「ステレオサウンド・レコメンディッド・ソフト」コラムでは、ステレオサウンドが発売している数多くの音楽ソフトの中から、ぜひ皆さんにお聴きいただきたいソフトを、順次紹介していきます。

 今回ご紹介するのは、1985年にリリースされたスザンヌ・ヴェガのデビュー作のSACD/CDハイブリッド盤です。A&Mレーベルから発表された本作は、25歳の尖った感性を持つシンガー・ソングライターとしての彼女のスタンスを見事に捉えています。プロデュースはアメリカン・パンクの先駆者として知られるパティ・スミス一派のレニー・ケイが担当。バックバンドを従え、アコースティック・ギターを弾きながら表現力豊かに歌われる曲は、否応なく聞き手の心に響いてきます。

 このSACD/CDハイブリッド盤は、米国に保管されているアナログマスターテープからフラットトランスファーにて商品化しています。エンジニアはキャピトル・スタジオのヴェテランとして活躍しているRobert Vosgien氏。小林慎一郎氏による新規ライナーノートでは、スザンヌ・ヴェガという歌い手が誕生したグリニッジ・ヴィレッジの歴史や当時の空気感、本盤ならではのディスクの聴き処などが明らかにされています。ぜひ皆さまのオーディオ・システムでお楽しみください。

『スザンヌ・ヴェガ 「街角の詩」 (SACDハイブリッド) SSVS-009 』

■価格:¥3,850(税込)
■品番:SSVS-009
■仕様:SACDハイブリッド
■ステレオサウンド独占販売品(一部のオーディオショップを除く)

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