Hisense(ハイセンス)から、2023年春の新製品4K液晶テレビが発表された。フラッグシップの「UX」とハイクラスモデル「U8K」は、どちらもMini LEDバックライトと量子ドットフィルターを搭載したモデルで、5月18日の発売を予定している。

75UX 市場想定価格¥498,000(税込)
65UX 市場想定価格¥398,000(税込)
75U8K 市場想定価格¥268,000(税込)
65U8K 市場想定価格¥198,000(税込)
55U8K 市場想定価格¥168,000(税込)

画像: フラッグシップモデルの「65UX」(左)と「75UX」(右)

フラッグシップモデルの「65UX」(左)と「75UX」(右)

 ハイセンスグループは、1969年に中国で創業し、現在は全世界で10万人以上の従業員を抱える。2022年のグループでの売り上げは3.5兆円に達し、同年のテレビ出荷台数世界2位を誇っている。

 日本では2011年からテレビ販売を開始、以後冷蔵庫や洗濯機などの商品ラインナップを拡大、サービスも拡充している。現在はレグザブランドを傘下に収め、TVS REGZAと共同開発した映像エンジンを採用するなど、製品の高画質化にも積極的に取り組んでいる。“Japan Quality”の製品を、“Global Quality”の生産能力で供給できるのが強みと言えるだろう。

 ここでは、そんなハイセンスの4K液晶フラッグシップとなる「UX」シリーズについて紹介する。

 UXシリーズは従来の「U9H」シリーズの上位に当たるモデルで、画面サイズは75V型と65V型の2サイズ展開。製品の性能や技術を重視する、こだわりを持ったユーザーに向けたラインナップだという。

画像1: ハイセンスが、LEDバックライト&量子ドットフィルターを搭載した4K液晶テレビを5月18日に発売。AI機能内蔵の最新映像エンジンが生み出す高画質にも注目だ!

 一番の特徴は、新開発ダイナミックXディスプレイを搭載したことだろう。これは、Mini LEDバックライトと量子ドットフィルターを採用した液晶パネルで、高コントラストと豊かな色再現、広視野角を実現しているのが特徴だ。

 Mini LEDはU9Hの2倍以上の数を搭載したとかで、分割駆動のエリア数も3.8倍に増やし、有機EL並みのコントラスト再現を目指している。ピーク輝度もU9H比で1.5倍をクリアーした(数値はいずれも75型の場合)。

 またこれまでは拡散板と量子ドットフィルターは一体化されていたが、今回はこれを独立構造とすることで、色分布が緻密に保たれ、より純度の高いRGB 3原色を確保(DCI-P3の98%をカバー)できるようになったという。

 パネルは倍速駆動タイプで、表面には低反射処理を加えることで写り込みを低減、偏光子技術を組み合わせることで、斜めからでもみやすい広い視野角を獲得している。

画像2: ハイセンスが、LEDバックライト&量子ドットフィルターを搭載した4K液晶テレビを5月18日に発売。AI機能内蔵の最新映像エンジンが生み出す高画質にも注目だ!

 新パネルを駆動する映像エンジンには、「HI-VIEWエンジンX」があてがわれている。これはTVS REGZAと共同開発されたもので、レグザの2023年モデルに搭載された映像エンジンと同程度の性能を備えているという。

 具体的には「立体感復元超解像技術」やAI顔認識機能を追加した「美肌リアリティーアドバンスド」「AIネット映像高画質処理」「AI放送映像高画質処理」といった高画質化技術も満載だ。

 音質面では、本体下側にフルレンジスピーカーとトゥイーターを各2基、さらに両側面にサイドスピーカー×2、天面にイネーブルドスピーカー×2、そして背面にサブウーファー×2という10スピーカーを搭載。ドルビーアトモスのデコード機能も備えているので、本機だけで3Dサラウンドの臨場感を楽しめる。

 また新たにTVerやNHK+にも対応し、17社の動画配信サービスが楽しめるようになっている(従来は12社)。リモコンには10個のダイレクトボタンを搭載済みで、これを押すとテレビの電源が入り、そのまま配信コンテンツを再生してくれる。

画像3: ハイセンスが、LEDバックライト&量子ドットフィルターを搭載した4K液晶テレビを5月18日に発売。AI機能内蔵の最新映像エンジンが生み出す高画質にも注目だ!

 ゲーム機能関連では、4K/120p入力で0.83msの低遅延を実現。動きの速いゲームでもなめらかな映像を再現できる。VRR/ALLM/AMD FreeSync Premiumといった最新フォーマットにも対応している。

 またUXにつないだHDDに録画した番組を他の部屋のテレビでも再生できる「Anyviewホームサーバー機能」も便利だろう。各テレビをホームネットワークにつないでおくだけなので、設定も簡単だ。この機能は2018年以降の同社製テレビに搭載されている(U9H/U7H/A6H/A6Gシリーズは再生機能のみ)。

 新製品発表会で75UXの画質を確認するチャンスがあった。画質モード「ダイナミック」でデモ映像を見せてもらうと、キラっとしたピーク感もあり、かつ黒はきちんと沈んだハイコントラストな映像が再現されている。クリアーな赤や人肌のグラデーションの細かさも印象に残る。このクォリティで映画コンテンツを再生したらどうなるか、楽しみだ。

画像: 入力端子は本体背面右側に装備する。4系統のHDMI端子はすべて4K/120pの入力に対応している

入力端子は本体背面右側に装備する。4系統のHDMI端子はすべて4K/120pの入力に対応している

 同社では、「2023夏ハイセンス キャッシュバックキャンペーン!!」も予定している。UXやU8Kを始めとするテレビや冷蔵庫、洗濯機などの対象モデルについて、購入前にアプリでガチャを回すと最大10万円がキャッシュバックされるという。購入期間は5月18日〜7月31日で、応募期間は5月18日〜8月14日まで。詳細は同社サイトで確認を!

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