3月13日、Xiaomi Japanは同社のフラグシップスマートフォンの最新モデル「Xiaomi 15Ultra」を発表した。今回、1週間ほどデモ機をお借りすることができたので、そのXiaomi 15 Ultraのカメラ性能についてレビューする。

画像: XIaomi 15 Ultra (シルバークローム) ほかにブラックとホワイトが用意される

XIaomi 15 Ultra (シルバークローム)
ほかにブラックとホワイトが用意される

Xiaomi 15 Ultraは同社のフラグシップスマートフォンで、前モデル「Xiaomi 14 Ultra」に引き続き、カメラ部分にLeicaの監修が入っている。15 Ultraのトピックの一つは望遠カメラが1/1.4型2億画素のイメージセンサーとなったところであろう。

画像1: 「Xiaomi 15 Ultra」レビュー 写真を撮るのが楽しくなるスマホ

左に縦3つ、右下に1つの4眼構成のカメラ。
左上から
①SONY製1型イメージセンサーLYT900を用いる5000万画素の広角カメラ(23mm/F1.63)
②5000万画素の3倍望遠カメラ(70mm/F1.8)
③5000万画素の超広角カメラ(14mm/F2.2)

右下が
④サムスン製1/1.4型イメージセンサーを用いる2億画素の超望遠カメラ
となっている。 

また、レンズは全てLeicaのSummiluxとなっている。

望遠カメラが1/1.4型という広角カメラ並に大きなセンサーを採用しているため、夜間でもきれいに撮影できるという。

いっぽうで、従来機に備わっていた広角カメラの可変絞りは廃止されている。

一段とカメラっぽさが上がるオプション「Photography Kit Legend Edition」

Xiaomi 15 Ultraには、オプションでケースとカメラグリップ、62mmのフィルターが取り付けられるアダプター、レリーズシャッターボタン、サムレストが付属する「Photography Kit Legend Edition」が用意される。

画像2: 「Xiaomi 15 Ultra」レビュー 写真を撮るのが楽しくなるスマホ
画像3: 「Xiaomi 15 Ultra」レビュー 写真を撮るのが楽しくなるスマホ
画像: オプション「Photography Kit Legend Edition」のケースとカメラグリップを装着した状態。一段とカメラライクな見た目となる。

オプション「Photography Kit Legend Edition」のケースとカメラグリップを装着した状態。一段とカメラライクな見た目となる。

オプションのケースとカメラグリップを装着するとグリップ感が上がるため、手ブレ防止にも役に立つだろう。また、カメラグリップには2000mAhのバッテリーが内蔵されているので、モバイルバッテリーとしても利用可能。

望遠カメラ性能をチェック

日中の望遠カメラ性能をチェックしてみる。Xiaomi 15 UltraのLeica透かし機能を使い、撮影した写真に撮影時の焦点距離や絞り、ISO感度を付加している。

画像: 23mmの広角カメラで撮影

23mmの広角カメラで撮影

画像: 70mmの望遠カメラで撮影

70mmの望遠カメラで撮影

画像: 100mmの望遠カメラで撮影

100mmの望遠カメラで撮影

画像: 200mmの望遠カメラで撮影

200mmの望遠カメラで撮影

200mmまでは光学ズームで対応する。ここからはデジタルズームとなる。

画像: デジタルズームの400mm

デジタルズームの400mm

デジタルズームで400mmを撮影すると、AIによる強力な処理で光学ズームと遜色ない写真が撮れる。

画像: デジタルズームの700mm

デジタルズームの700mm

700mmとなると、流石にAI処理でも厳しく、看板の文字は右奥の建物の文字がミミズのようになっている。文字を含まない撮影であれば気になりづらいだろう。

夜間性能を確かめる

次は夜間での撮影を試みた。

画像1: 夜間性能を確かめる

光源の多い渋谷スクランブル交差点ではノイズが目立つこともなく、歩行者(特に首周り)の陰影まで出ている。そして感度(ISO)が640という低い数値に驚く。

画像2: 夜間性能を確かめる

撮影時にLeicaモノクロフィルターを使い、画作りをすることも可能。

社内スタジオで撮影

画像: マジコ S5 Mk3をステレオサウンド社内スタジオで撮影

マジコ S5 Mk3をステレオサウンド社内スタジオで撮影

弊社スタジオ内で撮影した写真。ストロボと同調できないため、モデリングランプで撮影をしている。今回はすべてオートで撮影しているので感度が高くなっている。三脚などでしっかりと固定し、シャッタースピードを下げればもう少し良く撮れるはずだ。しかしながら、スピーカーユニット、バッフル面のグラデーションの付き方が非常に良好だ。ぜひ、次期モデルではPhotography Kitにシンクロターミナルを装備していただけると、スタジオ撮影でも活躍できるだろう。

その他のスナップ写真

画像1: その他のスナップ写真
画像2: その他のスナップ写真

ステレオサウンド社のある用賀周辺をふらっと歩いて撮影した写真。意識せず、このように写真が撮れると、下手でも上手くなったような錯覚を得られる。

すばらしいカメラ性能。カメラを持ち運ぶ必要すら感じなくなる

国内で販売されているスマートフォンにおいて、抜群のカメラ性能を誇る。カメラ機能以外のOS、UI周り、フォントなどにクセを感じる部分もあるが、そこを抜きにしても非常に優秀である。Wi-Fi 7 やBluetooth 6にも対応、CPUもSnapdragon 8 Eliteで、大抵のゲームも快適に動くであろう。

価格はストレージが512GBモデルで17万9800円、1TBモデルで19万9800円という14Ultraよりも安い価格設定である。IIJmioオンラインストアでは6月2日まで他社からの乗り換え(MNP)で512GBモデルが15万4800円、1TBモデルで17万7800円で販売されている。

普段からスナップ写真を撮るのが好きなひとはもちろん、写真に興味がない人ですらも「写真が撮りたくなる」と思えるスマートフォンである。

もう一度お貸出がいただけるのであれば、Xiaomi専用OS「Hyper OS」の独自機能など、カメラ以外の性能もじっくりとレビューしてみたい。

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