ベステックオーディオ/ビーテック
プロオーディオ部門のビーテックブースには、ホームシアターでも活躍しそうなスピーカーが展示されていた。そのひとつがCORNERED AUDIOだ。前面が円形にラウンドし、反対側は90度の角度を持ったスピーカーで、コーナー設置しやすいように工夫されている。ウーファーサイズが異なるC3、C5、C6の3モデルをラインナップし、音色を統一していることもあって、サラウンド使用時にもつながりは抜群だ。
設置性にも配慮しており、フロント側から木ネジで壁面に固定可能。スピーカーコネクターも前面に設けられており、背面からケーブルを引き出してつなぐ仕組みになっている。エンクロージャーはアルミ製で、ホワイト、ブラック、シルバー仕上げが準備されている。
そのCORNERED AUDIOに連なるブランドがBLAZEで、こちらはスピーカー形状は同様ながら、より小さなサイズのCi2、Ci4、Ci5を揃えている。他にもBLAZEでは薄型パッシブサブウーファーとして、8インチと12インチ搭載モデルの2種類を準備している。12インチ搭載のC12S SUBは厚さ22cmなので、ソファの下に置いてもいいだろう。
ジェネレックジャパン
ジェネレックジャパンでは、同ブランド初となるヘッドホンを展示、専用コントローラー&測定アプリとの組み合わせでイマーシブオーディオの再生もできるモデルとのことで、7.1.4環境と比較試聴できるブースも準備されていた。
ヘッドホンの「8550A」とコントローラー「9320A」からなる「ユニゾンPRM」(26万円前後)が基本構成で、これに独自アプリの「Aural ID」(5万円前後)を使って上半身をスマホカメラでスキャンし、個人最適化を行うことで立体音響の試聴が可能になるという。
ジェネレック製品として、同ブランドのアクティブスピーカーと音色を揃えてあり、例えばユニゾンPRMを使って自宅で音楽データを仕込んでおき、その後スタジオのスピーカーでイマーシブオーディオを仕上げることもできるという。
なお今回、麻倉怜士さんにもユニゾンPRMの音を確認いただいたので、後日インプレッションを初回して頂く予定だ。なお本モデルは、来年初冬にB to Bでの販売を予定しているとのことだ。
KEF JAPAN
KEFジャパンでは、インウォールスピーカーCiシリーズを展示、同ブランドの製品でスマートなシアターシステムが構築できることをアピールしていた。Ciシリーズは壁や天井埋め込み用の様々な形状、サイズを揃えたラインナップで、会場ではインストールに関わる来場者からの質問もあったそうだ。