「ステレオサウンド・レコメンディッド・ソフト」コラムでは、ステレオサウンドが発売している数多くの音楽ソフトの中から、ぜひ皆さんにお聴きいただきたいソフトを、順次紹介していきます。
今回紹介するのは、弊社が〈シングルレイヤーSACD+CD〉仕様で、クラシックの名演・名録音盤を本国のアナログマスターテープからのフラットトランスファーによってデジタルディスク化している「オーディオ名盤コレクション《クラシック篇》」から、アルベニスのピアノ曲をオーケストラ用に編曲した『スペイン組曲』です。
自ら編曲を手掛けた指揮者のラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスが、エキゾチックなリズムでニュー・フィルハーモニア管弦楽団を躍動させます。本作が1960年代の初出以来、何度も再発を繰り返し、世界中のオーディオファイルから人気を集めているのは、楽曲や編曲、演奏の素晴らしさはもちろんのことですが、このダイナミックでカラフルな演奏をデッカの名エンジニアであるケネス・ウィルキンソンが見事にマスターテープに封じ込めたのも理由のひとつと言えるでしょう。しかも録音会場がロンドンのキングズウェイ・ホールと聞けば、この黄金の組合せに期待に胸をふくらませる方も少なくないはずです。
調整の行き届いたオーディオシステムで再生すれば、その期待はけっして裏切られることはなく、弦楽器が左右に大きく広がり、管楽器や打楽器ははるか奥から聞こえてくるはずです。ケネス・ウィルキンソンがダイナミックの限りに録音した、この魅力的なオーケストラ・サウンドを、ぜひともマスターテープ直送のSACDでご堪能ください。
『アルベニス:スペイン組曲(ブルゴス編)(SACD+CD・2枚組) SSHRS-033~034』
■価格:¥5,500(税込)
■品番:SSHRS-033〜034
■仕様:SingleLayer SACD+CD・2枚組
■ステレオサウンド独占販売品(一部のオーディオショップを除く)
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