全国を巡ってきた「鈴木敏夫とジブリ展」が、ジブリパークのある愛・地球博記念公園でフィナーレを迎える。のべ65日間に渡り、ジブリ作品のファンのみならず、幅広い世代に興味を持ってもらえる企画展を実施するとのことだ。さらに、愛知だけの特別な展示も用意されている。

 高畑勲氏・宮﨑 駿氏の両監督と共に、世界を代表する数々のアニメーション映画を世に送り出してきたスタジオジブリプロデューサー鈴木敏夫氏。本展会では、鈴木氏がこれまでに出会った映画・書籍・音楽と、それを通して見えてくる時代背景に注目。子供時代から今までに観て、読んで、聴いてきた作品を一堂に集めて並べた本棚は圧巻。それらの作品や作家からどんな影響を受けて、自身の思考術へとつなげていったのか。どのように作り手と向き合い、編集者・プロデューサーとしてスタジオジブリ映画を確立していったのか、その秘密に迫っている。

鈴木敏夫とジブリ展のみどころ
① 鈴木敏夫の本棚
 数々の名作を送り出してきた鈴木プロデューサーのその頭の中を覗いているかのような、凝縮された空間の真ん中で、カオナシが読書中。およそ8,800 冊の書籍の中には、実際に手に取って閲覧できるものも用意されている。

画像: 「鈴木敏夫の本棚」

「鈴木敏夫の本棚」

② 鈴木敏夫の映画コレクション
 一昨年からの展示として人気を博した約10,000作品の映画コーナー。好きな映画、これから観たい映画をチェックして、監督や俳優でまとめたコレクションから手に入るものを集めている。過去の名作から隠れた一本まで、映画の歴史もうかがえるコレクション。

③ 鈴木敏夫の音楽コレクション<新展示>
 初めて買ったレコード、毎日聴いていた夜のラジオ番組、友人とギターを持って歌った曲、鈴木氏とその周りに流れていた音楽をレコードジャケットと共に展示。

④ ジブリの世界を感じられる空間<新展示>
 約3mの巨大な湯婆婆、銭婆の口に手を入れて引く恋愛・開運おみくじや、トトロ達がお出迎えしてくれるコーナーなど映画の世界が感じられる空間も随所にあり。

 また、愛知だけの新展示として、『千と千尋の神隠し』に出てきた油屋(あぶらや)と不思議の町を再現した空間が登場! 時間が進むにつれて日中の光から夜の怪しい照明に変化していく巨大な建物を背景に写真を撮ったりと、まさに映画の舞台を体感できる新展示コーナーとなっている。

●開催期間:7月12日(土)〜9月25日(木)※火曜日休館。9月23 日(祝)は開館し、翌9月24日(水)は休館
●開館時間:9:00〜18:00(入館は閉館30分前まで)
●会場:愛・地球博記念公園 体育館
●観覧料(前売り券)
・通常チケット(鈴木敏夫とジブリ展のみ):大学生以上¥1,700、中高生¥1,300 、小学生¥900
・鈴木敏夫とジブリ展&ジブリパーク(ジブリの大倉庫):大学生以上¥3,600、中高生¥3,200、小学生¥1,800、未就学児・4歳以上¥1,000 他
●販売期間:7月入場分5月10日(土)14:00〜、8月入場分6月10日(火)14:00〜、9月入場分7月10日(木)14:00〜

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