リーサル･ウェポン 【世界映画Hakken伝 from HiVi】

海外盤発売情報
米国盤『リーサル･ウェポン』2025年6月29日リリース

LETHAL WEAPON - 4K UHD BLU-RAY with HDR10 and DOLBY ATMOS
4K DIGITAL RESTORATION

ワーナーから届いた4K UHD BLU-RAY『リーサル･ウェポン』（1987）リリース･アナウンス。4K UHD『ダーティハリー』と同様に、ワーナーMPI（モーション･ピクチャー･イメージング）がすべてのレストア作業を担当。35mmオリジナルカメラネガからの4Kデジタルレストア／HDRグレード（HDR only）。ドルビービジョンHDRをサポート。サウンドはリミックス･ドルビーアトモス･サウンドトラックを収録予定。アトモス･エンジニアは『北北西に進路を取れ』『燃えよドラゴン』『ダーティハリー』『コンスタンティン』などのアトモス･リミックス（音響編集監修／リレコーディングミキサー）を担当したダグ･マウンテン。110分劇場公開版と117分ディレクターズカット版が収録される。リリースはSLIPCASEとSTEELBOOKの2バージョン。発売日は当初の予定から2か月遅れの6月24日に変更となっている。

究極を超え絶対死をもたらす《人間兵器》人は奴を《リーサル･ウェポン》と呼ぶ！

自殺願望を持つ型破りな刑事マーティン･リッグス（メル･ギブソン）と、コンビを組んだ彼に振り回されるベテラン黒人刑事ロジャー･マータフ（ダニー･グローヴァー）が、凶悪なヘロイン密輸組織を相手に奮闘する姿を描いた痛快刑事アクション。ご存じのように好評を受けてシリーズ化された、バディ（相棒）ムービーの決定版である。ベトナム戦を戦った元特殊部隊員で、いまはロサンゼルス市警察（LAPD）麻薬取締局で勤務する巡査部長リッグスは、最愛の妻を事故で失って以来、自殺願望と常軌を逸した行動に走るようになっていた。その彼が娼婦の高層ビル飛び降り事件を、同じくベトナム戦争経験を持つベテラン殺人課巡査部長マータフと組んで捜査することになる。捜査が進むにつれ背後に麻薬密輸組織が暗躍していると嗅ぎ付けたふたりは、組織から命を狙われる羽目になってしまう。製作･監督は娯楽派職人監督リチャード･ドナー。脚本はこれが初の作品となるショーン･ブラックで、本作品のメガヒットにより人気作家の地位を確立した。

撮影は『コットンクラブ』『サウス･キャロライナ／愛と追憶の彼方』のスティーヴン･ゴールドブラット。パナビジョン･パナフレックス／パナビジョン球面レンズ撮影作品。オリジナル･フレームは1.37:1スタンダード。上映はソフトマット／1.85:1ビスタサイズ。音楽は『未来世紀ブラジル』『ダイ･ハード』シリーズのマイケル･ケイメン。リッグスのテーマのギターパートはエリック･クラプトン、マータフのテーマのサックスパートをデヴィッド･サンボーンが演奏する。アカデミー音響（録音）賞にノミネートされた音響エンジニアは『ハートブレイク･リッジ 勝利の戦場』のビル･ネルソン（録音）『大統領の陰謀』『バード』でオスカーに輝くディック･アレクサンダーとレス･フレッショルツのコンビ（リレコーディングミキサー）同じく『バード』でオスカー受賞のヴァーン･ポア。

SPECIAL FEATURES

本作品は1987年度全米興行成績第9位となるスマッシュヒットを記録。さまざまな要因が挙げられるが、その立役者のひとりが脚本家ジェフリー･ボームである。ダスティン･ホフマン主演『ストレート･タイム』やスティーヴン･キングの小説の映画化『デッドゾーン』で、脚本家としての実力を評価されてきたボームは、ワーナーと同社のスタッフライターとして独占契約を結んだ。商業価値の高いハイコンセプト作品の脚本の書き直しやブラッシュアップが主な仕事であり、『インナースペース』『ロストボーイ』などの作品を担当した後、本作品の脚本改訂を行っている。（前述の）ショーン･ブラックのオリジナル脚本は暴力的で暗いトーンで貫かれており、プロットも登場人物も異なるものであった。大きな変更はリッグスとマータフのキャラクターにヒネりを加えてよりコントラストをつけ、伝統的なバディ（相棒）もののジャンルを前面に押し出したことにある。残念ながら本作品ではノンクレジット扱いとなったが、ボームの存在なしでは本作品の成功もシリーズ化もなかったと言えよう。その才能を高く評価されたボームは『インディ･ジョーンズ／最後の聖戦』『リーサル･ウェポン2／炎の約束』『リーサル･ウェポン3』で脚本を担当、映画の成功とともに脚本家としての地位を確固たるものとした。だが2000年1月、53歳で心不全のため他界。脚本家としての円熟期を迎えようとしていた彼の、早すぎる死であった。

Original Sound Track / オリジナル・サウンドトラック「Lethal Weapon Soundtrack / リーサル・ウェポン」 | Warner Music Japan

Original Sound Track / オリジナル・サウンドトラック「Lethal Weapon Soundtrack / リーサル・ウェポン」に関する詳細ページです。

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私は脚本のアウトラインを描かず、頭の中でストーリーを完成させてから下書きを書くことが好きなんだ。メモを取ったり、アウトラインを書いたり、キャラクターのスケッチをしたりするような決まったルーティンはない。ただ頭の中でそれを書き進め、吐き出す準備ができるまで続けるだけだ。プロットは知的な刺激を与えようとするが、観客はそうは反応しない。私が求めているのは感情的な反応であって、知的な刺激ではない。なぜなら観客はカタルシスを楽しむからだ。脚本家ジェフリー･ボーム

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