ゼンハイザーから、ドイツのNeumann(ノイマン)スタジオモニターの新製品として「KH 120 II」が発売された。価格はオープンで、Amazonのノイマンのサイトでは¥148,500(1台)で販売されている。

 KH 120 IIは、先代モデルの功績を受け継ぎつつ、すべての音響パラメーターに改良を施し、さらに深い低音とより優れたSPL性能や分解能を実現している。DSPエンジンを内蔵し、位相リニアクロスオーバーとNeumann MA 1オートマチックアライメントによるルーム補正も可能となっている。

 2010年のKH 120の発売以来、ノイマンのスタジオモニターは世界中のスタジオで使われるようになったという。KH 120 IIは、先代モデルの哲学を共有しつつ、次のレベルへと進化を遂げている。最高のリニアリティかつ歪みが少ない、自然な再生音を実現し、あらゆる音響環境に適応した。

画像: ノイマン、スタジオモニターの新製品「KH 120 II」が発売中! 先代モデルの哲学を共有しつつ、次のレベルへと進化を遂げた

 同社ポートフォリオマネージャーのStephan Mauer氏は新製品について、「KH 120 IIの開発にあたって、私たちは新たなウーファーを設計し、聴いて違いがわかるほどに歪みを低減し、SPL性能を大幅に向上させました。KH 120 IIは、44Hzから21kHzにかけてのきわめてフラットな周波数特性(±3dB)と、リニアな位相応答を誇ります。これによりクリアーな中音域と、時間領域におけるきわめて高い精度、正確なインパルスの再現と、繊細に分解されたリバーブを実現しています」と紹介している。

 さらにノイマンのエンジニアは、KH 120 IIのためにアンプ技術を開発した。これにより、優れたオーディオ性能とクラスDのエネルギー効率を両立する技術を実現している。5.25インチのウーファーに最大145W、1インチトゥイーターには最大100Wの出力を供給する一方で、アイドリング時の消費電力は17Wに抑えられている。

 接続端子には、アナログ入力と光デジタル入力を搭載。高性能なデジタル IP ネットワークの相互接続を実現するための標準規格に対応したAES67オーディオネットワークポートを搭載した、AES67対応のバージョンも用意されている(発売日未定)。

「KH 120 II」の主な特長
●リニアな周波数特性と位相特性
●DSPエンジンとMA 1の自動ルーム補正による圧倒的なパフォーマンス
●小型でありながら44Hzまでの幅広い低域と優れたSPL性能
●アナログおよびS/PDIF接続が可能。オプションでAES67にも対応

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