Eilex(アイレックス)は、ニュージーランドのオーディオラックメーカーAG Lifter社の製品の取り扱いを9月1日に開始する。新製品のラインナップと価格(税込)は以下の通り。
Apolloシリーズ
¥3,520,000(2段ラック)、¥4,125,000(3段ラック)、¥4,785,000(4段ラック)
¥3,696,000(2段ラックXLサイズ)、¥4,400,000(3段ラックXLサイズ)、¥5,148,000(4段ラックXLサイズ)
¥1,375,000(アンプスタンド)、¥1,661,000(アンプスタンドXLサイズ)
Crescendoシリーズ
¥1,672,000(2段ラック)、¥2,112,000(3段ラック)、¥2,772,000(4段ラック)
¥891,000(アンプスタンド)、¥1,100,000(アンプスタンド、真鍮アップグレード版)

Crescendo 4段ラック
AG Lifterは2018年にニュージーランドのオークランドで誕生したオーディオラックブランドだ。創設者のAndreGil(アンドレ・ジル)氏はレースカードライバーと同時に振動制御の専門家で、1999年にAE Gil Technologiesというレースカー専門のエンジンパーツメーカーを設立し、フェラーリやシボレーといったメーカーに対しエンジンやその周辺機器の対振動耐久性を上げるコンポーネントを供給している。
オーディオ愛好家でもあったアンドレ氏は、そんなエンジンパーツ製造で培った振動対策技術をオーディオに応用できないかと考え、振動対策が一番大切なのはラックだと着目して、2018年にAG Lifterブランドでラックの製造を開始した。
AG Lifterラックの最大の特徴は、アクリルラック板を介して不要な共振を排出し、AG Lifter Dulcet 19アイソレーションフットというAG Lifter独自設計のインシュレータで減衰させた後、共振成分はラックフレームへと伝達し、独自の合金押出成形のパーツとラック柱を通して空気中へ放出させる「ライブフレーム」と呼ばれる手法にある。

Apolloシリーズのアンプスタンド
AG LifterにはApollo(アポロ)、Crescendo(クレッシェンド)という2種類のモデルがあり、発注時に2段、3段、4段が選択できるようになっている。さらに積み上げ式ラックなので、後から段を追加することもできる。設置する機材のサイズによって幅、奥行、高さはカスタムで製作も可能だ。なお、日本での発売モデルは、地震対策が施されたカスタム仕様となっている。

