Skullcandy(スカルキャンディー)から、サブウーファー搭載・振動するヘッドホンとして人気のクラッシャーシリーズ最新モデル「Crusher ANC 2」(¥43,800、税込)が発表された。公式サイト(https://www.skullcandy.jp )並びに家電量販店で9月6日から先行予約を開始、9月15日から発売をスタートする。

 スカルキャンディーは2003年にアメリカ、ユタ州で設立された。“音楽をただ聞くのではなく体感するという確固たる信念を持つライフスタイルオーディオブランド” として誕生している。現在は有線、無線タイプのイヤホン、ヘッドホンを発売しており、北米を中心に世界90ヵ国で販売されているという。

画像: 本体はTrue Black仕上げ。イヤーパッドはプロテインレザー製、ヘッドバンドの内側にはニット素材を採用するなど、装着時の快適さにも配慮されている

本体はTrue Black仕上げ。イヤーパッドはプロテインレザー製、ヘッドバンドの内側にはニット素材を採用するなど、装着時の快適さにも配慮されている

 クラッシャーシリーズは同ブランドの人気モデルで、7世代に渡る進化を遂げてきた(日本では第2世代の『Crusher』から導入)。今回のCrusher ANC 2は2019年に発売された「Crusher ANC」の後継モデルで、「振動するクラッシャーベース」「ノイズキャンセリング」「パーソナルサウンド」という3つを受け継ぎつつ、さらに多数の新機能が搭載されている。

 そもそも本体を振動させて迫力を生み出すクラッシャーベースとアクティブノイズキャンセリング(ANC)は相反する作用で、これをひとつのヘッドホンに搭載するのは難しいはずだ。

 Crusher ANC 2では、ドライバーを一新してクラッシャーベースの効果を向上、歪みのない振動・重低音の再生を実現した。さらに、ANC機能でイヤーカップの中の反響音を測定・キャンセルすることでよりクリアーな音が再現できるようになっているという。

 そのクラッシャーベースには「音楽」「ライブ視聴」「映画」「ゲーム」といったモードが準備されており、コンテンツに適した楽しみ方も可能だ。振動の量は左イヤーカップのホイール、またはボイスコントロール機能、アプリのスライダーで調節できるようになっている。

 一方のANCは4つのマイクを搭載し、フィードバック/フィードフォワードの両方の処理を行うことで、外部からのノイズとイヤーカップ内でのノイズ(反響音)を抑えている。キーボードのタイプ音といったオフィスでのノイズもキャンセルできるので、ビジネス用途でも活躍しそうだ。ANCの強さはアプリから調整可能。

画像: あなたもきっと “やばい!” と言うはず。スカルキャンディーから、クラッシャーシリーズ最新モデル「Crusher ANC 2」が登場。振動を伴った重低音再生とANCのすべてが進化した

 もうひとつ、個人最適化として「パーソナルサウンド by Mimi」が採用されている。Mimiは市場で高いシェアを誇るデジタル聴力テストアプリで、自分の年齢を入力してテストを行うと、測定結果に基づきサウンドプロファイルが作成され、ヘッドホンへ直接保存されるそうだ。聞き取りづらかった音や今まで聞こえていなかった音が聞こえるようになるそうで、同社では “新次元の音楽体験を味わえます” としている。

 その他の機能としては、Bluetoothのマルチポイントに対応。Android、iOS、Windowsなどのシステムやメーカーが異なる2台のデバイスでも同時接続が可能という(一部対象外あり)。

 前モデルのユーザーから要望が多かったバッテリー持続時間についても、ANCオフで最大60時間、ANCオンでは最大50時間を実現した(Crusher ANC はANCオフで最大24時間)。また10分の充電で4時間使える急速充電にも対応している。

 Skull-iQスマートテクノロジーを搭載しており、音声による操作も可能という。再生、停止、着信応答/拒否などの基本操作から、クラッシャーの振動調節までヘッドホンに触れることなく操作できる。Skull-iQアプリを介してアップデートされ、新たな機能やバージョンが追加されていくそうだ。

画像: 左イヤーカップ(写真左側)にはクラッシャーベースの効果を調整するダイヤルや充電用USB Type-Cコネクターが、右イヤーカップにはANCと外音取り込みの切り替えボタン等が搭載されている

左イヤーカップ(写真左側)にはクラッシャーベースの効果を調整するダイヤルや充電用USB Type-Cコネクターが、右イヤーカップにはANCと外音取り込みの切り替えボタン等が搭載されている

 発表会でCrusher ANC 2の音を確認するチャンスがあった。まず、スマホとつないで楽曲を再生してもらう。サウンド自体はCrusher ANCからさらにクリアーになった印象で、ヴォーカルも明瞭だし、楽器の細かい情報も聞き取りやすい。

 ­何よりクラッシャーベースの効果が劇的で、ユニットからの低音+振動によって体感的な重低音が格段に増している。でありながら低音の向こうにあるヴォーカルがしっかり聞き取れて、マスキングされているような印象がまったくない。このバランスならロック、ジャズなど楽曲のジャンルを問わずに楽しめるだろう。初めてCrusher ANC 2を体験した人は、“やばい!” と口にしてしまうに違いない。

 またAmazon Fire TV Stickを使って動画コンテンツも見せてもらった。Bluetooth接続とのことだが、アニメ『呪術廻戦』などを再生しても極端な音の遅れは感じなかった(ゼロではないけれど)。再生するコンテンツ次第ではあるが、アニメやバラエティなどは問題なく楽しめるレベルだ。個人的にはドルビーアトモスで制作された映画作品がどんな風に再現されるのかなど興味があるので、機会があったら試してみたい。

画像: 原宿にあるスカルキャンディーのショップでは、Crusher ANC 2の展示もスタートした

原宿にあるスカルキャンディーのショップでは、Crusher ANC 2の展示もスタートした

This article is a sponsored article by
''.