真空管とアナログサウンドを追求する季刊『管球王国』115号をお届けします。特集企画は「ボックスシェイプ/フロアスタンド――最新スピーカーを3種の真空管アンプで鳴らす」です。オーソドックスな佇まいも魅力の「ボックスシェイプ」型。曲面を採り入れたモダンなプロポーションのモデルとスクエア形状のモデルを交えた「フロアスタンド」型。それぞれ、出力管と回路構成の異なる真空管アンプで鳴らして、最新スピーカーの魅力をリポートします。連載「実験工房」は「シュアーMM型カートリッジ 現行交換針の聴き比べ」です。M3D、M44-7、V15 TypeIIIオリジナル機でシュアー本来の音の魅力を探り、数多くリリースされるM44-7、V15 TypeIII用現行交換針の音を試聴します。MM型の音質を決定づける要素の考察も必読です。
ヴィンテージ関連企画「WE/アルテック 25cm/30cmフルレンジを鳴らす」では、フルレンジユニット3モデルをアルテックA7用大型エンクロージュアに装着してヴィンテージアンプで鳴らし、トゥイーターの追加も試しながら音の可能性を探りました。「ブルーノート85周年 最新リマスター盤比較試聴」は、ケヴィン・グレイによるリマスタリングなど、LP、CD、SACDと多彩なメディアで高音質が追求されたブルーノート復刻盤の音の魅力を真空管アンプで引き出します。連載「マイ・ハンディクラフト」も、注目パワーアンプから励磁型スピーカー用電源まで、充実の開発・製作記です。