ソニーから、重低音再生を強化したワイヤレススピーカー「ULT POWER SOUND」シリーズの新製品として、「ULT TOWER 9」「ULT FIELD 5」「ULT FIELD 3」の3モデルが発表された。4月25日より順次発売される。

画像1: ソニー、重低音が楽しめるワイヤレススピーカー「ULT POWER SOUND」にラインナップを拡大する3モデルを追加
画像2: ソニー、重低音が楽しめるワイヤレススピーカー「ULT POWER SOUND」にラインナップを拡大する3モデルを追加

●ワイヤレススピーカー
「ULT FIELD 3」 オープン(実勢¥30,000前後) 4月25日発売
「ULT FIELD 5」 オープン(実勢¥39,000前後) 4月25日発売
「ULT TOWER 9」 オープン(実勢¥143,000前後) 5月16日発売

 今回発表された製品は、昨春立ち上げの同シリーズのラインナップを補間するもので、これで最小の「ULT FIELD 1」から、「同3」(NEW)、「同5」(NEW)、「同7」、「同POWER 9」(NEW)という5モデルが揃ったことになる。ソニー調べでは、ポータブルタイプのワイヤレススピーカー購入者は主に、「重低音」「音質」を重視しているそうで、ラインナップを拡大(補間)することで、本体サイズや用途(音量)、価格による選択の幅が広がったことになる。

画像: 左が今回の新製品。右は現行の「1」と「7」

左が今回の新製品。右は現行の「1」と「7」

 ULT FIELD 3は、従来の「SRS-XE300」のサイズ感を継承するもので、持ち運びに便利なスタンダードモデルという立ち位置。ツィーターとウーファーという2ウェイの構成で、重低音用のパッシブラジエーターもダブルで搭載する。低音を増強する本シリーズの目玉でもある「ULT POWER SOUND」(ULTボタン)はオン・オフの2モードを装備する。

画像3: ソニー、重低音が楽しめるワイヤレススピーカー「ULT POWER SOUND」にラインナップを拡大する3モデルを追加

 内蔵バッテリーは約24時間連続再生可能な長時間仕様。本体はIP66/IP67の防水・防塵仕様なので、海へ山へ、さまざまな場所で持ち出しての使用が可能だ。本体装備のUSB-C端子からスマホ・タブレットへの給電も行なえる。着脱可能なショルダーストラップが付属する。

 続いてはミドルクラスのULT FIELD 5。3よりもひと回り大きくなっており、携帯性と音圧(音量)をより高めた製品となる。ユニットはツィ―ターとウーファーの2ウェイで、サイズは3よりもアップ。ツィーターは2基となり、ボーカルや音場感の再現性の向上が図られている。横位置にした際、両端にパッシブラジエーターが搭載されている。

画像4: ソニー、重低音が楽しめるワイヤレススピーカー「ULT POWER SOUND」にラインナップを拡大する3モデルを追加

 機能面では、「ULT POWER SOUND」モードは、UTL1、ULT2、オフの3モードとなり、ULT2ではより強化された低音が楽しめるようになる。防水・防塵スペックは3と同じ。5については本体両端部にパーティライトが仕込まれており、パーティ用途などで場を盛り上げるライティング機能が使えるようになる。3と同じくUSB-Cからスマホへの給電に対応し、5ではオーディオ入力(3.5mm)も備える。対応Bluetoothコーデック(入力)は、LDACをサポートする。

 ULTシリーズ最大モデルとなるULT TOWER 9は、410×910×456mm、質量・約29.6kgという重量級ボディが特徴。現行「SRS-XV800」よりも一回り大きくなっている。持ち運び(移動)用のハンドルやキャリーホイールを装備する。

画像5: ソニー、重低音が楽しめるワイヤレススピーカー「ULT POWER SOUND」にラインナップを拡大する3モデルを追加

 ユニットはツィーター、ミドル、ウーファーの3ウェイで低音増強用のダクト(ULT DUCT)も備える。ULT POWER SOUNDモードは5と同じく3種類あり、ULT2はよりパワー感のある低音が楽しめる。バッテリーは約25時間の再生が可能。マイク端子やマイク・ギター端子、キーコントロール、マイクエコーなどの機能も備える。アナログ音声入力(3.5mm)、光デジタル入力、給電可能なUSB-C端子を搭載する。この光デジタル入力は、SRS-XV800と同様に、ソニー製テレビと組み合わせてテレビの音を強化する「TV Sound Boost」機能にも対応する。また、5と同じくライティング機能も備え、天面・下面がピカピカ光るので、パーティ用途などで場を盛り上げてくれる。LDACコーデック(入力)をサポートする。

 なお、いずれの製品もソニー製アプリ「Sound Connect」からの操作に対応する。再生操作、EQ、ライティングコントロールなどが手元で可能となる。

 それぞれの製品のサウンドをチェックする機会も得たので簡潔に紹介すると、ULT FIELD 3はボディサイズから受ける印象よりも量感のあるサウンドで、特に重低音が楽しめた。ULT FIELD 5はLDACをサポートしていることもあり、3とはぱっきりと音質は変わり(向上する)、芯のあるサウンドが楽しめる。ボディサイズが大きい分、音圧も高く、量感ももう一段アップする。

 ULT TOWER 9はさすがの音圧感で、1000人ぐらい入りそうなホールでも充分に音楽を満たすことができる性能を持っていると感じた。2台を組み合わせてのステレオ使用もできるので、イベントやアイドル対バンなどでも充分実用になりそうだ。

 テレビと組み合わせての「TV Sound Boost」も聴いたが(この場合ULTモードはオフ)、薄型ディスプレイでは付属しがちな低音、音圧を存分に補完してくれ、アクション映画などでは迫力充分のサウンドで作品を楽しむことができた。

https://www.sony.jp/active-speaker/gallery/

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