トップウイングサイバーサウンドグループは、イギリスiFi audio「ZEN」シリーズの第3世代機として、以下の2モデルを発売する。どちらも近日予定だ。
●USB DAC/アンプ:ZEN DAC 3
¥39,600(税込、初回5,000台限定)、¥44,000(税込、初回分終了後)
●MM/MC対応フォノイコライザー:ZEN Phono 3 ¥46,200(税込)
ZENシリーズは、2019年秋の発表以降、同ブランド据え置きオーディオ入門機として定番機種となっている。日本国内では発売以降各機種を同一型番として扱われてきたが、コロナ禍による半導体不足などの影響から種々のアップデートが施されていたという。
今回の2モデルはZENシリーズとして全面刷新を果たしたもので、これを皮切りに「ZEN CAN」「ZEN Blue」についても順次第3世代へ更新されていくという。なお、2021年秋発売の「ZEN Stream」については、更新の対象ではないそうだ。
「ZEN DAC 3」の更新点
●DSD512/PCM768/MQAフルデコード対応
●便利かつ高耐久なUSB Type-C入力
●最大出力パワー390mWを誇る2つのヘッドフォン出力(4.4mmバランス、6.3mmシングルエンド)
●固定・可変切り替え可能な2つのライン出力(4.4mmバランス、RCA)
●XBass+機能搭載:開放型ヘッドフォンの低域不足を補正
●PowerMatch機能搭載:お使いのヘッドフォン・イヤフォンに最適なゲインを選択可能
●最新版低ジッター機能GMT(Global Master Timing)搭載。最大20dB以上のジッター逓減性能
●DCオフセットの最適化を含む内部回路の改良により、信号の純度と精度が向上
●DSD512とMQAフルデコードを管理する16コアXMOSローレイテンシーマイクロプロセッサーを搭載
「ZEN Phono 3」の更新点
●MM/MCカートリッジ対応(36dBから72dBのゲイン、負荷抵抗、負荷容量可変設定により、幅広いカートリッジとの互換性を確保)
●AIサブソニックフィルター搭載(一般的な低域を削るフィルターではなく、音楽ではない反りによって生じる超低域のみを賢く除去)
●一部のトップクラスフォノイコより20dBVをも上回るスーパー・サイレント・ノイズフロアを保証
●正確なRIAAイコライザーとバランス出力は1000 USDクラスの製品の性能に匹敵
●内部回路は最新鋭1.2MHzスイッチング電源により動作:仮想的な動作は伝説的な真空管フォノアンプのLCフィルターに相当