完実電気は、Sonus faber(ソナス・ファベール)のオールインワン・オーディオシステム「Omnia」(¥327,800、税込)を10月10日(木)に発売する。
Omniaは人と人とのつながり、音楽と人のつながりからインスピレーションを得た製品だという。あらゆる環境にフィットした、ぬくもりを感じるウッド・デザインと、ソナス・ファベールの奏でるナチュラル・サウンドで大切な人との生活をより豊かにすることを目指している。
また本機には、新たな2つの独自技術も搭載されている。
第一は「CRESCENDO(クレッセンド)」テクノロジーで、ステレオ信号を巧みにミキシングするシグナル・プロセッシング技術により、本体左右に搭載された反転ドーム型ドライバーユニットを効果的にドライブ、遅延や位相動作を最適化することで、より広いサウンドスケープを作成できるものだ。
バイポール(正相)、ダイポール(逆相)を組み合わせることにより、サウンドステージの広がりと開放的で包み込むようなサウンドを生成し、リスナーはより音楽に没入する事が出来るだろう。
もうひとつの独自技術が「Senso」テクノロジーで、美しい木製のトップパネルでありながらタッチ操作が可能になっている。点灯しているラインは、Omniaのモード、使用中のストリーミングサービス、選択されている入力、音量の設定を確認できる。
アナログ、デジタル双方の入力を搭載し、信号形式に関わらずソナス・ファベールならではのナチュラルなサウンドを届けてくれる。アナログ入力は、Phono(MM)とLINEの切換も可能だ。またARC対応HDMI端子が搭載されており、HDMIケーブルで接続するだけで、テレビやレコーダーのオーディオ信号が再生できる。
Omniaは490Wのアンプを搭載し、4ウェイ7スピーカー構成のドライバーを駆動することで、外観とサイズからは想像できないほどのパフォーマンスを発揮してくれるそうだ。
搭載されたユニットは、本体前面にネオジムマグネットによる2基の19mmシルク・ソフトドーム型トゥイーターと2基の76mmペーパー・コーン型ウーファーにより、ソナス・ファベールらしいナチュラルで艶やかなサウンドを楽しませてくれる。
さらに低域用としてロングスロー165mmアルミニウム・コーン型ウーファーを底向きに配置し、重厚で拡がりのある音場を再現している。ボディ両サイドにはネオジムマグネットによる44.5mmワイドレンジ反転ドーム型ドライバーも搭載され、CRESCENDOテクノロジーと連動して、明確で立体的な音場を形成してくれる。
「OMNIA」の主なスペック
●形式:4ウェイ7スピーカー、密閉型。DSP内蔵アクティブ型
●使用ドライバー:19mmシルク・ソフトドーム型トゥイーター×2、76mmペーパーパルプコーン型ミッドレジ×2、165mmロングスロー・アルミニウムコーン型ウーファー、44.5mmセルロースパルプ・メンブレンコーン型フルレンジ×2
●周波数特性:30Hz〜25kHz
●接続端子:RCAアナログ入力(MM Phono、Line切り替え)、HDMI(ARC)、LAN
●対応ストリーミング再生:Bluetooth(aptX HD)、Apple AirPlay 2、Chromecast、Spotify Connect、TIDAL connect、Roon Ready
●消費電力:18W(スタンバイ時3.5W)
●寸法/質量:W650×H130×D280mm/7.6kg