日本電気(以下、NEC)から、ビジネス向けパソコンの2024年春モデルとなる新製品群――6タイプ14モデルが発表された。1月29日より順次出荷される。ラインナップは下記の通り。

●ノートパソコン VersaProシリーズ
<A4ノート>
タイプVE ¥226,500~ 2月15日発売
タイプVW ¥285,000~ 〃
タイプVF オープン価格 〃

<モバイル>
UltraLite タイプVG ¥437,000~ 1月29日発売
UltraLite タイプVN ¥358,000~ 〃

<タブレット>
タイプVS ¥285,800~ 2月26日発売

 今回の製品群も、コロナ禍以降の新しい働き方にフォーカスした機能・性能・使い勝手が考慮した設計がなされており、ビジネスのガ現場で“使える”製品にまとめられているのが特徴となる。バッテリーの消費削減の新機能「ロングバッテリモード」「スマートスタンバイ」「寿命を延ばす80%充電」は、新6シリーズすべてが対応する。

 また、オンライン会議に役立つミーティング機能も充実していて、「ヤマハ製AudioEngine」によって、複数人数での会議でも出席者の声を的確に拾い、同時にノイズを抑制してくれる機能が適用されている。事前にマイクテストを行なう機能や、ノイズ抑制の効果を調整する機能などが追加されている(こちらは一部モデル)。

 ここでは、注目モデルをメインに紹介したい。まずは、現場での要望が高いというタブレットタイプのタイプVSから。キーボードのついた二つ折りタイプ(クラムシェル)のノートPCは、一般的なOA用途ではニーズは高いそうだが、一方で、現場――医療、文教、イベント、飲食関係などでは、タッチ操作のできるタブレットタイプが人気を集めているという。NECではそうしたユーザーへ向けて、久しぶりに筐体を含めてモデルを刷新した。

画像1: NEC、ビジネス用ノートPCの新製品6シリーズ・14モデルを1月29日より順次発売。モバイル、オンライン会議に特化した機能・性能を充実

 CPUは、インテルの最新第13世代となり処理速度をアップ。ディスプレイは12.3型で、アスペクト比は3:2、本体質量は約728gと1kgを切る軽量さを達成している。オプションでカバーキーボードも用意され、こちらは約300g。キータップしやすいように、中央が凹んでいるシリンドリカル形状で、キーピッチ18mm、キーストローク1.5mmと余裕のある構造としている。本体後部についているスタンドは角度が可変式で、最大165度まで開けるようになっている。デジタイザーも新規となり、より書きやすい形状に変更された。接続端子では、USB Type-Cが3系統になったのも注目ポイントだろう。なお、キー・ペンともに、新モデル専用品という扱いとなる。

画像2: NEC、ビジネス用ノートPCの新製品6シリーズ・14モデルを1月29日より順次発売。モバイル、オンライン会議に特化した機能・性能を充実

 次に紹介するのは、モバイルノートPCのフラッグシップUltraLiteタイプVG。14型のディスプレイを搭載したノートで、持ち運びやすいよう質量は約825g(Lバッテリー時)と軽量にまとめられている。CPUがインテルの第13世代品にアップデートされたほか、上でも紹介したオンライン会議用のミーティング機能、ロングバッテリモードなどを装備する。

画像3: NEC、ビジネス用ノートPCの新製品6シリーズ・14モデルを1月29日より順次発売。モバイル、オンライン会議に特化した機能・性能を充実

 同じくモバイルノートPCのUltraLiteタイプVNは、13.1型ディスプレイ(アスペクト比は16:10となり縦方向の画面が拡大された)を備えたコンパクトな製品で、こちらは筐体も刷新されている(新筐体)。質量はモバイルモデルらしく1kgを切る(Mバッテリー装着時)軽量にまとめられている。特徴としては、CPUがインテル第13世代品になり処理速度の向上が図られているほか、上で紹介したミーティング支援機能、ロングバッテリモードなど、NECの最新スペックを備える。USB端子も、Type-Cが2系統となり、接続性が向上している。

画像4: NEC、ビジネス用ノートPCの新製品6シリーズ・14モデルを1月29日より順次発売。モバイル、オンライン会議に特化した機能・性能を充実

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