DS Audioから、「DSMaster1」光カートリッジの後継機となる「DS Master3」(¥880,000、税込、6月1日発売予定)が発表された。DS Audioのフラッグシップ機としてファンから長く愛されてきたDS Master1が、第三世代振動系を搭載して進化を遂げている。

 DS Master3の主な特長は以下の通り。

●左右独立LED&左右独立PD(フォトディテクター)
 内部のLED及びPDを左右のチャンネルに独立して設置することで、光学系の位置を最適化。カートリッジの出力が40mV→70mVと大きく増加している。ノイズ量が変わらないまま出力が増加したことで、カートリッジのS/Nが大きく向上している。

●遮光板(無垢ベリリウム)の小型化により遮光板質量が50%軽量化
 左右独立LEDになったことで光学系の位置が最適化され、遮光板のサイズが大幅に減少した。また純度99.9%の無垢ベリリウムの遮光板に変更されたことで50%以上の軽量化も達成している。

●ダイヤモンドカンチレバーを使用
 DS Master3は角柱ダイヤモンドカンチレバーにマイクロリッジ針の組み合わせを採用。カートリッジベース部を一体加工することで剛性を高め、1.6倍太い線で配線することでインピーダンスを低減させている。

画像: DS Audioが、光カートリッジの新フラッグシップ「DS Master3」を6月1日に発売。第三世代振動系を搭載して、S/Nが大きく向上

 また同時発表された「DS Master3イコライザー」(¥1,980,000、税込)の特徴は以下の通り。

●デュアルモノーラル回路設計で、出力も6パターンから選択可能
 DS Master3イコライザーはトランスを3台搭載し、回路はL/Rが完全に独立したデュアルモノーラル設計を採用。またバランス、アンバランス出力を備えており、低域のカットオフ周波数を6種類から選択可能となっている。

●抵抗と抵抗の足をより合わせながら作る手作り基板を使用
 DS Audioの製品では、音楽信号が流れる部分のインピーダンスを可能な限り低くし、音の鮮度を高めるために抵抗ひとつひとつの足を手作業で直接撚り合わせ、プリント基板の上にも裏打ち配線を加えて製造している。

「DS Master3光カートリッジ」の主なスペック

●発電方式:光電型
●チャンネルセパレーション:27db以上(1kHz)
●出力電圧:70mV以上(カートリッジ出力)
●カンチレバー:角柱ダイヤモンド
●カンチレバーボディ素材:超々ジュラルミン
●カンチホルダー素材:ステンレス
●針圧:2.0〜2.2g(適正 2.1g)
●針先:マイクロリッジ針
●質量:7.9g

「DS Master3イコライザー」の主なスペック

●定格出力電圧:500mV(1kHz)
●出力インピーダンス:120Ω
●接続端子:フォノ入力(RCA)、アナログ出力(RCA×3、XLR×3)※XLRは2番HOT
●寸法/質量:W452×H153×D484mm/23kg

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