完実電気は、5月に発表した同社Perfection(パーフェクション)ブランドの復活に伴ってアナウンスされた新製品3モデルのうち、アーススタビライザー「PFT-ES1」の発売日が、8月30日に決まったと公表した。価格は¥297,000(税込)。

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 昨今のシステムは、デジタル機器のバリエーションが増え、電源のみならず筐体アースでは受け止めきれない高周波ノイズによりアースが不安定になっている状況が多々あるといい、そうしてアースが不安定になると、音楽再生時のノイズの混入や機器の正確な動作を行なう上で悪影響を与える可能性が生じるという。

 今回発表されたPFT-ES1では、世界初となる仮想アースにセレクター機能を設け、独自の理論に基づいて作成されたPAFS(PERFECTION ADAPTIVE FILTER SYSTEM)フィルターの選択、アース接続先のマテリアルの選択が可能。ユーザーのシステムや、本機接続先の機器に最適化した設定が行なえ、アースノイズ問題を解消することができるという。

 具体的には、本機の開発にあたって、接続機器によってアース材質の相性があることが判明したそうで、高周波ノイズを多く発生させるデジタル機器に対しては、表面積を大きく稼ぐことが可能な多層基板を推奨。一方、アナログ機器では扱う周波数が低いため、異種金属を積層した多層金属板を推奨、となる。さらに、アースノイズを抑える場合には、両者を合計したMixを使用することを推奨しているが、アースの選択においては、実際に音楽を試聴しながらの選択が重要になるそうだ。

製品の使い方
・フロントに設けたスイッチでフィルターの有無、アースのマテリアルを選択可能
・ハイカットフィルター、ローカットフィルター、フィルター無しの選択が可能
・アースマテリアルは「Separate」で6層基板×2枚 計12層の銅箔か異種金属板銅5層+黄銅 層各層にステンレスワッシャー8層のいずれかを選択でき、「Mix」に設定すると基板12層と金属板8層の合計20層のアースに接続することが可能
・外来ノイズ混入を防ぐため、銅のシールドを製作しフィルター部を防護
・振動対策として大型アルミインシュレーターにハネナイトを各3個取りつけ
・追加で仮想アースを接続できるAdd Earth端子付き
・様々な検証を行ない、効果が最も得られた光城精工製「CLONE1R (M8)」ケーブルを付属
※他の信号線(+)とES1のアース線がアナログでもデジタルでも出力端子とはショートしないように注意のこと

推奨設定
・アナログ機器に対して接続(アナログアンプ、フォノイコライザー等)の場合
 Direct → Separate → Metalフィルター無し金属板8層
・デジタル機器に対して接続(CDプレーヤー、ネットワークプレーヤー、DAC)の場合
 Filter → Low CutCut → Separate → CopperローカットフィルターPCB基板12層
※あくまでも推奨のため、機器に接続した際に上記をベースにフィルターの有無、MIX等も試してください

https://kanjitsu.com/product/pft-es1/

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