ナスペック(G405)

 ナスペックブースでは、初日(26日)の午後に「ジブリの世界 映画の音楽♪」と題した試聴会も開催していた。

 さらに新製品として、先日発表されたばかりのMONOTOR AUDIO(モニターオーディオ)のブックシェルフスピーカー「Studio 89」(¥385,000、ペア、税込)を出展され、そのサウンドを体験できるようになっていた。

 搭載されているユニットは、MPD III 高周波トランスデューサー×1と108mm RDT Ⅲウーファー×2で、これらを仮想同軸配置にすることで、優れた定位感と高い音の拡散性を獲得している。

画像: 「Studio 89」と別売の専用スタンド

「Studio 89」と別売の専用スタンド

画像: ナスペックが取り扱っているスピーカーを揃えて試聴会を実施

ナスペックが取り扱っているスピーカーを揃えて試聴会を実施

アキュフェーズ(G407)

 アキュフェーズは、ステレオプリメインアンプ「E-700」(¥946,000、税込)とチャンネルデバイダー「DF-75」(¥1,078,000、税込)のふたつの新製品をメインに展示していた。

 前者は50周年記念モデル「E-800」の技術が投入された弟機で、プリアンプ部にはBalanced AAVA方式ボリュウムコントロールが、パワーアンプ部にはインスツルメンテーション・アンプが搭載されている。入力から出力までフフバランス回路で構成されており、35W×2(8Ω)〜160W×2(1Ω)の出力を備えている。

 後者は4ウェイのマルチアンプシステムに対応可能なチャンネルデバイダーで、64ビット浮動小数点演算タイプのDSPを搭載したことで、理想的なフィルター特性を実現しているそうだ。

画像: ステレオプリメインアンプ「E-700」

ステレオプリメインアンプ「E-700」

画像: チャンネルデバイダー「DF-75」

チャンネルデバイダー「DF-75」

ラックスマン(G408)

 先日新製品のフォノイコライザー「E-07」(¥550,000、税込)とUSB D/Aコンバーター「DA-07X」(¥638,000、税込)を発表したラックスマンでは、この2モデルを入口近辺に展示、さらに同社製品による試聴会を開催していた。

 E-07は、MCカートリッジのバランス接続対応した新型ステップアップトランスや大容量電源回路を搭載したモデルで、この秋の発売を予定している。もうひとつのDA-07Xは人気SACD/CDプレーヤー「D-07X」から、ディスク再生機能を取り除き、USB DACとしての機能や音質性能をブラッシュアップしている。最大で768kHz/32ビットのPCMとDSD22.5MHzに対応し、10月に発売予定とのことだ。

画像: 上段が「E-07」で、下段が「DA-07X」

上段が「E-07」で、下段が「DA-07X」

 さらにFOCAL(フォーカル)からは、9月発売予定の「ARIA EVO X」シリーズも展示されていた。デモではトールボーイ型の「Aria Evo X N゜2」(¥550,000、税込、ペア)が使われていた。こちらは25mmドーム型TAMトゥイーターと165mmミッドレンジ、165mmウーファー×2を搭載したモデルで、新シリーズのフラッグシップという位置づけだ。

画像: 「Aria Evo X N゜2」

「Aria Evo X N゜2」

ステラ/ゼファン(G409)

 例年多くの来場者が詰めかけるステラ/ゼファンブースは、今年も大きな注目を集めていた。

 その第一がステラブースに設置されたVIVID Audio(ビビッド・オーディオ)の「MOYA M1」(¥75,900,000、税込、ペア)。同ブランドのトップモデルであり、5ウェイ13スピーカー構成、本体サイズがW660×H1660×D1210mm、重さ346kgという超弩級スピーカーとなる。

 高域は26mmドーム型トゥイーター、中〜高域は50mmドーム型ドライバーが受け持ち、さらに中域は100mmコーン型ウーファーが中〜低域は2基の175mmウーファーという構成で、これらのすべてにテーパード・チューブ・ローディング機構を組み合わせている。低域は225mmウーファーで、本体側面に各4基、合計8基搭載している。

画像: 「MOYA M1」の勇姿

「MOYA M1」の勇姿

 一方ゼファンからは、CHプレシジョンの新型DAC「C10」(¥18,700,000、税込)が登場、そのサウンドを体験できるようになっていた。C10はまったく新しいDACはアーキテクチャーとして、チャンネルごとに8基のR2R DACを使ったDSQフェーズアレイトポロジーが採用されているのがポイントという。

画像: 「C10」は他の10シリーズ同様に本体と電源部の2筐体からなる。写真は本体部分

「C10」は他の10シリーズ同様に本体と電源部の2筐体からなる。写真は本体部分

 他にも、スイスの新ブランド、Wattson AudioからストリーミングD/Aコンバーター「Madison STREAMER」(¥858,000、税込)やストリーミングD/Aコンバーター「Emerson AMALOG」(¥429,000、税込)、ストリーミングD/Dコンバーター「Emerson DIGITAL」(¥429,000、税込)といった新製品も並んでいた。

 特にEmerson AMALOG、Emerson DIGITALは入力はイーサネットのみという割り切った仕様で、ここからの信号をアナログL/Rや同軸デジタル(XLR、RCA)で出力してくれるもの。お気に入りのDACやプリアンプと組み合わせてストリーミングを楽しみたいという方にはぴったりの提案かもしれない。

画像: Wattson Audioの製品群。写真左からアナログ2chアンプ「Madison LE AMPLIFIRE」(¥1,518,000、税込)、ストリーミングD/Dコンバーター「Emerson DIGITAL」、ストリーミングD/Aコンバーター「Madison STREAMER」と「Emerson AMALOG」

Wattson Audioの製品群。写真左からアナログ2chアンプ「Madison LE AMPLIFIRE」(¥1,518,000、税込)、ストリーミングD/Dコンバーター「Emerson DIGITAL」、ストリーミングD/Aコンバーター「Madison STREAMER」と「Emerson AMALOG」

PROSTO(G410)

 PROSTOは、今年3月の社名変更から初めての東京インターナショナルオーディオショーへの出展となった。

 そこでは新たに取り扱いをスタートしたPEAK(ピーク)のスピーカー「SONORA」(¥5,500,000、税込、ペア)が異彩を放っていた。2ウェイ2スピーカー+パッシブラジエーター型で、デンマークの自社工房で製作されている平行面のない美しいエンクロージャーも特長だ。MOONのアンプとの組み合わせで、新しいサウンドを披露してくれた。

 同じくPROSTOブースには、Audio Vectorのスピーカー「QR1-SE」(¥330,000、税込、ペア)も置かれていた。こちらはより身近な価格帯の製品として提案されており、ATOLLのシステムと組み合わせたサウンドが体験可能だった。

画像: 左がAudio Vector「QR1-SE」(スタンド別売)で、右がPEAKの「SONORA」

左がAudio Vector「QR1-SE」(スタンド別売)で、右がPEAKの「SONORA」

 なおMOONからはフォノイコライザーとストリーミングDAC機能を内蔵した新製品プリアンプ「791」(¥3,190,000、税込)も出展されており、これを使ってLPやハイレゾ音源が再生されていた。

画像: MOONのプリアンプ「791」

MOONのプリアンプ「791」

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