①「モーツァルト:子供の遊び/サビーヌ・ドゥヴィエル(sop)」192kHz/24ビット
②「モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番 第2楽章/カティア・ブニアティシビリ(pf、cond)、アカデミー室内管弦楽団」96kHz/24ビット
③「ブラームス :ピアノ・ソナタ 第 1番/Alexandre Kantorow(pf)」96kHz/24ビット
④「クニコ・プレイズ・ライヒⅡ Piano Phase /Kuniko(vib)」192kHz/24ビット
⑤「ベッリーニ:歌劇《ノルマ》から お願い! あなたと一緒に…ご覧なさい、ノルマ…そう、この命が尽きる時まで/ナディーン・シエラ(sop)」96kHz/24ビット
⑥「プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》から あぁ、麗しの乙女/ヨナス・カウフマン(ten)」96kHz/24ビット
⑦「シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 第1楽章/James Ehnes(Vn)」96kHz/24ビット
⑧「J.S.バッハ:古き年は過ぎ去りぬ BWV614/ヴィキングル・オラフソン(pf)」192kHz/24ビット
⑨「ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 第1楽章/Igor Levit(pf)、ティーレマン(cond)、ウィーン・フィル」96kHz/24ビット
⑩「リヒャルト・シュトラウス:5つの歌から 第1曲:子守歌/エリーナ・ガランチャ(Ms)」96kHz/24ビット
クラシックの新譜は多い時期だと1ヵ月で100タイトルを超えるので、チェックを忘れると膨大な数の新録音を聴き逃してしまう。とはいえ毎月きめ細かく情報を集める時間もないという忙しいクラシックファンにとって、Qobuzは情報収集ツールとしてとても役に立つ。Qobuzアプリでジャンル一覧から「クラシック」を選んでおくと、ニューリリースとプレイリストどちらもクラシックの音源だけが表示されるようになる。そのなかからお気に入りのアルバムやアーティストを見つけるのは簡単だし、ワンクリックで聴ける手軽さは圧巻。
筆者はLINNアプリで「Qobuz -クラシック-新譜」をPIN登録しているので、文字通りボタンひとつでその時の最新作を片っ端からチェックできる。もちろん新譜を100%カバーできるわけではないが、自分で探すより聴き逃しは明らかに少ない。
新譜やQobuzのプレイリストを聴きながら、これはじっくり聴くべきと思うアルバムはその場でお気に入りに登録。そうして選んだ最近のお気に入りのなかから、2024年にリリースされたハイレゾの優秀録音を厳選したのがこのプレイリストだ。
加藤訓子の「ピアノ・フェイズ」やジェームズ・エーネスの「シベリウス:ヴァイオリン協奏曲」など、製品テストの試聴曲として繰り返し聴いている曲のほか、アルバム単位で良く聴く声楽やピアノの作品も代表的な曲を登録した。永久保存に値すると判断して手元のサーバーにダウンロード購入した曲もあるし、なかには物理メディアで手元に置いておきたくなる曲もある。
カントロフのブラームスやカウフマンのプッチーニは演奏の集中度の高さが並外れていて、感動のレベルが深い。どちらもQobuzをきっかけにCDやSACDの購入につながった。Qobuzを使い始めると音楽を聴く時間が確実に増え、ダウンロードデータやディスクのライブラリーも充実する。嬉しい誤算だ。
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>本記事の掲載は『HiVi 2025年春号』