ソニーは、ヘッドホンで再生可能な立体音響のゲームサウンド制作を実現する、ゲーム開発者向けプラグインソフトウエア「Gaming Virtualizer by 360 Reality Audio(ゲーミングバーチャライザー・バイ・サンロクマル・リアリティオーディオ)」の提供を開始すると発表。
同ソフトは、世界中のゲーム開発会社でさまざまなプラットフォーム向けのゲームにおけるインタラクティブな立体音響の開発に使用されているクロスプラットフォームオーディオミドルウェアソリューション「Wwise(ワイズ)」(Audiokinetic Inc.)のプラグインとして機能し、低負荷、低遅延、かつ自然な立体感のあるヘッドホン視聴向けゲームサウンドの制作を可能にする、と謳っている。
近年では、立体音響に対応した3Dゲームが増加してきており、モバイルやPCなどのさまざまなプラットフォームで展開されている。一方で、ヘッドホンを使用したゲームのプレイスタイルが定着していることで、多チャンネルのスピーカー環境だけでなく、ヘッドホンでも立体音響のゲームサウンドを楽しめる環境が求められている。
こうしたゲーム開発やプレイスタイルの変化を受け、立体的な音場に没入できる「360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)」の開発で培った360立体音響技術を生かし、ヘッドホンで再生できる立体音響のゲームサウンド制作を可能にする「Gaming Virtualizer by 360 Reality Audio」を導入する、ということだ。
●主な特長
・360 Reality Audioの技術を生かした新設計のゲームサウンド向け信号処理(高効率、ハードの負荷が低い)
・多くのゲーム開発に使用されるオーディオミドルウェア「Wwise」との連携(プラグイン)
・さまざまなゲーム開発会社での実装に向けた検証