フジヤエービック主催の、イヤホン・ヘッドホン・各種ポータブル機器の一大展示会イベント「冬のヘッドフォン祭mini 2026」が、2月7日(土)、恒例の「ステーションカンファレンス東京」で開催された。今回は1フロア(6F)開催の「mini」となり、「ちょっとマニアックな出展」が多いものの、先の各種オーディオイベントに続いて今回も、各社から注目の新製品が数多く出展されていた。ここではニュース制作スタッフが気になった製品を紹介していきます(Webマーケティング)。
エミライ
エミライブースには、「冬のヘッドフォン祭mini 2026」で初お披露目となる製品が多く並んでいた。

「iDSD Phantom」
まず、「iDSD Phantom」はiFi audioのDAC内蔵ヘッドホンアンプのグラッグシップモデルで、DSD2048のリマスタリング機能と、JVCケンウッドが開発したK2HDテクノロジーも搭載している点が特長だろう。DACチップはバーブラウン製で、最大768kHz/32ビットのPCMとDSD512のネイティブ再生にも対応している。
最新OSを搭載することで、QobuzやRoonなどのハイレゾストリーミングも本体で再生できる。ヘッドホンアンプ部は純A級で、最大7747mWの出力も備える。海外での予価は4499ドルで、今春の発売予定とのこと。

左端が「ZEN Stream3」で、中央が「NEO Stream3」
同じくiFi audioの新製品として「NEO Stream3」「ZEN Stream3」も並んでいた。どちらも、デジタル音源で失われた音楽情報を時間軸処理で復元するK2テクノロジーを搭載し、NEO Stream3は最大768kHzのPCMとDSD512に、ZEN Stream3はPCM 384kHzとDSD256のネイティブ再生が可能だ。さらに本体でQobuzやRoonなどのハイレゾストリーミングも再生可能だ。
海外での予価はNEO Stream3が999ドルで、ZEN Stream3は399ドル、どちらも今春の発売を予定している。

写真下がDCパワーサプライの「HYPSOS Dual Output」
Ferrom Audioからは、DCパワーサプライ「HYPSOS Dual Output」も本邦初公開されていた。リニア電源とスイッチング電源のハイブリッド設計を採用、5〜30Vの範囲で最大6Aの電流供給が可能という。また、同じ電圧条件であれば2台のデバイスを同時に駆動してくれる。こちらも今春の発売予定で、海外での予価は1395ドル。

「Snowsky DISC」はブルー、ピンク、ブラックの3色を揃えている
FIIOのポータブルオーディオプレーヤー「Snowsky DISC」もユニークな新製品として注目したい。1.8インチ円形タッチディスプレイを備えた6〜7cm角の薄型ボディに、シーラスロジックのデュアルDACを搭載。音源はマイクロSDカードで再生する仕組みで、最大2Tバイトに対応する。ヘッドホン端子は3.5mmアンバランスと4.4mmバランスの2系統で、ハイレゾBluetoothコーデックのLDACによる出力も可能だ。USB DAC機能も搭載済とのこと。Snowsky DISCは海外での予価は79.99ドルで今春の発売を予定している。
DVAS
ハイエンドヘッドホンアンプをリリースしているDVASでは、「冬のヘッドフォン祭mini 2026」の直前(開催前日)に完成したという新製品「Model5」を展示。こちらは既発売のプリアンプ「Model3」とヘッドホンパワーアンプ「Model2B」を一体化した製品とのことで、基本的な回路設計やパーツなどは踏襲しつつ、デスクトップでも使えるほどのサイズを実現している。音質もこれまでの製品を受け継いだもので、ひじょうに精緻でゆとりのあるサウンドを聴かせてくれた。

写真下が「Model5」。入力端子はアナログ2系統(XLR,RCA)だが、それぞれについてハイゲインとローゲインの2モードの切り替えも可能だ。右端にはプリアンプモードの切り替えスイッチも備える

アナログ入力とプリアウトのそれぞれでXLRとRCA端子を搭載する
完実電気
完実電気のブースでは、2月6日から取り扱いをスタートしたBurson AudioのDAC内蔵ヘッドホンアンプ「Conductor Voyager」(¥770,000、税込)、「Conductor GT4」(¥588,500、税込)、「Playmate 3」(¥189,200、税込)を展示、それぞれの音を体験できるように準備されていた。同社ではこれまでヘッドホンアンプをほとんど取り扱っていなかったとのことだが、海外のショーではMEZE AUDIOとBurson Audioの組み合わせでデモが行われることも多かったそうで、今後はそんな定評ある音をアピールしていく模様だ。

写真上から「Conductor Voyager」、「Conductor GT4」、「Playmate 3」
TEAC
TEACではReference 500シリーズからネットワークトランスポート「NT-507T」、CDトランスポート「PD-507T」、ヘッドホンアンプ/プリアンプ「HA-507」、USBDAC/プリアンプ/ヘッドホンアンプ「UD-507」という定番モデルを組み合わせ、ストリーミングからCDディスクまで高品質で試聴可能だった。特にNT-507Tは発売以来人気が高いとかで、その音を確認に来た来場者もいたかもしれない。
なお現在TBS系で放送中の日曜劇場「リブート」の主人公の部屋で、同社のダイレクトドライブ・アナログ・ターンテーブル「TN-4D-SE」やReference 500シリーズのCDトランスポート、プリメインアンプが使われているそうだ。どんな風にセットされているのかを含めて一度チェックしてみてはいかがだろう。

ネットワークトランスポート「NT-507T」、CDトランスポート「PD-507T」、ヘッドホンアンプ/プリアンプ「HA-507」、USBDAC/プリアンプ/ヘッドホンアンプ「UD-507」


