ESOTERIC(エソテリック)から、「ESOTERIC名盤復刻シリーズ」の最新作として、アナログレコード2作品「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番」「フォーレ:レクイエム」が、11月24日に発売される。価格は各¥6,600(税込)。
2作品とも、ESOTERIC独自の技術を駆使して開発した「Esoteric Mastering」によるリマスタリングと、こだわり抜いたカッティング作業により、「アナログ」サウンドを存分に楽しめる仕上がりになっているという。
「チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番」
ESLD-10007
¥6,600(税込)
2024年11月24日発売
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
バイエルン放送交響楽団
指揮:キリル・コンドラシン
[録音]1980年2月7~8日、ミュンヘン、ヘラクレスザール
[LP初出]Philips 6514 118(1982年)
[日本盤LP初出] フィリップス・レコード 20PC2001(1982年6月1日)
その時ピアノは火を吹いた!! アルゲリッチ&コンドラシン一期一会、白熱のライヴ!
新たに「Esoteric Mastering」によるリマスター、40年振りにアナログレコード化
本作は、1980年2月、ミュンヘンで行なわれたバイエルン放送交響楽団の定期演奏会で収録され、フィリップスから発売されたライヴ盤。
演奏には聴衆を前にした凄まじい気迫が反映されており、デュナーミクの振り幅は極限まで広められ、音色は極彩色に変化し、次に何が起こるのか予測不可能な即興性に溢れている。特に第3楽章のクライマックスにおける爆発的な打鍵の凄まじさとコーダにおける圧倒的なスピード感は、手に汗握る興奮を巻き起こし、それに反応する聴衆の拍手も収められているそうだ。
「フォーレ:レクイエム」
ESLW-10008
¥6,600(税込)
2024年11月24日発売
ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
エリーザベト・ブラッスール合唱団
アンリエット・ピュイ=ロジェ(オルガン)
パリ音楽院管弦楽団
指揮:アンドレ・クリュイタンス
[録音]1962年2月14~15日、5月25~26日、パリ、聖ロック教会
[LP初出]His Master's Voice SAN/CANB 107(1963年)
[日本盤LP初出] 東芝音楽工業ASC‐5300(1963年9月発売)
歴史的な教会に鳴り響く敬虔の調べ~クリュイタンス最高の名盤
「Esoteric Mastering」2024年リマスターにて、アナログレコード化
1962年に録音されたこのフォーレの「レクイエム」は、クリュイタンスとパリ音楽院管弦楽団一連の録音の中でも、最も評価の高いアルバムであり、1963年に発売されて以来、カタログから一度も消えたことのない定番として聴き継がれている名演盤。特にフォーレ「レクイエム」好きの日本の音楽ファンにとっては、ERATOのミシェル・コルボ盤(1972年録音)と並んで、「レクイエム」の最高の名盤と位置付けられており、同社Super Audio CDハイブリッドシリーズでも2011年に(ESSE-90055)発売されている。
クリュイタンスの死によって1967年に解散したパリ音楽院管弦楽団の美しく古雅な響きを記録した貴重な音源となっている。