海外盤発売情報
米国盤『パニック・ルーム』2025年2月18日リリース
PANIC ROOM - 4K UHD BLU-RAY with DOLBY VISION and DOLBY ATMOS
4K DIGITAL RESTORATION
ソニー・ピクチャーズ(SPE)から届いた4K UHD BLU-RAY『パニック・ルーム』(2002)リリース・アナウンス。監督デヴィッド・フィンチャー監修・承認による、35mmオリジナルカメラネガからの最新4Kデジタルレストア/HDRグレード版。HDRはHDR10とドルビービジョンHDRをサポート。本作のサウンドデザイナー、レン・クライス承認によるリミックス・ドルビーアトモス・サウンドトラック収録。最初のリリース告知から1年半、満を持しての登場となる。
作られた目的はただひとつ。決して誰も侵入させないこと―
ニューヨーク市マンハッタン、アッパー・ウエスト・サイド。離婚して間もないメグ・アルトマンは、娘サラとともに大富豪が遺した4階建てのタウンハウスに移り住む。ここには「パニック・ルーム」と呼ばれる部屋があり、それは予期せぬ侵入者から逃れるための防犯用シェルター、セーフ・ルームであった。だがある夜、富豪の隠し財産を狙った3人の族が押し入る。危険を察知したメグとサラは、間一髪でパニック・ルームへと逃げ込む。『ファイト・クラブ』に続く監督フィンチャーの5作目の長編映画。メグとサラ母娘にジョディ・フォスターとクリステン・スチュワート、強盗にオスカー俳優のフォレスト・ウィテカーとジャレッド・レト、そしてカントリーシンガーのドワイト・ヨーカムという贅沢な配役。当初、ニコール・キッドマンがメグ役を演じていたが、撮影開始2週間後に撮影現場で負傷、降板している(のちにメグの元夫スティーヴンの恋人役で、声だけで出演)。脚本(兼・製作)は『ジュラシック・パーク』のデヴィッド・コープ。
撮影は『明日に向って撃て!』『アメリカン・ビューティー』ほか3度のオスカーに輝く名撮影監督コンラッド・L・ホール。当初『セブン』のダリウス・コンジが撮影監督を務めたが、クランクインしてまもなく創作上の相違を理由に降板している(影響を受けた撮影監督のひとりとしてホールを尊敬していたコンジは、ホールを後任として支持すると語っている)。ARRIアリフレックス35-Ⅲ、およびパナビジョン・パナフレックス/35mmスーパー35方式/アナモフィック撮影作品。
スタジオ敷地内のサウンドステージ上にタウンハウスのセットを建て、デヴィッドがさまざまな角度からシーンを撮影できるように、3つのバージョンの部屋を作った。それから美術セットの3Dコンピューターモデルを作り、そのモデルを使用してショットを設計しながらシークエンスを決定していった。デヴィッドは『ファイト・クラブ』でプリビズ(PreVisualization)を経験していたので、プリプロダクションはスムーズに進み、撮影開始前にショットの3分の2を設計していた。プリビズの基本的な目的はカメラワークの決定にあった。映画の大部分はプリプロダクションの段階で出来上がっていたため、ダリウス(コンジ)に創作上の柔軟性を与えることができなかった。(デヴィッド・コープ)
音楽は『セブン』『ゲーム』に続いてフィンチャーとコンビを組むハワード・ショア。音響エンジニアは『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』『ジュラシック・パーク』『プライベート・ライアン』でオスカー受賞のリチャード・ヒムズ(音響監修/音響編集)『セブン』で一躍名を揚げ、フィンチャー作品には欠かせない存在となったレン・クライス(サウンドデザイン/他作『トップガン』)。
レン(クライス)は現在では有名なサウンドデザイナーだが、正式な訓練を受けたことはない。大学在学中に電子音楽とコンピューターの研究を続け、必要なツールとテクニックを学んだだけだ。1983年にジョージ・ルーカス製作の長編アニメで特殊撮影効果(special photographic effects)のスタッフで働いていた時、レンは美術アシスタントとして参加していた。彼と出会ったのはその時で、私が19歳の時だ。そのあと私のほぼすべての映画、CMやミュージックビデオで一緒に仕事をしている。『パニック・ルーム』は、技術的な観点でとても興味深い映画となった。映画全体がひとつの空間で展開される。その空間を2時間にわたってなんらかの形で展開させるために、彼は週末に実際に撮影していたセットで、あらゆる効果音やハードエフェクト(ドアの音など単発的な音)をすべて録音していた。彼はスタジオに入ってきて、窓を開けたり閉めたり、ガラスを揺らしたりしていた。とにかく大変な作業だったが、フェイクのものよりはるかに良い音がするんだ。(デヴィッド・フィンチャー)
SPECIAL FEATURES
4K BLU-RAY DISC
- NEW 4K RESTORATION, supervised by Director David Fincher
- DOLBY VISION/HDR10 PRESENTATION OF THE FILM
- RIMIXED DOLBY ATMOS AUDIO TRACKEnglish 5.1
- Optional English subtitles for the main feature
BLU-RAY DISCS
- NEW 4K RESTORATION, supervised by Director David Fincher
- Commentary One by David Fincher
- Commentary Two by Jodie Foster, Forest Whitaker and Dwight Yoakam
- Commentary Three by writer David Koepp and special guest
- PRE-PRODUCTION
- Six featurettes on the prep phase, from pre-visualization through testing
- Interactive previsualization — Compare the pre-visualization, storyboards, dailies and final film in a multi-angle, multi-audio feature with optional commentary
- PRODUCTION
- Shooting Panic Room – An hour-long documentary on the principal photography phase
- Makeup effects featurette with Alec Gillis and Tom Woodruff Jr.
- Sequence breakdowns – An interactive look at the creation of four separate scenes in the film
- POST-PRODUCTION
- Twenty-one documentaries and featurettes on the visual effects
- On Sound Design with Ren Klyce
- Digital Intermediate and other featurettes dealing with the post-production phase
- A multi-angle look at the scoring session conducted by Howard Shore
FILM & DISC SPECS
タイトル | パニック・ルーム |
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年 | 2002 |
監督 | デヴィッド・フィンチャー |
製作 | セアン・チャフィン ジュディ・ホフランド デヴィッド・コープ ギャヴィン・ポローン |
脚本 | デヴィッド・コープ |
撮影 | コンラッド・W・ホール ダリウス・コンジ |
音楽 | ハワード・ショア |
出演 | ジョディ・フォスター フォレスト・ウィテカー ジャレッド・レトー クリステン・スチュワート ドワイト・ヨーカム パトリック・ボーショー イアン・ブキャナン アン・マグナソン アンドリュー・ケヴィン・ ウォーカー ポール・シュルツ 《声の出演》ニコール・キッドマン |
Title | PANIC ROOM |
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Released | Feb 18, 2025 (from Sony Pictures) |
SRP | $45.99 |
Run Time | 112min |
Codec | HEVC / H.265 (Resolution: Native 4K / DOLBY VISION / HDR10 compatible) |
Aspect Ratio | 2.39:1 |
Audio Formats | English Dolby Atmos (48kHz / 24bit / Dolby TrueHD 7.1 compatible), English DTS-HD Master Audio 5.1 (48kHz/16bit) ※other format(s) TBA |
Subtitles | English, English SDH, French, Spanish ※other subtitle(s) TBA |
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