ユキムから、今年のミュンヘンで行なわれたハイエンド・ショーで発表されたELACの新作スピーカーシステム「Debut」のリニューアル第三世代となる「Debut 3.0」4モデルが、10月10日に発売される。ラインナップと価格は下記の通り。

●スピーカーシステム
「Debut F5.3」 ¥181,500(ペア、税込)
「Debut B5.3」 ¥82,500(ペア、税込)
「Debut C5.3」 ¥66,000(税込)
「Debut A4.3」 ¥110,000(ペア、税込)

 さて、ニューモデルではユニットが刷新(新開発)されているのが特徴で、ツイーターでは、従来のソフトドーム型から、初めてとなるハードドーム型へとスイッチされた。これは、Debut 3.0のためにカスタム・メイドされたものだといい、剛性と応答特性に優れるほか、印象的なデザインのフェイズ・プラグは、正確な位相と広い指向性を持っているそうだ。

画像1: ELACから、ユニットを刷新、クオリティを高めた新スピーカーシステム「Debut 3.0」シリーズ4モデルが10月10日に発売

 ウーファーについても新開発品が採用されており、135mm径のアラミド・ファイバーを振動板に採用したユニットとなる。これは、「Debut 2.0」同様、ボイスコイルの冷却とウーファーダクト内の空気排出をスムーズに行なうためのベント構造ポールピースを採用。3.0では大型化された磁気回路と38mm径ボイスコイル・エンジンの採用により、正確でインパクトのある低音再生を実現したとしている。

画像2: ELACから、ユニットを刷新、クオリティを高めた新スピーカーシステム「Debut 3.0」シリーズ4モデルが10月10日に発売

 一方、エンクロージャーについては、ホルムアルデヒドを低減したCARB2規格の16mm厚MDF材で構成され、強度を高めるためのブレーシング入り。エンクロージャーに起因する不要共振が効率的に抑えられることで、ドライバー・ユニットのピュアなパフォーマンスが明確に発揮される、と謳っている。

 本Debut 3.0シリーズでは、機能性や信頼性、デザイン性にもメスが入っているのが特徴。スピーカーターミナルには、バナナプラグ、スペードプラグなど様々なコネクティングに対応した高い導電性と腐食に強い金メッキ品を標準装備。ポートノイズを低減するデュアルフレア・ベントポート、マルチエレメント・クロスオーバーの採用、そして駆動するアンプに優しい6Ωインピーダンスで設計されている。

 また、マグネット式グリルを採用したことで、最新のブラックサテン・フロントバッフルに凹凸のないフラットですっきりとしたデザインにまとめられている。

Debut F5.3の主な特徴
 フロア・スタンディング・スピーカーの3ウェイ・デザインは、周波数帯域を専用ドライバーに分割することで、優れたオーディオ特性を狙っており、低域、中域、高域を最適に処理し、よりクリアで正確なサウンドを再生する。本モデルのために開発されたカスタムデザイン・ミッドレンジ・ウーファーは軽量化されており、ディティイルの向上を果たしていそうだ。

画像3: ELACから、ユニットを刷新、クオリティを高めた新スピーカーシステム「Debut 3.0」シリーズ4モデルが10月10日に発売

形式:3ウェイ・バスレフ
周波数特性:38Hz~38kHz
インピーダンス:6Ω
能率:87.5dB @2.83v/1m
クロスオーバー周波数:500Hz/2100Hz
最大入力:140W
ツイーター:25mmアルミニウム・ドーム
ミッドレンジ:135mmアラミド・ファイバー
ウーファー:135mmアラミド・ファイバー×2
キャビネット:16mm厚MDF(CARB2規格)
仕上げ:ブラック・アッシュ/サテン・ブラック
サイズ (W×H×D):172×1030×246mm
質量:15.7kg

Debut B5.3の主な特徴
 Debut 3.0最新ドライバー・ユニットと高いデザイン性が凝縮されたブックシェルフ・スピーカー。最新のアルミドーム・ツイーターとアラミド・ファイバー・ウーファーとのコンビネーションで高いサウンドパフォーマンスを発揮する。

画像4: ELACから、ユニットを刷新、クオリティを高めた新スピーカーシステム「Debut 3.0」シリーズ4モデルが10月10日に発売

形式:2ウェイ・バスレフ
周波数特性:48Hz~38kHz
インピーダンス:6Ω
能率:86.5dB @2.83v/1m
クロスオーバー周波数:1,900Hz
最大入力:120W
ツイーター:25mmアルミニウム・ドーム
ウーハー:135mmアラミド・ファイバー
キャビネット:16mm厚MDF(CARB2規格)
仕上げ:ブラック・アッシュ/サテン・ブラック
サイズ(W×H×D):172×311×267mm
質量:6.05kg

Debut C5.3の主な特徴
シリーズのセンター・チャンネル用スピーカーシステム。リア・マウント・ポート・チューブを採用。スピーカーからの不要なポートノイズを効果的に削減してくれるという。

画像5: ELACから、ユニットを刷新、クオリティを高めた新スピーカーシステム「Debut 3.0」シリーズ4モデルが10月10日に発売

形式:2ウェイ・バスレフ
周波数特性:50HZ~38kHz
インピーダンス:6Ω
能率:87.5dB @2.83v/1m
クロスオーバー周波数:2,000Hz
最大入力:120W
ツイーター:25mmアルミニウム・ドーム
ウーハー:135mmアラミド・ファイバー×2
キャビネット:16mm厚MDF(CARB2規格)
仕上げ:ブラック・アッシュ/サテン・ブラック
サイズ(W×H×D):533×195×298mm
質量:10.7kg

Debut A4.3の主な特徴
Dolby Atmos再生のためのドルビー・イネーブルド・スピーカー。本棚やフロアスタンド型スピーカーの上に置いて立体的なサウンド空間を創出。

画像6: ELACから、ユニットを刷新、クオリティを高めた新スピーカーシステム「Debut 3.0」シリーズ4モデルが10月10日に発売

形式:2ウェイ・バスレフ
周波数特性:73Hz~38kHz
インピーダンス:6Ω
能率:84dB @2.83v/1m
クロスオーバー周波数:2.400Hz
最大入力:80W
ツイーター:25mmアルミニウム・ドーム
ウーファー:135mmアラミド・ファイバー
キャビネット:16mm厚MDF(CARB2規格)
仕上げ:ブラック・アッシュ/サテン・ブラック
サイズ(W×H×D):172×170×246mm
質量:3.3kg

This article is a sponsored article by
''.