6Fの東側の角部屋604では、DENON/Bowers & Wilkinsがブースを展開。部屋に入って右手にBowers & Wilkinsの新作ワイヤレスヘッドホン「PX8 S2」、「Px7 S3」をメインに展示。前モデルとの比較試聴もできるようになっており、新製品が気になる人、新旧の違いが気になる人が多数来場し、熱心にその音に聞き入っていた。



隣の605Aは別稿で紹介した中国電子オーディオ協会がブースを構え、そのさらに隣の605Bには、アユートが出展し、取り扱いブランドごとに新製品や注目製品を展示しており、来場者も気になる製品の前に列をなし、順番を待ってじっくりと試聴していた。入口に一番近いところには、Maestradioが陣取り、先に発表したばかりの有線イヤホン「MAPro 1000 II」「MAPro 1000 Drop」を展示。EDM再生に特化したDropは人気だったという。


また、楽器再生に特化した「MA910SR DC」用の新リケーブル「MAW VIRGO」も参考展示されていた。OFCを銀コートする構造は同じだが、OFCの配合を変えることで低音の再現性を向上。担当者曰く、深みのある低音が味わえるようになった、とのこと。VIRGOという命名の通り音に色っぽさも出るということだ。

FiR Audioでは、有線イヤホン「Project K」が参考展示されていた。シェルにはチタンを用い、フェイスプレートにサファイヤガラスをあてがうことで、耳元での煌めき感を演出。見た目にも美しいデザインで、アクセサリーにもなりそうな仕上がりを見せていた。ユニットはとにかくたくさん搭載されており(笑 計5基)、中でも外向きに搭載されたダイナミック型がある意味骨伝導のような働きをするそうで、豊かな低音が楽しめるようになっているという。11月には発売したい、とのことだった。価格もすごいことになっていて、495,000円という。

その隣にはこちらもイベント直前に発表(発売はもう少し先)されたAZLAの新作イヤーピース「SednaEarfitmithryl」が展示されていた。軸に金属(ステンレス)を組み込むことで、響きと音色、音場感に優れた再現性を魅せる、ということだ。軸内の金属パーツはイヤホンと接触しないようにデザインされているということだ。

SENDY AUDIOでは、有線ヘッドホン「Egret」が参考展示されていた。ちょうど「Peacock」と「Aiva2」の間に位置する製品になるそうで、ハウジング外面に膨らみ(外側へ)を持たすことで、低域の量感を増しているのが特徴になるという。特に25Hz以下の再現に有効という。11月中には発売予定で、121,000円。

▲中央が新製品の「Egret」
今年9月より新たに取り扱いを始めたNOBLE AUDIOの有線イヤホンも展示されていた。いつもながらユニークなネーミングで、ハイエンドの「SHOGUN」はそのまま将軍をイメージしているようで、フェイスプレートには兜があしらわれるなど、遊び心も満載。なお、近々完全ワイヤレスイヤホンの新製品も発表される予定という。


▲「Shogun」



