Bang & Olufsen(バング & オルフセン)は、ワイヤレスヘッドホンの新製品「Beoplay H100」を発表。都内で発売記念のイベントを開催した。価格は¥229,900(税込)。
イベントは各界の名士を集めた音楽パーティといった装いで、事前のドレスコードはなかったのだが、記者のようなWEB系ライターはお門違いな感じ。ミュージシャンを招いての生演奏、豪華なスイーツも用意され、B&Oという歴史あるラグジュアリーブランドの発表会に相応しい陣容となっていた。
さて、Beoplay H100は、2020年に発売された同社創業95周年を記念した「Beoplay H95」の上位モデルとなり(併売される)、型番から分かるように、創業100周年を迎える来年(2025年)を少し先取りしたものになる。
新しいモジュール構造の採用、比類のない高音質、卓越したノイズ・キャンセリング、同社のデザインアイコンに基づく美しいデザインなど、すべての分野で改良が加えられた最新モデルとなる。
今回のキーワードは、「いつでもいつまでも使える」であり、そのために上にも書いたように新しいモジュール構造が採用されている。これはどういうことかというと、ヘッドホンを構成する各部のパーツがそれぞれモジュール化されており、将来的に、傷ついたり、故障したりした場合に、交換が可能ということだ。対象となるのは、イヤーパッドやヘッドパッドだけでなく、バッテリー、ユニット(ドライバー)、基板など、分解できるパーツはほぼ交換できることになる。これにより、製品のライフサイクルを長くとることができ、近年話題を集める循環型社会の構築に大きく寄与できる、とする。長い期間使える製品だけに、保証は通常でも3年、延長プログラムに加入すると5年のサポートを得られるようになる。
なお、技術的なトピックは下記の通り。
・40mmのカスタムメイド・チタニウム・ドライバーを搭載
・USB接続で最大96kHz/24bitのハイレゾサウンドを再生可能
・Bang & Olufsenの新しいアダプティブ・オーディオ・プロセッシング「EarSense」の導入により、装着者のフィット感に合わせてサウンドをリアルタイムに調整し、パーソナルなリスニング体験が可能に
・空間オーディオに対応
・Dolby Atmosに対応
・ヘッドトラッキングに対応
・10個のマイクによるノイズ・キャンセリング機能
・トランスペアレンシー・モード
・急速充電対応(5分の充電で最大5時間の再生が可能)
・硬化ガラス製のタッチインターフェイスを採用
・3種類のカラーバリエーション「Infinite Black」「Hourglass Sand」「Sunset Apricot」を用意
・Bluetoothコーデックは、アップデート(2025年予定)によってハイレゾワイヤレスへの対応も計画されている
・マルチポイント接続対応
Beoplay H100の主な仕様
サイズ:<展開時>188×210~220×56~7mm
質量:本体375g、ケース350g
カラー:Infinite Black、Hourglass Sand、Sunset Apricot
ドライバー:エレクトロダイナミック型 Φ40 mmチタンドライバー
再生周波数帯域:10Hz~20kHz、10Hz~40kHz(hi-res mode)
感度:103 dB SPL(1kHz / -3dB FS)
再生可能時間:ANCを使用した場合32時間、空間オーディオとヘッドトラッキングを使用した場合30時間、通話時間最大22時間
バッテリー:520mAh×2
充電端子:USB-C端子
所用充電時間:約1時間
急速充電:〇(最短充電時間5分で5時間再生可能)
接続:Bluetooth 5.3、USB-C port
対応コーデック:SBC、AAC
マルチポイント(同時接続):2台( 2025年中に3台まで対応予定)
素材:アルミニウム、チタン、ラム革、牛革、強化ガラス、布地、ポリマー
付属品:レザーケース、ファブリックUSB-C - Cケーブル1.25 m、ファブリックUSB-C - 3.5 mmオーディオケーブル1.25 m、クイックスタートガイド、ウェルカムカード