ソニーから、サウンドバー、およびホームシアターシステムの新製品 計3モデルが発表された。ラインナップと価格は下記の通り。

●サウンドバー
「BRAVIA Theatre Bar 9(HT-A9000)」 オープン価格(想定市場価格¥210,000前後) 6月1日発売
「BRAVIA Theatre Bar 8(HT-A8000)」 オープン価格(想定市場価格¥140,000前後) 6月1日発売

●ホームシアターシステム
「BRAVIA Theatre Quad(HT-A9M2)」 オープン価格(想定市場価格¥330,000前後) 6月1日発売

 ソニーでは、今回のシリーズから、テレビのブラビア(BRAVIA)ブランドとの親和性を高めるべく、商品名を変更。従来の「HT-xxx」から、BRAVIAの関連商品であるということを明確に訴求するために、「BRAVIA Theatre xxx」とした。サウンドバーHT-A9000は、上にも記したようにBRAVIA Theatre Bar 9へ、A8000は同BRAVIA Theatre Bar 8に。ホームシアターシステムはスピーカーが4基セットになっていることからQuadとなった。加えて、別記事で紹介しているワイヤレスタイプのネックバンドスピーカー「HT-AN7」についても、「BRAVIA Theatre U」という表記となった。

 まずはサウンドバー2モデルから紹介したい。Bar 9、Bar 8は、それぞれ現行「HT-A7000」、および「HT-A5000」の後継となり、ユニットを強化することで、サウンドクォリティをアップさせ、ホームシアターシステム(サウンドバー)として、より音への没入感を高めているのが特徴となる。2台ともサウンドバー単体で360立体音響(360Spatial Sound Mapping)に対応するようになったし、ステレオコンテンツ(2ch)のアップミックスも楽しめる。

画像1: Bar 9

Bar 9

画像: Bar 8

Bar 8

 なお、従来モデル同様に、別売りのBluetoothスピーカー、サブウーファーを組み合わせることも可能で、リア側に追加することで、音の方位感(サラウンド感)の増強も図れるようになる。

 搭載ユニットは、2ウェイの新規品となり(ウーファー+トゥイーター)、セリフやボーカルの明瞭を高めているほか、ウーファ―は合計4基となり(Bar 9はさらに、パッシブラジエーター×2を搭載)、よりパワフルな低音を味わえるようにもなった。本体両サイドには、イネーブルドスピーカー、サイドスピーカー(新規)も搭載されており、高さ方向、水平方向の音場感の創造にも大いに貢献している。搭載ユニット数は、Bar 9で計13、Bar 8は同11となった。

画像2: Bar 9

Bar 9

 また、本体のダウンサイズも行なわれており、前モデルに比べて、30%近い体積が削減され、スペースの取りにくいテレビ周辺(前)への設置性も高められている。

 一方、ホームシアターシステムのQuadは、ワイヤレスタイプのアクティブスピーカー4基と、コントロールボックスがセットになった構成は前モデルと同様だが、スピーカーが大きく変更されている。円柱形デザインは、薄型のスクエアなフォルムとなり(Wi-Fiルーターのよう)、床/台置きだけでなく、主には壁掛けがしやすいカタチになった。同時に、サウンドバーと同様に音質面の強化も行なわれていて、今回はミッドレンジが追加された3ウェイの構成で、ユニットは前モデルの12基から16基へと増強されている。本体形状に合わせてイネーブルドスピーカーは新開発されている。担当者の弁によると、より音の広がり感が出るようになった、ということだ。

画像1: ソニー、音質・立体音響を強化した新型サウンドバー、ホームシアターシステムを6月1日に発売

 本体の奥行は約55mmと薄く、背面には壁掛け用のねじ穴もあり、壁掛けブラケットも同梱されるので、手間のかかる壁掛けも容易に行なえるだろう。アプリを使って、部屋の音響特性の最適化(キャリブレーション)も可能だ。なお、Quadもスピーカー(サブウーファー)の追加は可能(リアスピーカーは不可)。

画像2: ソニー、音質・立体音響を強化した新型サウンドバー、ホームシアターシステムを6月1日に発売
画像3: ソニー、音質・立体音響を強化した新型サウンドバー、ホームシアターシステムを6月1日に発売

 なお、サウンドバー、ホームシステムともに、使い勝手を向上させるアプリ(Sony|BRAVIA Connect)に対応していて、スマホからの操作、スピーカーの設置位置や、視聴位置に合わせた最適化も行なってくれる。

画像: コントロールボックス

コントロールボックス

 それぞれの製品のサウンドも、極短い時間ながら体験できた。単体で360が再現できるメリットは大きく、従来モデルよりも音の空間(音場)が大きくなっているのが分かるし、ユニットの強化によって、音の芯、細かさも向上しているし、締まりもいい、移動感も良好だった。サウンドバーでは、自分の横あたりまで音が満ちてくる感覚が楽しめた。

 その他、ソニーでは、サウンドバーの導入を考えているユーザーへ向けて、一番の悩みどころでもある、本当に設置できるの? という疑問に答えるべく、「サウンドバー実寸サイズ用紙送付サービス」を開始する。古いオーディオ&ビジュアルファンであれば懐かしいと感じる、大型薄型テレビの実寸用紙のようなもの。Bar 9、8、および現行「HT-A3000」の3種類の紙型が用意される。価格は¥550(税込 送料別)だが、申し込みのwebサイトにあるクーポンを使うと、無料で入手できるそうだ(詳しくは、サイト、店頭へ)。

画像4: ソニー、音質・立体音響を強化した新型サウンドバー、ホームシアターシステムを6月1日に発売

This article is a sponsored article by
''.