

aurender
ACS10

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N150

ESOTERIC
Grandioso N1T


LUMIN
LUMIN U2 MINI
Column
ストリーミングと並んでダウンロード音源購入にも注目
Qobuzは、定額制聴き放題となる「ストリーミングサービス」のほかに、デジタル上で音楽データを購入する「ダウンロードサービス」の2本柱で運営されている。
このデジタル形式のハイレゾ音源を聴く、ということでは2つのサービスは同じようにみえるが、ユーザーにとっては大きく次の3点で違いがある。
①音楽データの取り扱い。これは、ストリーミングは「利用」、ダウンロードは「所有」という概念で考えるとわかりやすい。ストリーミングは、あくまでもサービスを利用しているという形だが、ダウンロード購入は、CDなどの光ディスクの中身だけをダウンロードして保存し所有すると思えばよい。
②ファイルフォーマットの違い。ストリーミングはFLACというロスレス圧縮形式を用いて最高192kHz/24ビットまでの提供するが、ダウンロード購入はDSDやDXD(384kHz/24ビット)などの超高品位フォーマットで提供される音源もある。
③同じフォーマットでも再生音質が異なる、という側面もオーディオ的には重要だ。インターネットを介してリアルタイム伝送となるストリーミング再生よりも、再生時の伝送環境を整備しやすいダウンロード再生のほうが一般的には高音質を引き出しやすいとされている。これらの特徴を踏まえて、2つのサービスをうまく使い分けたい。(編集部)

Qobuzのダウンロードストアサイト。ストリーミング画面でも「買い物カゴ」マークをタップするとダウンロード購入が可能だ


Silent Angel
M1T

volumio
Rivo

Wattson Audio
Emerson DIGITAL
Column
「音楽を再発見する」
Qobuzらしいプレイリストに注目
1億曲以上もの楽曲を定額で聴き放題となるQobuz。リスナーにとっては、自分のお気に入りの楽曲が存分に楽しめるというだけでなく、未体験のミュージシャンの楽曲にアクセスできる可能性が高まっているともいえる。
とはいえ、あまりにも楽曲ライブラリーが膨大であるがゆえ、どうやって「自分がまだ出会っていない」しかも「自分が好きな音楽」に辿り着くのか、という問題も出てくる。
Qobuzは、オフィシャルプレイリストを充実するという施策で、その間口を広げている。
たとえば「アーティスト別の名曲セレクション」やテーマ別のプレイリスト(たとえば『2000年代 邦楽ヒッツ』や『アニメ主題歌2025冬』など)などが代表的なものである。いずれも非常に有益なプレイリストではあるが、他の音楽配信サービスでも似たようなリコメンド機能は用意されている。
Qobuzならではのユニークなプレイリストとしては、ハイレゾ音源にフォーカスしたプレイリストがまず挙げられる。具体的には「リファレンス音源100」、「ベスト・オブ・192kHz」、「ベスト・オブ・192kHz:洋楽ポップス」など、192kHz/24ビット形式を中心としたハイスペック音源をテーマ別にピックアップしている。音にこだわるQobuzらしい作品、楽曲のリコメンド機能だろう。
さらに「Qobuzissime(コバズィシム)」というユニークな新進アーティストの作品推挙も面白い。Qobuzissimeは、Qobuzを運営している世界各国の音楽チームが、デビューもしくはセカンドアルバムで、新しくエキサイティングな貢献をしている24ビット作品であることが条件で選ばれている。
「Rediscover Music(音楽を再発見しよう)」を旗印に掲げるQobuzらしい、これらのリコメンド機能にも注目したい。(編集部)

Qobuz純正アプリで「ディスカバリー」→「オフィシャルプレイリスト」から「ハイレゾ」タブを選ぶと、ハイレゾ音源を条件にした様々なプレイリストが表示される

Qobuzは「マガジン」という音楽をテーマにした読み物も充実している。様々なエッセイのほかに、「Qobuzissime」という新進アーティストの作品紹介が積極的に行なわれている
>総力特集!音楽はいい音で聴く。Qobuzのすべて【HiVi2025年春号】目次ページ はこちら
>本記事の掲載は『HiVi 2025年春号』