Amazon(アマゾン)は本日、Echoシリーズの新たなラインナップとして、「Echo Dot Max」「Echo Studio」「Echo Show 8」「Echo Show 11」を発表した。音響設計、処理能力、センサー技術、デザインを一新し、Echo史上もっともパワフルなデバイスへと進化を遂げている。

「Echo Dot Max」
Echo Dot MaxはEchoラインナップに初めて加わったモデルで、Echo Dot(第5世代)比で約3倍の重低音を実現、豊かなサウンドを提供できるという。
内部設計をいちから見直し、高性能ウーファーとカスタムツイーターを組み合わせた2ウェイシステムを採用。音響システムも刷新され、スピーカーモジュールを本体に直接統合することで、より豊かな低音を実現する内部容量を確保している。

「Echo Studio」
Echo Studioは、豊かなサウンドはそのままに、従来モデルから約40%の小型化を実現した。パワフルな低音を届ける高性能ウーファーと、3基のフルレンジドライバーを組み合わせることで、没入感のある音響体験を提供してくれる。空間オーディオ技術とDolby Atmosに対応し、臨場感あふれるサウンドを楽しむことができる。
また今回のEcho Dot MaxとEcho Studioの発売に合わせ、Alexaホームシアター機能が大幅に強化される。従来の2.1chスピーカー構成から、最大5.1chの音響システム構成が対応可能になるという。最大5台のEcho StudioまたはEchoDot Maxと、対応する Fire TV(別売)を組み合わせるだけで、簡単にサラウンドシステムを構築できるわけだ。
Echo Dot Maxは¥14,980(税込)、Echo Studioは¥39,980(税込)で本日よりAmazon.co.jpにて予約受付を開始している。カラーバリエーションは、Echo Dot Maxがグレーシャーホワイト、グラファイト、アメジストの 3 色展開で、Echo Studioはグラファイト。どちらも10月下旬の出荷を予定している。

スマートディスプレイのEcho Show 8とEcho Show 11は、優れた視聴体験を提供するとともに、周囲の明るさに応じて表示を自動的に最適化する。視野角が広く、明るい場所でも薄暗い場所でも、鮮明で美しい画質を楽しめる。
音響面では、ステレオスピーカーとカスタムウーファーを新たに搭載し、迫力ある空間オーディオを実現。動画・音楽ストリーミングコンテンツを、豊かなサウンドで再生してくれる。
Echo Show 8は¥34,980(税込)、Echo Show 11は ¥39,980(税込)で本日より予約受付を開始、11月中旬の出荷開始予定だ。両製品ともカラーバリエーションは、グレーシャーホワイト、グラファイトの2色展開。また、それぞれの専用スタンド(別売)も発売予定とのこと。
今回登場したEchoデバイスの核となるのは、カスタム設計されたプロセッサー「AZ3」と「AZ3 Pro」、そしてアンビエントAIのために新たに設計されたAIアクセラレーターという。
Echo Dot Max は、高度なノイズフィルタリング機能と優れた会話検知機能を組み合わせたAZ3チップを搭載、Echo Studio、Echo Show 8/11には、AZ3 Pro を搭載している。これにより、音声処理に加え、言語処理や画像認識などの進化するAI技術に対応している。
さらにカスタム設計のセンサー技術「Omnisense」が、ハードウェアとソフトウェアの性能を効果的に引き出している。Omnisenseは、AIアクセラレーター上で動作し、複数のセンサーを組み合わせて室内の状況を検知するもの。音声認識に加え、超音波センサー、wifi CSI、加速度センサー、Echo Show 8/11に搭載された1300万画素カメラによる映像認識などを活用することで、より正確に空間の状況を把握てくれる。
また今回の新製品は新たなAIアシスタント「Alexa+」にも対応できるよう設計されている。Alexa+が利用可能になった際には、より最適化された形でAI体験が提供される予定だ。





