ユキムは、イタリアのESSECI DESIGNが開発したバイブレーション・デカップリング・システム「ISOL COUPLING 8」(¥198,000、税込)を12月1日に発売吸える。
設計者Silvano Cremonesi(シルヴァーノ・クレモネージ)氏は、磁気浮遊システムRELAXAシリーズの開発者としても有名だ。そして今回、自らが主宰する設計事務所ESSECIDESIGNから、RELAXAとはまったく違うアプローチによる振動減衰システムを製品化した。
削り出しで製作される二つのアルミニウム合金、二つのOリング、そしてメモリー・シリンダーと呼ぶエレメントから構成されるアイテムで、幅広いオーディオ機器にキャリブレートできるアイソレーション・システムだ。ターンテーブルのハウリング・マージンの向上や周波数帯域の拡大など、システムの音質改善を簡単に実感できるという。
柔軟性に差のあるピンクとグリーンのメモリー・シリンダーは、異なる値でキャリブレーションされたシリコン・コンパウンド。荷重によって振動減衰率が変化することのないよう、使用する機器の重量に応じて指定のセッティングを行うことになる。アルミケースにはメモリー・シリンダーを収める窪みが設けられており、上下から挟んで使用する。
機器の重量が20kgまでの場合、ピンクをコーナーに4個置いた状態で、ISOL COUPLING8を4か所に設置する。20kg〜35kgはグリーンをコーナーに、35kg〜100kgの機器は、ピンクをコーナーにグリーンをセンターに置くといい。4つのISOL COUPLING8それぞれの中心部に荷重ポイントがあるので、設置する機器によっては、ボードなどを使用して荷重が偏らないようにする必要があるそうだ。