この度、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023の国内コンペティション長編部門に正式出品された映画『繕い合う・こと』が、2025年1月11日(土)より新宿K’sシネマにて公開されることが決定した。

 「カメラを止めるな!」に出演していた長屋和彰が初監督にして初脚本を、プロデューサーには同じく「カメラを止めるな!」に出演していた大沢真一郎を迎えて長編映画を製作。今回、作品の情報発表とあわせ、ポスタービジュアル、予告編も解禁された。

画像: 俳優「長屋和彰」の初長編映画監督作映画『繕い合う・こと』が、2025年1月11日から新宿 K’sシネマで公開

◆ストーリー
亡き父の跡を継ぎ[金継ぎ師]の道を選んだが、“ある”わだかまりを抱える兄【護】。これといった目標もなく、父を継いだ兄に対して、焦りや羨望から苛立ちを覚えている弟【幹】。
ある年の暮れ、例年通り大掃除をする為に護の住む実家へと帰省する幹。幹は掃除の途中で父の遺品が無くなっていることに気が付く。その夜、護を問い質す幹、ぶつかり合う二人。
不器用な兄弟とその周りの人々が織りなす物語。

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◆イントロダクション
監督の長屋が交通事故で亡くなった学生時代の友人に“今の自分は、亡くなった友人に胸を張れる生き方ができているのか?” と自問自答の末に作り上げた今作。

この問いに自分なりの答えを導き出したいという思いから映画の製作を決意した。

これは兄弟とその周りとの繋がりの物語であり、亡き人に胸を張って生きて行く道を歩み始める物語。

そして、歪になってしまった兄弟の関係を修復していく様を、近年世界的にも話題になっている”金継ぎ”をモチーフにして描いている。

本作で、初監督、そして主演【護】役を務めたのは、世界的にヒットした映画『カメラをとめるな!』(上田慎一郎監督)に出演していた俳優の長屋和彰。

一人歩きした『カメラを止めるな!』とは裏腹に思うように俳優として活躍の場を得られないでいた当時「誰にも選ばれないなら自分で作ろう」と奮起し、2019年に想いを込めた自身初となる脚本を書き上げ、 2020年世界で猛威を振るったコロナウイルスが拡大する中、生活が苦しくなった役者仲間を救う一助になればという思いもあり、厳戒態勢の中撮影を敢行。監督初挑戦にして長編作を作り上げた。

プロデューサーには同じく『カメラを止めるな!』に出演していた大沢真一郎。二人は同作で共演しており、今作が映画製作における初のタッグである。

本作はSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023国内コンペティション長編部門に正式出品された。

出演に第75回カンヌ映画祭ACID部門正式出品作の映画『やまぶき』で主役の彼氏/祐介を演じ、今も多くのインディーズ映画に出演し続けている黒住尚生。

テアトル新宿にて公開、異例のロングランヒットとなった『グッドバイ、バッドマガジンズ』に出演した菊池豪。

自主制作作品として史上初の快挙となる、毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞した『こんぷれっくす×コンプレックス』などを手掛け、自身も映画監督である、ふくだみゆき。

『恋人たち』で第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した篠原篤らが脇を固めます。

◆応援コメント
◯説明しすぎないけどヒントはいっぱあって、いろんな想像ができる作品。金継ぎも新鮮で、根底には壊れたものを直すというモチーフがあって、その上に兄弟関係があって、とても豊かな映画だと思います。
中野量太【映画監督】

◯創り手の「これがやりたい」が伝わってくる、かっこいい映画だった。
芝居も画も演出も引き算の美学。観客の想像力を信じ、熱い想いを胸に秘めた、上品で熱い映画。
上田慎一郎【映画監督】

◯贅沢に時間を使った、ゆったりとした湯気みたいな映画だった。
沖田修一【映画監督】

◯冒頭から、静止画のように、観客は画面と向き合うことになる。
テレビドラマのように雄弁に語ってくれない分、観ている方は映画との一体感を求められる。俳優をここまでじっくりと撮れるのは双方の信頼の証だろう。監督、スタッフの映画魂を大いに感じた。
河井真也【映画プロデューサー】

◆監督メッセージ
初めまして。映画『繕い合う・こと』を監督しました長屋和彰です。

企画構想から6年、コロナ禍で撮影ができないのではと危ぶまれた時期もありましたが、やっとの思いで劇場公開の切符を手に入れました。この映画をよりたくさんの方に届けられると思うと嬉しくてなりません。

私は全ての映画が誰かの一番になれると信じています。この映画がご覧になった誰かの一番になれていれば良いなと今からワクワクしています。

全てが初挑戦の今作、存分に想いを込めた今作、ぜひ劇場でご覧ください。この作品がより飛躍するために皆様のお力をお貸し頂けたら幸いです。

◆プロデューサーメッセージ
長屋監督とは数年前の映画『カメラを止めるな!』の撮影時に出会いました。

お互い役者としての出会いから数年、このような立場で一緒に映画を作ることになるとは……。

二人手探りのまま始まった企画に、多くの方のお力添えをいただき、こうやって劇場公開まで辿り着くことができ、感謝しかない現況です。

長屋監督が長年温めていたという、金継ぎ職人という日本の伝統工芸、そして、美しい日本の原風景での兄弟の絆を組み合わせたまさしく“繕い合う”物語。

想いの詰まった監督デビュー作が完成しました。ぜひ、劇場でご高覧ください。

映画『繕い合う・こと』

2025年1月11日(土)より、新宿 K’sシネマにて公開

画像: 映画『繕い合う・こと』

【出演】
長屋和彰 黒住尚生 菊池豪 山本由貴 ふくだみゆき 大沢真一郎 篠原篤 田村彰規 岡田雄樹(声) 藤井桂(声) ジョルジョデコヤツ(声)

【スタッフ】
企画・監督・脚本・編集:長屋和彰 プロデューサー・助監督・スチール:大沢真一郎 撮影・照明・編集協力:磯辺康広 録音:細川武士 制作:竹本美香 制作応援:白岡優/山口友和 メインビジュアル&タイトルデザイン:吉田電話 整音:ミームオンラインMAスタジオ DCP:片山享 主題歌:『UPA』ジョルジョデコヤツ ロケーション協力:上田徳明/糸井潤/6次元ナカムラクニオ/中之条町/沼袋チロルさん櫻井恭子/SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ/丸伊製材所割田更正割田幸子/大沢青果店 キャスティング協力:株式会社チーズfilm/株式会社PANPOCOPINA/株式会社TOMcompany/株式会社アトミックモンキー/Bar ONE CUT スペシャルサンクス:上田慎一郎/涙さやか 他 サポーター:Motion Gallary 脚本指導:村口知巳/大石結介
【2023/日本/89分/カラー/16:9/DCP】

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