ノアから、カナダ・アナログマジック社のアナログ・セッティングツール・ソフト「analogmagik V2」(アナログマジックV2)を4月6日(木)に発売する。価格は¥159,500(税込)で、前バージョンの「analogmagik」からのアップグレードにも対応する(¥38,500、税込)。

 同社では2018年に、analogmagikの取り扱いを開始した。これは、テストLPレコードとウィンドウズパソコン(Mac、Linuxには非対応)にインストールした独自のソフトウェアを使い、コンピュータで数値化される設定項目を確認する事で、従来は聴覚と目視に頼らざるを得なかったターンテーブル、トーンアーム、カートリッジなどのアナログ・システムの調整を、簡単に最適な状態に調整出来る理想的なツールだった。

画像: 「analogmagikV2 」の内容物。Test LP 2枚(33 1/3回転用、45回転用)と、ソフトウェアをPCで起動するための「USBライセンス・キー」

「analogmagikV2 」の内容物。Test LP 2枚(33 1/3回転用、45回転用)と、ソフトウェアをPCで起動するための「USBライセンス・キー」

 新製品のanalogmagik V2は、従来のanalogmagikと比べ、利便性を向上させ、さらに画期的な測定項目を追加した新バージョンとなる。その主な特長は以下の通り。

「analogmagikV2」の測定項目
●ターンテーブルの回転速度
●ターンテーブルのワウ・フラッター値
●カートリッジのアジマス(左右傾きバランス)
●カートリッジのVTA(=Vertical Tracking Angle、垂直トラッキング角度)
●スタイラスの天頂角(Zenith Angle)※New
●トーンアームのアンチ・スケーティング力
●フォノイコライザーのインピーダンス
●フォノイコライザーのゲイン
●システム全体の振動値
●システム全体の共振値
●システム全体のチャンネル・バランス ※New
●カートリッジのVTF(=Vertical Tracking Force、垂直トラッキング力、針圧)

 これらの測定をすべてデジタル(数値)化して調整を行う事には大きな意味がある。例えば「アジマス」や「VTA」は、現在市場にあるツールではユーザーが視覚的に調整を行うため、ほとんどのケースで誤差(個人差)が発生する。また今までの調整は、レコードが回転していない状態で行うため、調整後に回転しているレコードに針を下ろせば、「アジマス」も「VTA」も変わってしまう。analogmagik V2はレコードが回転している状態で測定を行うため、実際の音楽再生時と同様の調整が可能になるわけだ。

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