リドリー・スコット監督自身の監修により4Kレストアされた『テルマ&ルイーズ 4K』が、来る2月16日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほかにて、全国順次公開されることが決まった。同時に、キャラクターポスター4種&本編映像が解禁となった。
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1991年10月に日本で劇場公開され高い評価を受けたのち、翌92年の第64回アカデミー賞脚本賞を受賞した名作映画『テルマ&ルイーズ』が、この度4Kレストア版として蘇り、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国順次公開となる。
本作は、女2人の冒険と友情を描き“90年代の女性版アメリカン・ニューシネマ”と評された、リドリー・スコット監督渾身のロード・ムービー。1992年、第64回アカデミー賞で6部門にノミネートされ脚本賞を受賞。女性の自立を描いた画期的な作品として世界中から評価され続け、その存在感は年々増し続けている。
2016年には、半永久に保存する価値のある作品が選ばれるアメリカ国立フィルム登録簿に登録されるなど、後世に残すべき作品となった。
性的被害を受けた女性の自由というテーマや、友情か愛情かで議論が巻き起こった親友2人のラストシーンなど、時代を先取りした映画だったと言え、今なお輝き続けるシスターフッド映画の金字塔である。
また、今ではブラッド・ピットの出世作としても知られており、本作で演じたJ.D.役で出演時間が短いながらも強烈な印象を残し、ここから一気にスターダムに上り詰めた。
コロラド川とキャニオンランズ国立公園を眼下に眺めるデッド・ホース・ポイントの壮大な風景美に彩られたドラマは、公開から30年経った今も全く色褪せない。今回、リドリー・スコット監督の監修のもとオリジナルネガからの4Kレストアが実現した。
また、今回ポスターとなったのはジーナ・デイヴィスが演じる主婦のテルマ(①)、スーザン・サランドンが演じるダイナーでウェイトレスとして働くルイーズ(②)、そして当時はまだ無名だったブラッド・ピットが演じるヒッチハイカーのJ.D.(③)の3人。さらに加えて、テルマとルイーズが1966年型フォード・サンダーバードのコンバーチブルを颯爽と乗りこなし、自由へと走り出す姿を映し出している(④)。時代と自身のキャリアを切り拓き、今なお愛し続けられているそれぞれの魅力に改めて注目だ。
あわせて解禁となった本編映像は、ブラッド・ピット演じるJ.D.がテルマに強盗の手ほどきを行なうシーン。テルマに強盗の手口を話してほしいと促される場面から映し出される。まず盗みに入る店をマークするところから始まり、様子を伺ってタイミングを捕まえることが難しいと説明。「こんな話……」と話をやめようとするJ.D.。しかしテルマに続けるようせがまれると、ベッドから立ち上がり、銃に見立てたドライヤーを片手に芝居を始め、店に入ってからのセリフ「皆さん騒がずクールに 床に伏せてもらおう ヘタに騒ぐと頭がフッ飛ぶよ……」と格好よく決める。
出演時間自体は短いものの、当時20代だったブラッド・ピットの鍛え上げられた身体と甘いマスクが人々を虜にし、本作で一気にスターダムへとのし上がった。ぜひ、劇場で若かりしブラッド・ピットのセクシーな姿を堪能してほしい。
映画『テルマ&ルイーズ 4K』
2月16日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか 全国順次公開
【STORY】
平凡な主婦のテルマ(ジーナ・デイヴィス)とウェイトレスのルイーズ(スーザン・サランドン)は週末のドライブ旅行に出発した。その途中、立ち寄った店の駐車場でテルマが男に襲われるという事件が発生。テルマがレイプされそうになった寸前、助けに入ったルイーズが護身用の拳銃で男を射殺。ルイーズにはかつて、レイプの被害を受けたトラウマがあった。次から次へとトラブルが重なり、警察に指名手配された2人は、車でメキシコを目指し逃避行を続けるうちに、自分らしく生きることに目覚めていく……。
監督・製作:リドリー・スコット 製作:ミミ・ポーク・ギトリ 脚本:カーリー・クーリ 撮影:エイドリアン・ビドル 音楽:ハンス・ジマー
出演:スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス、ハーヴェイ・カイテル、マイケル・マドセン、ブラッド・ピット
1991年アメリカ/129分/THELMA&LOUISE/カラー/シネスコ/5.1ch 配給:アンプラグド
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