HIFIMANから、新製品となる静電型ヘッドホンシステムが発表された。ヘッドホンとアンプのセットとそれぞれの単品での販売で、型番と価格は以下の通り。発売は6月28日を予定している。

MINI SHANGRI-LA system ¥369,600(税込)
MINI Shangri-La headphone ¥242,550(税込)
MINI Shangri-La amplifier ¥173,250(税込)

画像1: HIFIMANの静電型ヘッドホンシステム「MINI SHANGRI-LA」が、6月28日に発売決定。0.001mm以下という極薄振動板を搭載したヘッドホンが、クリーンな音声を再現する

 同社ではこれまでも静電型ヘッドホンシステムとして「SHANGRI-LA」(2016年)や「SHANGRI-LA.jr」(2018年)を発売している。新製品のMINI SHANGRI-LAもそれらを受け継ぎつつ、よりお手頃な価格帯を実現したモデルということになる。

 ヘッドホンには、薄さ0.001mm以下というナノテクノロジーを採用した振動板を採用し、繊細な音の再現を可能にしている。また外側のダストカバーにもナノメーター厚を搭載することで、ほぼ完全に音を透過させるという。

画像2: HIFIMANの静電型ヘッドホンシステム「MINI SHANGRI-LA」が、6月28日に発売決定。0.001mm以下という極薄振動板を搭載したヘッドホンが、クリーンな音声を再現する

 またアンプ部の高出力トランジスターは、ヘッドホンの性能を充分に引き出せるように設計されている。高周波成分の多い音楽ソースでも余裕のあるドライブができ、「音楽の細部を伝える、正確な再現」を追求しているそうだ。

 そのアンプ部はバランス(XLR)とアンバランス(RCA)のアナログ入力を各1系統装備、出力はエレクトロスタティックヘッドホン端子が2系統というものだ。フロントパネル左側がRCA/XLRの切り替え、右側はボリュウムノブとなる。

 今回MINI SHANGRI-LAの音を体験するチャンスがあった。ウォークマンのアナログ出力(3.5mmピンジャック)をRCA入力につないでポップスやクラシックを再生したが、どのジャンルでも強調感のない、すっきりした音調で聴かせてくれた。低音は軽く弾む印象で、クリーンな音場が楽しめる製品に仕上がっている。

画像3: HIFIMANの静電型ヘッドホンシステム「MINI SHANGRI-LA」が、6月28日に発売決定。0.001mm以下という極薄振動板を搭載したヘッドホンが、クリーンな音声を再現する

「MINI SHANGRI-LA system」の主なスペック

<ヘッドホン部>
●周波数特性:7Hz〜90kHz
●感度:100dB
●ヘッドホン重量:320.2g
<アンプ部>
●再生周波数特性:20Hz〜20kHz
●S/N:97dB@120Vrms
●THD+N:0.006%@120Vrms
●バイアス電圧:550〜650V
●寸法/質量:W255×H93×D251mm/5.82kg

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