2023年に「ES-14N」、2024年には「ES-7N」を発表したイギリス eposから、初の3ウェイスピーカーとなる新製品「ES-28N」(¥1,980,000、ペア、税込)が2月1日に発売される。本体カラーはブラック(BLK)、ウォールナット(WNA)で、他にホワイト(WHT)が受注仕上げとして準備される。

左から、特注色の他にホワイト、標準色のブラックとウォールナット
FINK team/eposブランドで2ウェイシステムをメインに展開してきたカールハインツ・フィンクが放つグルーブ感満載の3ウェイシステムで、繊細な表現を得意とし、様々な音楽のジャンルへの対応力も備えている。
搭載されたツイーターはES-14N、ES-7Nと同一で、アルミニウム合金ドームをセラミックでコーティングすることで剛性を高め、ファブリック・サラウンドと特殊形状のコントロールリングの採用によって共振ピークは約30kHzを実現している。ボイスコイルは28mmで、マグネットにはフェライトマグネットが採用されている。
ミッドレンジは、ES-7Nのために設計された130mmポリプロピレン・ドライバーをベースに、ES-28N用に再設計している。ポリプロピレン素材を特殊な形状になるよう射出成型し、10%のマイカを混入させる事で理想的な剛性を実現したという。
2基の7インチウーファーは、マグネットとバスケットはES-14Nのそれと同じだが、ストレートコーンが採用された。逆ドーム型の大型センターキャップと相まって剛性が高まり、高速かつ力強い低音再生が可能になっている。

本体はフロントバッフルがややスランとしたデザインを採用内部は3つの部屋に分けられている
エンクロージャーは、ES-14Nと同様に各ドライバーの時間軸を揃えるため、わずかに後傾している。2基のウーファーはバスレフ型ボックスに収納され、キャビネットの音色変化を抑えるようていねいに補強している。
ミッドレンジは、反射を防ぐため背面側を三角形にした専用の密閉型コンパートメントに、ツイーターも同様に密閉ボックスに収めている。ツイーター後方のスペースにクロスオーバーネットワークを格納することで、各コンポーネントがウーファーによる音圧の影響を避ける事に成功している。
バスレフポートの開口部は底面に向けて配置。直径80mmのポートがキャビネットからの共振を最小限に抑えつつ、低域の出力を最大限に高めている。ポートの中央には圧力を均一にするための穴が設けられ、チューブ自体の共振を排除する。ソケットの開口部を余裕を持ったサイズにすることで、スパイクを使わずに床に設置した場合でも、低音のパフォーマンスに悪影響を与えにくい設計となっている。
スパイクは、FINK teamのKIM用に開発された、オーステナイト系304非磁性ステンレスから加工した専用スパイクが付属。耐久性、精密加工性、耐環境性に優れている。フローリングなどを傷つけたくない場合は、先端部をドーム型に変更する事も可能だ。
スピーカーケーブルは4mmバナナソケットで接続する仕様。これは、ハイエンドなスピーカーターミナルを採用するよりもサウンド面で有利という判断からだという。バナナプラグは付属しているので、別途購入する必要はない。

バスレフポートは本体底面に搭載
「ES-28N」の主なスペック
●型式:3ウエイ・4スピーカー、バスレフ型
●使用ユニット:28mmドーム型ツイーター、130mmコーン型ミッドレンジ、178mmコーン型ウーファー✕2
●再生周波数特性:30Hz〜25kHz(-6dB)
●能率:86dB@2.83V/m
●クロスオーバー周波数:300Hz、2,700Hz
●インピーダンス:6Ω(最低インピーダンス3.9Ω@16kHz)
●寸法/質量:W250×H1050×D360mm/35kg


