終戦80年になる現代の広島を舞台に、平和を希求する願いを込めた映画『惑星ラブソング』(6月13日(金)より全国公開中)の、全国公開を記念した舞台挨拶(全国公開記念舞台挨拶)が6月14日(土)、シネマート新宿で行なわれ、主演・曽田陵介、共演の秋田汐梨、チェイス・ジーグラー、八嶋智人、川平慈英、そして、広島の人気アナウンサーで本作をプロデュースした横山雄二、時川英之監督らが登壇した。

画像1: 映画『惑星ラブソング』、待望の全国公開がスタート。時川監督は「今までにない新しい平和の作品を楽しんでほしい」とアピール

 まずは、全国公開となった今の気持ちを聞かれると、曽田は「映画は初めての主演で大学4年間を過ごした広島で撮影した作品が全国公開されるのか、と思うと嬉しく思います。エゴサーチもしていますが嬉しいコメントが多いので、皆さんもつぶやいてくれたら嬉しいです」と笑顔で率直な気持ちを伝えた。

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 秋田は「広島国際映画祭などでも昨年から上映されていて、昨日から全国の皆さんにも見ていただけているので嬉しいです。広島の皆さんからは「良かった」って感想もたくさんいただいていたので、全国の皆さんにはどのように届くのかドキドキしています」とコメントしました。

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 プロデューサーであり出演もしている横山は「この映画の企画をスタートしたのは3年前になります。主演に曽田さん、ヒロイン秋田さん、そして八嶋さん、川平さん、ロサンゼルスからチェイスさんが決まりました! と聞いて、嬉しかった興奮がいまだに残っています。何より広島チームとしては広島で青春時代を過ごした曽田さんの初主演映画を『僕らがやらせていただいたんだ!』とすごく嬉しい気持ちです」と改めて、キャスティング時の気持ちを振り返り喜びを伝えた。

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 それに対して曽田も「そう言っていただけるのは嬉しいです。広島で撮影したときに台本の相談だったり、プライベートでもご飯に連れて行ってもらったりと、本当に楽しい時間を過ごさせていただきました」と撮影を振り返っていた。

 時川監督は「僕が描いたキャラクターをユニークな形で(出演者が)血をいれてくださって、思っていたよりもっとすごい物語になったと思います。昨日もイランがイスラエルにミサイルが撃ったとかニュースになっていましたが、そういう時代からこそ広島から平和の作品ができることに意味があると思っています。僕らは明るい方法で物語を作り、今までに全くない新しい平和の作品になったと思います」と平和についても思いを寄せていた。

画像5: 映画『惑星ラブソング』、待望の全国公開がスタート。時川監督は「今までにない新しい平和の作品を楽しんでほしい」とアピール

 次に、自身が演じたキャラクターについて聞かれて曽田は「僕が演じたモッチは大学生でやりたいことが見つからない、将来が見えづらい役でしたが、台本を読んだ時にモッチの平和への受け取り方が現代の若者のリアルなところが出ているのかなって思いました。僕も大学生時代そういうところがあったことを思い出しました。僕は戦争を経験していないのでなかなか触れづらい部分がありましたが、そこをモッチはリアルに感じているんだなって思いました」と役に自身を重ねたことをコメントしていた。

 秋田は「アヤカはモッチと逆で留学したいっていう目標を持っています。ただ留学して何をしたいかまで明確な目標持っていないけど、なんだか楽しそうだな、やってみたいという行動力のある女性です。モッチとの関係性も楽しみに見ていただけたらなと思います。私もこの業界に明確な目標があったわけではないけど楽しそうだしやってみたいなって自分から飛び込んだので、アヤカと似た部分を感じながらお芝居をしていました」と曽田同様に役に共感しながら演じていたことを明かした。

 チェイスは「ジョンのキャラクターはモッチとアヤカのかけ橋のような、間のようなキャラクターだと思います。ミステリアスな役です。映画を観てください。自分はアメリカ人として映画に出演するのが、なにか代表しているようで本当にできるのか心配でしたが、皆さんのお力もあったので広島の大切なところを描けたのではないかなと思います」とコメント。

画像6: 映画『惑星ラブソング』、待望の全国公開がスタート。時川監督は「今までにない新しい平和の作品を楽しんでほしい」とアピール

 八嶋は「未確認飛行物体に対して博識のある人の役です! その裏には何かがあります(笑)。皆さんにとって、本当にあるんだ? って言うことを信じて大人になってきた人間が、ある出来事に出会ったときにどういう風に変化するのかを見ていただけると、意外と皆さんとかけ離れた人物ではないかと思います」と自身の役どころを説明していた。

画像7: 映画『惑星ラブソング』、待望の全国公開がスタート。時川監督は「今までにない新しい平和の作品を楽しんでほしい」とアピール

 川平は「カーター長官役です。謎の国際情報局のエージェントの長官。なんだこいつ? って悪党のような感じもしつつ、ジョンに異常な興味を持っている役で、八嶋さんが演じる博士と手を組んで、最後一体どういう風になるのか……という役です」と自身の役を説明し、キーパーソンであることを明かしていた。さらに、「アクションシーンであるスポーツ道具を使ってリアクションするところは、本当にリアルな反応をしています。あれは演技じゃなくてマジです! 僕の見どころは、そこです(笑)」とアピールし、笑いを誘っていた。

画像8: 映画『惑星ラブソング』、待望の全国公開がスタート。時川監督は「今までにない新しい平和の作品を楽しんでほしい」とアピール

 次に、本作のテーマとして、未来への想いが描かれていることから、10年後の自分に向けたメッセージを一人ずつ聞いていくと曽田は「37歳ですね。役者やっていますか? って聞くと思います。30代の壁って役者にはあるなって思っています。中堅になって、後輩もできているので……。僕、一生後輩がいいなって思っているんです!」とコメントすると横から八嶋が「僕もそうでしたけど、否応なく先輩になっていきます」とコメントし会場を笑わせ、曽田は「20代の若々しい芝居じゃなくて、もう少し深みのある役者さんになれたらいいなって思います」と返すも八嶋から「55歳でも深みはないから! いいんです!軽さなら任してください(笑)」とコントのような会話を繰り広げ、会場には大きな笑いが広がっていた。

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 続いて秋田の番になるが「んーーーー」と長考に入ると八嶋から「長いな!」と突っ込まれ照れ笑いで「健康でいてね! です。(10年後は)33歳ですが、最近も運動していないので腹筋1回もできないくらい筋肉がないんです。中学の時から体力測定でも腹筋ゼロでした(笑)。最近、階段も昇るだけでしんどくて……。健康になりたいとずっと思っていて、運動がバリバリできる女性になっていたら嬉しいなって思います!」と健康になりたいことを明かし、八嶋から「何か始めているの?」と聞かれると「してないです!」と元気に答えていた。

画像10: 映画『惑星ラブソング』、待望の全国公開がスタート。時川監督は「今までにない新しい平和の作品を楽しんでほしい」とアピール

 チェイスは日本語の“なごり”という言葉を理解しているとのことで「“なごり”みたいなものが残せるようにしたいのと、日本語を話せるようになっていたらいいなと思います。また、今回共演した皆さんと共演できたら嬉しいです! 10年後には曽田さんのようにファンクラブができるように僕も頑張ります!」とコメントした。

 (10後は)65歳になるという八嶋は「役者には定年がないので、元気ですか? 皆さんにも『元気ですかっ?』ってことは言いたいです。10年後の世界はどうなっているのかな? って思います。100年後とか1000年後に我々人類はいるのかどうかも危うい世の中なので、みんなで生きていこう! っていう感じです。我々はエンタテイメントの世界で生きてきて、それをどう皆さんに共有するかという活動をしているので10年後も100年後も1000年後もなくならなければいいなと思います」と平和への想いを口にしていた。

 川平は「72歳になりますが、生きてますか(笑)? 健康でいられるか。10年後楽天カードマンでヘパリーゼを売り続けているのかどうか? というのもありますけれど、伊原剛志と「なにわシーサー's」というコンビを結成して7月には恵比寿で漫才ミュージカルをやるので、60歳超えても新しいことに挑戦しているので、70歳でもオファーがあって仕事を楽しく平和にリスペクトな気持ちをもって、いつもスマイルの絶えないおじいちゃんになりたいです!」自身が担当するCMも絡めたコメントを展開し、会場を沸かせていた。

 最後に曽田から「戦争や平和の映画は残酷な映画が多いですが、この映画は構えずに観ていただけるハッピーに平和を祈る映画になっていますので楽しんで観ていただいて、恋愛要素、ファンタジー要素、いろんなところから見れる作品なので、何度でも楽しんでいただけると幸いです」と改めて本作の見どころを伝え、舞台挨拶は終了した。

画像11: 映画『惑星ラブソング』、待望の全国公開がスタート。時川監督は「今までにない新しい平和の作品を楽しんでほしい」とアピール

映画『惑星ラブソング』

2025年5月23日(金)よりMOVIX広島駅ほか広島県先行公開中
2025年6月13日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサほか全国ロードショー

<キャスト>
曽田陵介/秋田汐梨 Chase Ziegler 八嶋智人
西川諄 Raimu 谷村美月 佐藤大樹(友情出演) / 川平慈英
さいねい龍二 塚本恋乃葉 西村瑞樹 キコ・ウィルソン 松本裕見子 田口智也 HIPPY

<スタッフ>
監督・脚本・編集:時川英之
プロデューサー:時川英之 横山雄二
配給:ラビットハウス
後援:広島県 広島市 広島市教育委員会 広島ユネスコ協会 国連ユニタール協会/鶴学園 広島大学
企画・制作:TimeRiver Pictures
製作:「惑星ラブソング」製作委員会
(C)映画「惑星ラブソング」製作委員会

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