ナイコムは、中国のイヤホンブランドTHIEAUDIO（セーオーディオ）の新製品「Valhalla」と付属イヤホン用ケーブル「EliteNoir Cable」の国内販売を開始した。
Valhalla ￥319,000（税込、2月14日発売）
EliteNoir Cable ￥19,600（税込、2月下旬発売）
Valhalla は2年以上にわたる研究開発を経て誕生した、同ブランド史上最高の解像度を誇るインイヤーモニターイヤホンだ。片側19基のドライバー（Sonion製38D1XJ007サブウーファーBAドライバー✕4、E50DAローミッドレンジBAドライバー✕10、Knowles製RDE 33729ミッドトレブルBAドライバー✕4、WBFK30095ウルトラトレブルツイーター✕1）を採用し、各ドライバーの役割を最適に分担する緻密なチューニングを施すことで、不要な負担を軽減し、高い明瞭度と精密なサウンド再現を可能にしている。
独自の低音設計PBS（Precision Bass System）も採用。特別設計のレゾナンス・チャンバーと低周波フィルター・キャビティを組み合わせ、200Hzでシャープに減衰するバス・シェルフを最適化。さらに、ダイバージョン・チューブとプレッシャー・リリーフ・ベントを追加することで、5Hzから20Hzの超低周波域まで正確に再生し、迫力ある低音を生み出すという。
ハウジングには、航空宇宙産業でも使用されるグレード5チタンを採用。高い強度と耐久性を持ちながら、驚くほどの軽量性を実現している。一般的な樹脂製や金属製のハウジングと比較して、より堅牢でありながら長時間のリスニングでも快適な装着感を提供してくれる。
各ハウジングシェルはCNC加工により精密に成形され、細部に至るまで高い完成度を誇っている。さらに、人間工学に基づいた新設計のフォルムが、快適なフィット感と耐久性を向上。音質だけでなく、外装においてもプレミアムな仕上がりを実現した。
EliteNoir Cableは、細部までこだわり抜いた設計により、高音質を求めるオーディオファンの期待に応えるための製品という。高度な技術と精密なクラフトマンシップを融合させ、これまでにない洗練されたリスニング体験を提供する。
7×7×0.08mmの銀メッキ5N LCOFC（線形結晶無酸素銅）ワイヤーと、16×7×0.06mmの銀メッキ4N LCOFCワイヤーを組み合わせた161本の導体を20AWG仕様で構成。すべての線材は米国製のスモークブラック・ブルーのソフトPVCで絶縁され、ムンドルフ社のSupreme Solder（オーディオ用最高級はんだ）を使用して精密に組み立てられている。
スパイラル・シールドとLitz Type 2構造により、耐久性と信号純度を向上。さらに、新開発のバイファーケーション（分岐）、バレルコネクタ、マルチプラグ（3.5mm/4.4mm）を採用し、多様なオーディオ環境での高い互換性と利便性を実現した。
「Valhalla」の主なスペック
●使用ドライバー：Sonion 38D1XJ バランストアーマチュアドライバー×4（低音域）、Sonion E50DA バランストアーマチュアドライバー×10（中音域）、Knowles RDE-33729 バランストアーマチュアドライバー×4（高音域）、Knowles WBFK-30095 バランストアーマチュアドライバー×1（超高音域）
●周波数特性：10Hz〜44kHz
●感度：103dB@1kHz
●インピーダンス：9Ω
●イヤホン接続：0.78mm 2pin
●重量：約65g（ケーブル、プラグ含む）
「EliteNoir Cable」の主なスペック
●ケーブル素材：7×7×0.08mm 5N 銀メッキLCOFC（線形結晶無酸素銅）線、16×7×0.06mm 4N 銀メッキ LCOFC（線形結晶無酸素銅）線
●ケーブル構造：Litz構造
●接続端子：0.78mm 2Pin
●接続プラグ：3.5mm/4.4mm
●重量：約80g（プラグ含む）
●ケーブル長：約1.2m
