HIFIMAN JAPAN(ハイファイマン ジャパン)は、GoldenWaveのヘッドホンアンプを10月 28日(土)に2モデル発売する。

●DAC内蔵ヘッドフォンアンプ:SERENADE ¥196,900(税込)
●ヘッドフォンアンプ:PRELUDE ¥399,300(税込)

 GoldenWaveは2011年に中国で創業したブランドで、ヘッドホンアンプやD/Aコンバーターを中心に販売してきた。中国、東南アジアで人気を集め、現在も10モデル以上の製品をラインナップしているという。現地のユーザーの間ではハイファイマンのヘッドホンとの相性がいいことが知られており、両者を組み合わせて使っているヘッドホン愛好家も多いそうだ。

 そしてハイファイマンは先般GoldenWaveを吸収合併、同社の販売ルートを通じて広く展開していくことになったという。今回登場した2モデルも「HIFIMAN」と「GoldenWave」のダブルブランドと位置づけられているそうで、今後GoldenWaveは同社製ヘッドホンアンプの上位シリーズとして販売されていくことになるそうだ。

画像: SERENADE

SERENADE

 まずDAC内蔵ヘッドフォンアンプの「SERENADE」はUSB Type-Bや光/同軸デジタル入力、さらにLAN端子やRCAアナログ入力を備え、様々なソースの再生が可能。対応信号はUSBが最大リニアPCM 384kHz/32ビットでDSDは256まで、光/同軸デジタルは最大192kHz/32ビット、DSD 64(DoP)というもの。LAN端子からは最大768kHzのリニアPCMとDSD 512が再生できる。

 出力端子はフロントパネルに4ピンXLRと4.4mmのバランスヘッドホン端子、さらに6.35mmヘッドホン端子を搭載。リアパネルにはXLRとRCAのアナログ音声出力を搭載している。

 D/AコンバーターにはヒマラヤPRO R2R DACを搭載。ヒマラヤPRO R2R DACは最新のFPGAアルゴリズムと0.01%の高精度抵抗の採用によりPCM1704を凌駕する性能を発揮、THD(全高調波歪み)率は-60dB、0.2%に達している。

 FETオペアンプを使用しており、ディスクリート設計のLPFアナログ回路を備える。これにより高精度で低ノイズの細部再現に優れた音を再現している。すべての信号経路から結合コンデンサーを排除した設計により、電解コンデンサーによる非線形歪みを取り除き、ピュアで広帯域のサウンド出力のみを再現してくれるという。

画像: PRELUDE

PRELUDE

 上位機の「PRELUDE」はフルバランス構成A級増幅ヘッドホンアンプで、フルディスクリート回路で構成されている。入力段には高精度のアンバランス/バランス変換回路が搭載されており、アンバランス信号が入力された場合でも、完全バランス駆動の効果が得られるようになっている。

 ボリュウムにはALPS製4連バランスボリュウムが奢られ、自然なトーンバランスを実現できるそうだ。本体は一枚板のアルミから切削加工されており、音響に悪影響を与えるような振動も排除されている。

 ヘッドホン端子はXLRバランスと4pin XLR、さらに4.4mmバランス出力という仕様で、アンバランスのヘッドホン端子は搭載しない。リアパネルの端子群は、アナログ入力がXLRとRCAを各1系統、出力端子もアナログXLRとRCAが備えられている。

「SERENADE」の主なスペック

画像: 「SERENADE」の主なスペック

●周波数特性:20Hz〜20kHz、+-0.1dB@1kHz
●S/N:-110dB、0dBFS@1kHz
●チャンネルセパレーション:-120dB、0dBFS@1kHz
●DAC出力レベル:4.5V/XLR、2.2V/RCA、0dBFS@1kHz
●出力:3000mW@32Ω、2000mW@64Ω、1600mW@150Ω、900mW@300Ω(THD+N<1%、0dBFS@1kHz、バランス出力)
●寸法/質量:W300×H50×D255mm(突起部含まず)/3.5kg

「PRELUDE」の主なスペック

画像: 「PRELUDE」の主なスペック

●周波数特性:20Hz〜50kHz、+-0.1dB@1kHz
●S/N:-113dB、0dBFS@1kHz
●出力(0.1%@1KHz,バランス):10W@32Ω、6W@64Ω、2.5W@150Ω、1W@300Ω、560mW@600Ω
●寸法/質量:W330×H56×D260mm(突起部含まず)/6.5kg

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