Bowers&Wilkinsから、特徴的なデザインがアイコンとなっているワイヤレススピーカー「Zeppelin」の最新第4世代モデルとなる「Zeppelin Pro Edition」が発表された。発売は10月下旬で、価格は¥136,400(税込)。

画像1: Bowers&Wilkins、ワイヤレススピーカー「Zeppelin」が第4世代に進化。さらなる高音質を追求した「Zeppelin Pro Edition」が10月下旬に発売
画像2: Bowers&Wilkins、ワイヤレススピーカー「Zeppelin」が第4世代に進化。さらなる高音質を追求した「Zeppelin Pro Edition」が10月下旬に発売

 Zeppelin Pro Editionは、先に行なわれた、同社ワイヤレス製品のローンチイベントでも参考展示されていたので、気になっていたファンも多いことだろう。本モデルでは、黒系のSpace Greyカラーに加え、明るめのSolar Goldカラーも追加されており、よりインテリアに映える製品になったとも言えるだろうか。

画像3: Bowers&Wilkins、ワイヤレススピーカー「Zeppelin」が第4世代に進化。さらなる高音質を追求した「Zeppelin Pro Edition」が10月下旬に発売

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 さて、Zeppelinは2007年に登場以後、音楽ソース(フォーマット)とともに進化を続けてきたといい、今回は、創業者でもあるBowers氏が名付けた最初のスピーカー「P-1」、P=ProfessionalのPROを受け継いだ、音質追求に特化した製品にまとめられているのが特徴になる。

 同社のスピーカーシステム800シリーズの開発に携わったメンバーが本企画に参画し、同600シリーズで開発された技術的なアプローチを多数、本モデルに投入しているということだ。それがカタチになったが、今回自社開発品の搭載となったツイーターとミッドレンジのユニットになる。

画像4: Bowers&Wilkins、ワイヤレススピーカー「Zeppelin」が第4世代に進化。さらなる高音質を追求した「Zeppelin Pro Edition」が10月下旬に発売

 まずツイーターについては、同社スピーカーシステム「600 S3シリーズ」の技術を受け継いだ25mm径チタンドーム品が搭載されている。ほぼ同等品といい、薄型化によってかなりの軽量化を達成したという。

画像: 左が新製品。ツイーターの色味が異なるのが分かる

左が新製品。ツイーターの色味が異なるのが分かる

 ミッドレンジについても同様で、コンティニアム・コーンと同じ製造手法の採用で、樹脂コーティングの厚盛化(+均一な塗布)が可能となり、結果として、内部損失の大きな振動板を実現したとしている。同時にエッジレス構造も引き継いでおり、今回新しいマウントダンパーを組み合わせることで、クリアな中高域の再現を可能にしたと謳う。

 ウーファーについては、150㎜径品が搭載されており、本機ではストロークを調整することで、低域(35Hzまで)の再現能力を拡張しているそうだ。ユニットの周囲にはエア抜きの穴が4つ設けられている。

 その他、DSP回路による補正はユニットに最適化され、補正量も最小化しているという。表面のファブリックについても、孔の大きさやカバーの厚みをユニットの位置に合わせて変えているそうで、抜け感(明瞭度)の向上を図っているそうだ。

画像5: Bowers&Wilkins、ワイヤレススピーカー「Zeppelin」が第4世代に進化。さらなる高音質を追求した「Zeppelin Pro Edition」が10月下旬に発売

 ちなみに、スマホアプリ「Bowers&Wilkins Music app」を使えば、セットアップ、イコライジング(低音・高音)も可能。ライティングの明るさ、色を変更可能。また、Wi-Fi、Bluetooth(aptX Adaptive・48/24)接続が可能で、Amazon Music、Deezer、Spotify(Spotify Connect)などの音楽ストリーミングサービスに対応する。AirPlay2もサポートする。なお、有線接続用の端子は装備しないが、リアにあるサービス用のUSB-C端子に、LAN-USB-C変換アダプターを接続すると、有線LAN接続も可能とか。

画像6: Bowers&Wilkins、ワイヤレススピーカー「Zeppelin」が第4世代に進化。さらなる高音質を追求した「Zeppelin Pro Edition」が10月下旬に発売
画像7: Bowers&Wilkins、ワイヤレススピーカー「Zeppelin」が第4世代に進化。さらなる高音質を追求した「Zeppelin Pro Edition」が10月下旬に発売

 音質についても、短時間ながら聴く機会を得たので、簡潔に紹介すると、前モデル(現行モデル)に比べて、特徴でもある自社開発・製造によるツイーター、ミッドレンジの帯域のサウンドは各段に進化していて、クリアネス、厚み、音場の再現性いずれも良好。低域方向の再現能力が伸びたことで、重心の下がったどっしりとしたサウンドも味わえた。

画像: ハンドキャリーできそう

ハンドキャリーできそう

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