BS松竹東急で若尾文子の人気主演作が2夜連続でオンエアになる。増村保造監督の『最高殊勲夫人』と吉村公三郎監督の『婚期』だ。

 『最高殊勲夫人』は4Kデジタル修復版。折しも6月14日(金)に開幕した上海国際映画祭での増村保造監督特集「TRIBUTE TO MASTERS:YASUZO MASUMURA」では、この4K版が初上映される。4K UHD盤やブルーレイ盤でも未リリース。国内ではBS松竹東急で(ポロっと)お披露目になるわけだ。

 いっぽうの『婚期』は従来の旧マスター版だが、こちらは宮川一夫撮影監督作品。コミカルなホームドラマも名キャメラマンの手にかかればこう見える、目から鱗の好編である(個人的にはとりわけお気に入りの『婚期』の4Kデジタル修復も切望!)。

 『最高殊勲夫人 4Kデジタル修復版』は6月18日(火)。『婚期』は19日(水)。どちらの作品もノーカット放送なので迷わず保存版としたい。また、このふたつの作品はともにドイツのアグファカラーが使われている。アグファカラーの4Kデジタル修復作品については17日(月)発売の季刊「HiVi」夏号の連載「ひとと映画のはざまに」でも触れている。是非併せてご覧いただきたい。

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