球の光源のみを使用し、全方向性の光を生成してシャープで硬質な陰影と高いコントラストを生み出すている。

ある重要な場面で忘れ難いショットがある。長く続く道。ハッドが車で走り去っていく。長く遠ざかる光景を撮るにあたり、高い位置にカメラクレーンを設置し、ハイアングルから地平線を見下ろすように撮影したショットだ。広大な土地と空間の広がりを強調したこのショットは、ハッドの人物像を象徴するモチーフとなった。このように数多くの小さなディテイルを組み合わせることで、ドラマに視覚的なインパクトを与えているのだ。60年代のハウ作品は中西部ゴシック(Midwestern Gothic)と呼ばれ高い評価を受けており、本作品で2度目のオスカーに輝いたのも頷けよう。

画像4: 生きて人生を抜け出せる奴はいない

4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION FEATURES

  • NEW 4K DIGITAL RESTORATION, with uncompressed monaural soundtrack
  • SDR / BT.709 PRESENTATION OF THE FILM
  • One 4K UHD disc of the film and one Blu-ray with the film and special features
  • Audio excerpts from a 1974 American Film Institute seminar with director Martin Ritt
  • New interview with actor Sally Field, conducted by author Isaac Butler, on Ritt and Hud
  • New interview with cinematographer Roger Deakins on director of photography James Wong Howe
  • Episode of Inside the Actors Studio, hosted by James Lipton, featuring actor Paul Newman
  • English subtitles for the deaf and hard of hearing
  • PLUS: An essay by author and film scholar Gabriel Miller and a 1963 American Cinematographer interview with Howe

Released: JULY 14, 2026
List Price: $49.95 USD(4K UHD + BLU-RAY 2-DISC SET)$39.95 USD(BLU-RAY 1-DISC)

画像10: 7月のクライテリオン『クライング・ゲーム 4K』『アリスの恋 4K』『青春残酷物語 4K』ほか【海外盤Blu-ray発売情報】

タイトルハッド
1963
監督マーティン・リット
製作マーティン・リット アーヴィング・ラヴェッチ
原作ラリー・マクマートリー
脚本アーヴィング・ラヴェッチ ハリエット・フランク・Jr
撮影ジェームズ・ウォン・ハウ
音楽エルマー・バーンスタイン
出演ポール・ニューマン メルヴィン・ダグラス パトリシア・ニール ブランドン・デ・ワイルド ウィット・ビセル ジョン・アシュレイ ヴァル・アヴェリー クラハン・デントン ジョージ・ペトリ

AWARDS

アカデミー賞1963年
☆ 受賞撮影賞(白黒)
★ ノミネート監督 主演男優 主演女優(パトリシア・ニール)助演男優(メルヴィン・ダグラス)脚色 美術監督・装置賞(白黒/ハル・ペレイラほか)

4K UHD BLU-RAY/BLU-RAY COMBO RELEASE
4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION

破滅することを心配なんかしていたら何も出来るもんか!!

安保闘争で社会が不穏な空気に包まれていた1960年。この年、日本映画界に革命を起こした大島渚監督作品『青春残酷物語』(1960)が4K UHD BLU-RAY化される。当時、松竹ヌーヴェル・ヴァーグの旗手として強い支持を得ていた大島の監督第2作である。物語は無軌道に生きる女子高生・真琴(桑野みゆき)と、彼女を助けた大学生・清(川津祐介)の出会いから始まる。ふたりはすぐに恋に落ちるが、それは純愛とは程遠いものであった。欲望のおもむくままに生きながら、じわりじわりと破滅へと向かっていく真琴と清。真琴を演じるのは、子役として映画デビューし、清純派女優として活躍するなか、本作品でみごとイメチェンを図った桑野みゆき(撮影時17歳)。自分を売り物にして生きていくしかないんだ!野性味と繊細さを併せ持ち、そう嘯く清を川津祐介が熱演している。

画像: Japan • 1960 • 97 minutes • Color • 2.39:1 • Japanese ー When viewing this trailer, please set resolution to 1080p/HD

Japan • 1960 • 97 minutes • Color • 2.39:1 • Japanese ー When viewing this trailer, please set resolution to 1080p/HD

4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION FEATURES

  • 4K DIGITAL RESTORATION, with uncompressed monaural soundtrack
  • SDR / BT.709 PRESENTATION OF THE FILM
  • One 4K UHD disc of the film and one Blu-ray with the film and special features
  • A Town of Love and Hope (1959), director Nagisa Oshima's first feature film
  • Tomorrow's Sun (1959), a short film by Oshima
  • Interview with film scholar Tony Rayns
  • Trailer
  • PLUS: An essay by critic Chris Fujiwara

Released: JULY 21, 2026
List Price: $49.95 USD(4K UHD + BLU-RAY 2-DISC SET)$39.95 USD(BLU-RAY 1-DISC)

画像2: 4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION FEATURES

1950年代末、時の松竹社長・城戸四郎は、テレビの普及による映画観客数減少に危機感を示し、観客の若返りを狙って実験的な試みを打ち出した。それは若手の抜擢を断行し、斜陽化しつつあった日本映画界に新風を吹き込み、ヒット作を生み出そうというもの(松竹ヌーヴェル・ヴァーグのムーブメントはまた別の機会に)。その流れに乗って頭角を現したのが新鋭気鋭の大島渚である。大島の長編第1作『愛と希望の街』(1959/直前に新人スタアを紹介する短編PR映画『明日の太陽』を監督)は大島自身の脚本『鳩を売る少年』を基に製作されたが、上映時間が62分と短く、小規模な映画館のみの上映であった。それでもチャンスを掴んだ大島は、翌年に本作品を、そして同年『太陽の墓場』『日本の夜と霧』を次々と発表した。本作品は、城戸の好む健全な青春像を描いたストーリーとは相反する企画であったが、映画が公開されるや否や(奇しくも城戸が望んだ通り)若い世代から熱狂的な支持を受け、松竹始まって以来の異例のヒットを記録した。だが皮肉なもので、本作品の成功が『日本の夜と霧』での決裂へと続く伏線となったのである。

画像3: 4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION FEATURES

撮影監督は小津安二郎作品の撮影助手を経て、大島渚、野村芳太郎監督らのコンビ作で知られる川又昂。本作品で川又が実践した撮影テクニックは、当時の日本映画の常識を打ち破る野心的なものである。スタジオ撮影主流の時代にスタジオを飛び出し、社会の喧騒や生々しい現実の空気感をフィルムに焼き付けるためにロケーション撮影を敢行。若者たちの不安定で衝動的なエネルギーを表現するため、積極的に取り入れた(長回しを含めた)ハンドヘルドのカメラワークも異例であった。伝統的で構築的なライティングを避け、ロケーション撮影ではアベイラブルライトを軸にした(最小限の人工照明による)撮影と増感現像を実践。色彩トーンは原色を多用した刺激の強いカラースキームとなっており、なかでも若者の迸る情熱、それゆえの残酷な結末を象徴する赤の使い方に注目されたい。本作品はアナモフィックレンズによるスコープ作品(松竹グランドスコープ)。アナモフィックレンズ特有の描写(周辺部の歪み、ブリージング、楕円形のボケなど)を意図的に活かし、さらに疎外感や孤独、出口のない閉塞感を視覚的に表現したオフセンター 構図やネガティブスペース(余白)の活用も観応えがある。狭い室内などで採用した望遠ズームレンズの効果にも注目されたい。

画像4: 4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION FEATURES
画像12: 7月のクライテリオン『クライング・ゲーム 4K』『アリスの恋 4K』『青春残酷物語 4K』ほか【海外盤Blu-ray発売情報】


タイトル青春残酷物語
1960
監督大島渚
製作池田富雄
脚本大島渚
撮影川又昂
音楽真鍋理一郎
出演桑野みゆき 川津祐介 久我美子 渡辺文雄 田中晋二 浜村純 佐藤慶 氏家慎子 森島亜樹 富永ユキ 俵田裕子 小林トシ子

AWARDS

日本映画監督協会新人賞1960年(第1回)
☆ 受賞大島渚
ブルーリボン賞1960年
☆ 受賞新人賞(大島渚)

4K UHD BLU-RAY/BLU-RAY COMBO RELEASE
DIRECTOR-APPROVED 6-DISC 4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION

クライテリオン発、7月のコレクターズBOXアイテムは、アメリカン・インディーズの映画監督・脚本家であり、グラフィックデザイナーや(短命に終わったインディーロックバンド)バター08のメンバーという顔を持つマイク・ミルズ(1966ー)の代表作を取り上げる。ミルズの脚本と演出は、無駄な装飾や過剰な要素を一切排除するという特徴を持ち、細部にまでこだわっているわけではないが、思慮深く、観る者の内面から何かを引き出そうと意図的に作られている。従来の筋書き構成よりも複雑な人間関係、なかでも親子、養育者間の繋がりを探求することでも定評がある。本コレクターズBOX『I’LL REMIND YOU OF EVERYTHING(すべてを思い出させてあげよう)- THE FILMS OF MIKE MILLS』では、自身の経験から着想を得て、その経験を色濃く反映させ、パーソナルでありながら壮大な視点を持つ『人生はビギナーズ』(2010)『20センチュリー・ウーマン』(2016)『カモン カモン』(2021)を所収、海外でも注目のパッケージとなっている。『人生は~』『20センチュリー~』は2K DIマスターからの4Kアップスケール/4Kリマスター、『カモン~』は4K DIマスターからの4Kリマスターとなり、『カモン~』のみドルビーアトモス・サウンドトラックを収録する。

画像: United States • 2010 • 104 minutes • Color • 1.85:1 • English ー When viewing this trailer, please set resolution to 1080p/HD

United States • 2010 • 104 minutes • Color • 1.85:1 • English ー When viewing this trailer, please set resolution to 1080p/HD

画像: United States • 2016 • 118 minutes • Color • 2.00:1 • English ー When viewing this trailer, please set resolution to 1080p/HD

United States • 2016 • 118 minutes • Color • 2.00:1 • English ー When viewing this trailer, please set resolution to 1080p/HD

画像: United States • 2021 • 109 minutes • Black & White • 1.66:1 • English ー When viewing this trailer, please set resolution to 1080p/HD

United States • 2021 • 109 minutes • Black & White • 1.66:1 • English ー When viewing this trailer, please set resolution to 1080p/HD

DIRECTOR-APPROVED 6-DISC 4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION FEATURES

  • NEW 4K DIGITAL MASTERS(from The Original 2K Digital Intermediate)of Beginners and 20th Century Women, supervised and approved by director Mike Mills, with 5.1 surround DTS-HD Master Audio soundtracks
  • NEW 4K DIGITAL MASTER(from The Original 4K Digital Intermediate)of C'mon C'mon, supervised and approved by Mills, with Dolby Atmos soundtrack
  • HDR PRESENTATION OF THE FILM(DOLBY VISION / HDR10 COMPATIBLE)
  • In the 4K UHD edition: Three 4K UHD discs of the films and three Blu-rays with the films and special features
  • Audio commentaries on all three films featuring Mills
  • New documentary featuring Mills in conversation with filmmaker Kirsten Johnson
  • Making-of programs for each film
  • Music videos directed by Mills for Air's "All I Need" and Talking Heads' "Psycho Killer"
  • Additional films by Mills: Deformer (1996), Eating Sleeping Waiting and Playing (1999), The Architecture of Reassurance (2000), A Mind Forever Voyaging Through Strange Seas of Thought Alone (2013), and I Am Easy to Find (2019)
  • Trailers
  • English subtitles for the deaf and hard of hearing
  • PLUS: An appreciation by filmmaker Joachim Trier and an interview with Mills about his work outside of feature filmmaking

Released: JULY 21, 2026
List Price: $124.95 USD(4K UHD + BLU-RAY 6-DISC SET)$99.95 USD(BLU-RAY 3-DISC SET)

BEGINNERS ー 人生はビギナーズ(2010)
ミルズの母親の死後、75歳の父親がゲイであることをカミングアウトしたという実話に基づいている。父親を演じたクリストファー・プラマーはオスカー助演男優賞を受賞。

画像: DIRECTOR-APPROVED 6-DISC 4K UHD + BLU-RAY SPECIAL EDITION FEATURES
画像16: 7月のクライテリオン『クライング・ゲーム 4K』『アリスの恋 4K』『青春残酷物語 4K』ほか【海外盤Blu-ray発売情報】

タイトル人生はビギナーズ
2010
監督マイク・ミルズ
製作レスリー・アーダング ディーン・ヴェネック ミランダ・ドゥ・ペンシエ ジェイ・ヴァン・ホイ ラース・クヌードセン
製作総指揮ジョアン・シェッケル
脚本マイク・ミルズ
撮影キャスパー・トゥクセン
音楽ロジャー・ニール デイヴ・パーマー ブライアン・レイツェル
音楽監修ロビン・アーダング
出演ユアン・マクレガー クリストファー・プラマー メラニー・ロラン ゴラン・ヴィシュニック メアリー・ペイジ・ケラー キーガン・ブース カイ・レノックス チャイナ・シェイバーズ ジョディ・ロング メリッサ・タン

AWARDS

アカデミー賞2011年
☆ 受賞助演男優(クリストファー・プラマー)

20TH CENTURY WOMEN ー 20センチュリー・ウーマン(2016)
1970年代のカリフォルニア州南部サンタバーバラを舞台に、ミルズを育てた母親と女性たちへの半自伝的な賛辞。本作品でミルズはオスカー・オリジナル脚本賞にノミネートされた。

画像1: AWARDS
画像18: 7月のクライテリオン『クライング・ゲーム 4K』『アリスの恋 4K』『青春残酷物語 4K』ほか【海外盤Blu-ray発売情報】

画像19: 7月のクライテリオン『クライング・ゲーム 4K』『アリスの恋 4K』『青春残酷物語 4K』ほか【海外盤Blu-ray発売情報】

タイトル20センチュリー・ウーマン
2016
監督マイク・ミルズ
製作ミーガン・エリソン アン・ケアリー ユーリー・ヘンリー
製作総指揮チェルシー・バーナード
脚本マイク・ミルズ
撮影ショーン・ポーター
音楽ロジャー・ニール
出演アネット・ベニング エル・ファニング グレタ・ガーウィグ ルーカス・ジェイド・ズマン ビリー・クラダップ  アリア・ショウカット ダレル・ブリット=ギブソン テア・ギル ローラ・ウィギンス ナサリー・ラヴ ワリード・ズエイター アリソン・エリオット カーク・ボヴィル

AWARDS

アカデミー賞2016年
★ ノミネート脚本(マイク・ミルズ)

C'MON C'MON ー カモン カモン(2021)
監督最新作となるA24製作白黒ドラマ。ラジオジャーナリストがアメリカ横断の旅を通して、幼い甥と絆を深めていく物語。ミルズの父親としての経験を、ホアキン・フェニックスに投影して描く。

画像2: AWARDS
画像21: 7月のクライテリオン『クライング・ゲーム 4K』『アリスの恋 4K』『青春残酷物語 4K』ほか【海外盤Blu-ray発売情報】

タイトルカモン カモン
2021年
監督マイク・ミルズ
製作チェルシー・バーナード リラ・ヤコブ アンドレア・ロングエーカー=ホワイト
脚本マイク・ミルズ
撮影ロビー・ライアン
音楽アーロン・デスナー ブライス・デスナー
出演ホアキン・フェニックス ウディ・ノーマン ギャビー・ホフマン スクート・マクネイリー モリー・ウェブスター ジャブーキー・ヤング=ホワイト

AWARDS

インディペンデント・スピリット賞2021年
★ ノミネート作品 監督 脚本

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