アーク・ジョイアから、エストニアのスピーカーブランド、estelon(エステロン)の新製品「AURA」(オーラ)が発表された。価格は¥2,860,000(税込、ペア)で、11月 10日(金)の発売を予定している。

画像1: 独自のキャビネット構造が特徴のエステロン製スピーカーに、最新モデル「AURA」が加わる。透明度の高いナチュラルな中高域と、定位に優れた理想的なステレオフォニックを再現

 同社は、2010年にバルト3国のひとつ、エストニア共和国の首都タリンで設立されたハイエンド・オーディオメーカーだ。現在もこの町にある工房で一台一台が手作業で組み上げられ、サウンド調整は幾多の測定項目を経たのち、チーフデザイナーであるArfred Vassilkov(アルフレッド・ワシルコフ)氏によるリスニングテストをクリアーしたものだけが出荷されている。

 同社製スピーカーのキャビネットは、様々な減衰材料から適切な素材を選定し、音響工学に基づいた流麗な形状で設計されている。AURAのキャビネットには、鉱石とポリマーを複合させた独自のコンポジット材を採用する事で共振の抑制を実現した。キャビネットの成型時は、コンポジット材に高熱を加えながら真空プレス機によって加圧する事で、高密度・高剛性を実現した。また、表面のほぼすべてが湾曲している独得の形状は、不要振動を抑制するだけでなく、内部の音響制御に大きく寄与している。

 AURAは3ウェイ4スピーカーという構成で、トゥイーターにはScan Speak製26mmソフトドーム型を採用。音量に関わらず、優れた音質と直線性を実現してくれるという。トゥイーターユニットの特性に合わせて最適化された楕円形ウェーブガイドも搭載し、高域が均一分散されるとともに、ミッドレンジからの影響を受けないピュアな再生を実現している。

画像2: 独自のキャビネット構造が特徴のエステロン製スピーカーに、最新モデル「AURA」が加わる。透明度の高いナチュラルな中高域と、定位に優れた理想的なステレオフォニックを再現

 ミッドレンジには、SB Acoustics製の130mmコーン型ウーファーを搭載。通常のペーパー・コーンと同等の剛性を確保しながら、さらに軽量な「Egyptian Papyrus」(エジプシャン・パピルス)コーン振動板の採用により、音のカラレーションを防いでいる。バスケット部は鋳造成型された強靭なアルミニウムで構成され、ナチュラルな再生を可能としている。

 ウーファーはFaital製の250mmユニットで、セミプレスされたペーパーコーン振動板を採用する。ウーファーユニットは本体底面のベースプレートに下向きに配置されており、スパイクによって高さと安定性を確保している。これによりウーファーと床面の間に一定の距離が獲得でき、豊かな低音再生を実現しているそうだ。

 キャビネットは、内部でウーファー用とミッドレンジ/トゥイーター用のふたつのチャンバーに分けられ、相互の干渉を最小限に抑制している。ふたつのミッドレンジユニットで中央のトゥイーターを挟んだバーチカルツイン・レイアウトとすることで、透明度の高いナチュラルな中高域、定位に優れた理想的なステレオフォニックを実現している。

「AURA」の主なスペック

●形式:3ウェイ4スピーカー、密閉型
●使用ユニット:250mmセミプレス・ペーパー・コーン型ウーファー、130mmペーパー・コーン型ミッドレンジ×2、26mmソフト・ドーム型トゥイーター
●再生周波数特性:35Hz〜25kHz
●クロスオーバー周波数:85Hz、2.1kHz
●出力音圧レベル:90dB/2.83V
●公称インピーダンス:4Ω
●寸法/質量:W384×D367×H1366mm/34kg

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